2016年7月30日

大阪・未来創造プロジェクト 続報

大阪・未来創造プロジェクト」の続報です!!
>>前回紹介した記事はコチラ

■大阪・未来創造プロジェクトとは…?
大阪芸術大学と大阪・光の饗宴実行委員会が共同事業として実施するプロジェクトで、大阪芸大の学生と高校生たちが、「OSAKA光のルネサンス2016」のメインプログラムの一つ「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」の作品を制作し、発表・発信するというものです!

これまで、参加者たちは何度か集まり、過去のプロジェクションマッピング作品を見てヒントを得たり、アイディアを出し合ってのディスカッションを行いました。

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また、大阪市中央公会堂の見学も行われ、現地を見ながらイメージをふくらませていました!

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総合プロデューサーを務める大阪芸術大学客員教授の村松亮太郎先生曰く、「プロジェクションマッピングというのは、第一に”建物“の形状を考えなければいけない」のだそうです。
ですから、スクリーンの代わりに建物を使うのではなく、建物を活かした映像表現にしなければ意味がないのです。
大阪市中央公会堂はデザインに余白がほとんどないので、プロジェクションマッピングの対象として非常に難しいそうで、それだけに形状を考えないと見栄えのしないものになってしまいます。

その上、プロジェクションマッピングでは純粋な「白色」を表現することができません。
なぜなら、大阪市中央公会堂の壁自体に色が付いているので、どれだけ強い光を当てても建物本来の色にしか見えないのです。

そんな注意点も踏まえて、学生たちがまず見学したのは大阪市中央公会堂の中。

こちらは「特別室」。

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外から見たこの部分にあたります!

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創建当時、貴賓室として使用された部屋だそうで、天井や壁面には日本神話が描かれています。

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窓はステンドガラスになっており、慶祝の象徴である鳳凰と、大阪市の市章「みおつくし」がデザインされていました。
和と洋が融合した空間!この部屋そのものが芸術品と呼ばれているそうで、細かなところまで趣向を凝らして作られていました。
プロジェクションマッピング制作の参考になるところが多々あったのではないでしょうか?

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見学も踏まえた上で、固まってきたテーマは「今昔」。
大阪市中央公会堂の歴史だけでなく、大阪という都市や街、映像、芸術、テクノロジーの進化なども踏まえて、大阪市中央公会堂が誕生した1916年頃から現在、そして未来を表現したいと話す学生と高校生たち。

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さて、その想いがこれからどう形になっていくのでしょうか?
ブログでも引き続き、このプロジェクトを追っていきたいと思います!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月27日

アートアクアリウム金沢展に向けて学生たちがプレゼン!

現在、堂島リバーフォーラムで開催中の「アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ABC創立65周年記念 アートアクアリウム展~大阪・金魚の艶~&ナイトアクアリウム Supported by 大阪芸術大学グループ」!
みなさんはもうご覧になりましたか?
以前にもこのブログで展示の様子をご紹介しましたが、金魚が舞う幻想的な空間がとっても綺麗なので、まだの方はぜひ足を運んでいただきたいです!
夏休みにもぴったりのイベントですよ♪

さて、そんな「アートアクアリウム展」ですが、東京と大阪での展示の他に、9月16日(金)から10月14日(金)までの間、石川県の金沢21世紀美術館 市民ギャラリーAにて「アートアクアリウム誕生 10周年記念祭 北陸朝日放送開局25周年 アートアクアリウム展 ~金沢・金魚の密~」を開催します!
そして金沢展では、大阪芸術大学の学生たちが考案した作品が展示されることになっているんです!!

>>前回の記事はコチラ

学生たちは、大阪で「カレイドリウム3D」という作品として展示されているこちらの水槽を用いる予定になっています。

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六面体の万華鏡になっているもので、金魚が泳ぐ姿がまるで本物の万華鏡のようにキラキラと見えるんです!

先日、デザイン学科の学生たちが、アートアクアリウムアーティストの木村英智さんに、作品案のプレゼンテーションを行いました。

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学生が考案したものは、全部で3案。

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1つ目は、「赤と黒で織りなされる非日常的空間」という世界観を表現した作品案。
蛇の目傘と障子をモチーフに、映像を使った構想だそうです。

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2つ目は、「金魚をモチーフにした幻想的なブース」と題して、天井から金魚の尾をぶら下げたり、ドレープをつけた幕で異空間を演出する作品。

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最後に提案されたのは、「泡・水の中」というキーワードで、展示空間を泡モチーフの装飾で包み込む案です。

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プレゼンを聞いた木村さんは、
「なんでも映像を使ってしまうのは勿体無いから、アナログで表現できる方法も考えてみてはどうか?」など的確にアドバイス。
また、「ドレープを使うと、多くの人が何気なく触ってしまうかも」「子どもが障子に穴をあけないか?」といった懸念点も挙げられました。

さあ、一体どのアイディアが採用されるのでしょうか?
はたまた、1つに絞るのではなく3つを混合するのも面白いかも知れませんね!
どのようにブラッシュアップされていくのか、乞うご期待!!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月26日

スカイキャンパスで「ラノベ祭り!」開催!!

7月16日(土)、スカイキャンパスで文芸学科主催のイベント「ラノベ祭り!」が開催されました!!

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◎ラノベとは?
ライトノベルの略。
中学生や高校生などの若い世代向けに軽妙な文体でストーリーが描かれていたり、通常の小説より挿絵が多かったりするのが特徴です。

このイベントは、ライトノベルの分野に多くの卒業生を送り出している文芸学科が主催で行っているもので、今回で2回目の開催となります。
ラノベ作家によるトークショーやワークショップ、アニメ上映、展示などが行われました。

メイン会場には、文芸学科客員教授の榊一郎先生、ラノベ作家の高殿円さん、五代ゆうさん、蝉川夏哉さん、津田彷徨さんが登壇!!

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榊先生は、「ファンタジーはいかに書かれてきたか」と題して講演を行いました。

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ファンタジーはここ20、30年で成長したジャンルで、今や多くのラノベ作家が扱っています。
SFとは違い、物語世界の中の法則に理屈が存在しません。
そのため、作者の思った通りの設定で物語が表現できます。
また、ファンタジーに登場するモンスターは伝説や神話が元になっているものも多いのですが、それも必ずしも伝説の通りには表現されていないのだそうです!

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ワークショップ会場では、文芸学科の卒業生でもある八薙玉造先生がワークショップを行っていました!
これは、「CAT&CHOLOLATE」というカードを使って物語を作るゲーム。
迫りくるピンチを、与えられたアイテムカードを使って解決できるのかを腕試し!
カードに書かれたワードを上手く組み合わせてストーリーを作る必要があるんです。
面白そうですね!!

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ライトノベル一色に染まったイベント!!
キャラクター造形学科教授の高橋良輔先生による講演や、演奏学科学生によるアカペラアニソンステージも行われ、芸術学部に属する文芸学科ならではの特長をアピールする場にもなったのではないでしょうか?

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月18日

大阪芸大オープンキャンパス&ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

7月17日(日)と18日(月祝)の大阪芸術大学オープンキャンパスにお越しくださったみなさん、ありがとうございました!

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各学科の制作体験やライブステージなど、今回も盛りだくさんのプログラムでお届けしました。

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2日間に渡る「透明回線」のライブペイント。

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昨日の朝はこんな感じだったキャンバスも…

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本日15時、ご覧の通り完成!!

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制作意図を聞いてみると、「アートサイエンス学科をイメージしており、”枠にとらわれない表現”として、女性と虎を枠からはみ出して描いた」のだそうです。
ちなみに、構図は事前に決めていたそうですが、色使いは即興らしいです!
見事なパフォーマンスに、多くの人が足を止めていました。
透明回線のみなさん、ありがとうございました!

また、映像学科のプログラム「映画用チューリップクレーンの実技・演習」も迫力満点でした!!
私が伺った時には、出演する側のはずの怪獣がカメラマンを担当していました。笑

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大阪芸術大学では、キャンパス内でこんな風に学生たちの撮影現場に遭遇することも、少なくないんですよ。

特別講義も多数実施されました。

17日に開かれたのは、キャラクター造形学科の田中豪先生による「ゲームシナリオの世界」。

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田中先生は、「テイルズ オブ シリーズ」などを手がけられているゲームシナリオライターです。
「テイルズ」人気の理由は、なんと言ってもキャラクターが魅力的であること!
講義では、実際に人気の高いキャラクターを紹介しながら、また人気の出なかったキャラクターも実例に出しながら、「愛されるキャラクターを造形するためには何が必要なのか?」をご教授いただきました。
ゲーム業界に興味のある方だけでなく、キャラクター造形学科をめざす方なら誰しも役立つ講義内容でした!!

また、18日には芸術計画学科卒業生でBALCOLONY.チーフデザイナーの染谷洋平さんによるスペシャルトークショー「アニメ・コミック…オタクカルチャーとデザインの現在」を開催!

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みなさんは、「オタク」ってどういう印象を持たれますか?
少し前まで、漫画やアニメはあくまで子ども向けの娯楽だという風潮がありましたが、現在はオタクカルチャーと呼ばれ、大人もごく当たり前に楽しむ文化として定着していますよね。
今回は、そういったオタクカルチャーの動向によって変化を問われるデザインの在り方について、染谷さんにお話をしていただきました。
例えば一つの漫画雑誌の表紙デザインの変移を取り上げてみても、その雑誌が子ども向けに売られていた時から、次第にオタク向け(大人向け)になっていった時代背景が見えてきて、面白かったですよ!
染谷さんは「アート・デザインをどうやって扱えば良いのかは、芸術計画学科で身に付いたことだと思います」とおっしゃっていました!

次回の大阪芸術大学オープンキャンパスは、9月11日(日)!!
今年度ラストチャンスです、まだ参加されていない方や、もっと大阪芸大のことを知りたくなった方は、要チェック!

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さて、話題は変わりまして!
今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、先週に引き続き、舞台芸術学科卒業生でヴォーカリストの清水美恵さんです!

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前回の放送では、久保田利伸さんのバックコーラスを務めたお話をお聞きしましたが、清水さんは他にも数多くの大物アーティストと共演されています!
どんなすごい方と共演されたのでしょうか?!
また、大阪芸大に来て良かったと思うことや、夢を追う若者たちへのメッセージもお聞きしました!!
さらに、清水さんの今後の活動予定も教えてくださいます。
今夜の放送も、お聴き逃しなく!

「大阪芸大スカイキャンパス」
7月18日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年7月12日

特別美術セミナー「ピカソに触れる」 あなたもピカソ 私もピカソ♪

今日は、第6回 大阪芸術大学 Art lab.『大阪芸術大学グループ特別美術セミナー「ピカソに触れる」 あなたもピカソ 私もピカソの模様をご紹介!!
このセミナーはアートを志す高校生に向けて開催しているもので、これまでに「ピサロと印象派」展、「ミラノ華麗なる貴族コレクション」展、「新印象派」展、「トーベ・ヤンソン」展、「ジョルジョ・モランディ」展といった展覧会開催と合わせて実施されてきました。

6回目となる今回は、あべのハルカス美術館の「ピカソ、天才の秘密」展開催を記念して行われました。

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参加したのは、約50名の高校生たち。
5月28日(土)には美術館を貸し切ってピカソの名画を鑑賞。
そして、6月12日(日)・18日(土)の2日間を使って、美術学科の高田光治先生をはじめとした教員陣から指導を受けながら、作品制作に取り組みました!

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制作課題は、人物写真のパネルを使って、その半身にアートをほどこすというものです。
1本の線を使って好きなところに境界線を設けて、自由な画材・材料・手法を用いて制作が進められました。

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高校生たちそれぞれの制作の様子を見ているだけでも、とても興味深かったです。
油絵具やアクリル絵具を使ってひたすら何かを描く人もいれば、雑誌や新聞を切り抜いてコラージュをする人、

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元の写真の輪郭をなぞりながら抽象的な表現にしていく人や、全く新しい絵を上から描き足していく人もいて、表現の仕方はさまざま!

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そして作品が完成した後は、講評会が行われました。
美術学科の久世直幸先生と森井宏青先生が、作品を見ながら交互にコメント。

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それぞれの作品の良いところはもちろん、「もっとこうしたら更に良くなりますよ」というアドバイスも!
高校生たちにとって、大変励みになったみたいです。

参加者からは、
「ピカソのイメージが変わった」
「自由な発想や表現を形にできるのが面白かった」
「初めて使った画材も多くて、新鮮な気持ちでチャレンジできた」
「他の人と意見を交わしながら作業できて楽しかった」
「自分自身でテーマを見出すいい勉強になった」
「今後、他の人とは違う表現を追求していきたい」
などなど、意欲的な感想を聞くことができました。

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そんな今回のセミナーで制作された作品、みなさんも実際に見てみたくないですか?!
7月17日(日)・18日(月祝)の大阪芸術大学オープンキャンパスでは、「特別美術セミナー 大阪芸大Art lab. 作品展示」を行います♪
既成の枠組みを超えた、独創的な作品をお見逃しなく!!

投稿:島田(企画広報部事務室)