2008年9月8日

大学院・集中講義「伴奏法」

先週94日から6日まで大学院での「伴奏法」(演奏特殊研究III)の集中講義が行われました。講師はアメリカ在住の安田紀子先生。日本ではなかなか得られない伴奏に関する様々な情報を伝えようという意気込みを持って、先生はこの集中講義のためにわざわざ来日してくださいました。
安田紀子 伴奏法 大学院 演奏芸術 演奏特殊研究3
講義は基本的には歌い手とピアニストがペアで演奏し、先生がご指導下さるというワークショップの形態で行われました。
安田紀子 伴奏法 大学院 演奏芸術 演奏特殊研究
この講義の特色はISA(国際音声アルファベット)を取り入れて歌詞の説明がなされている点です。これによりカタカナでは表現し切れなかった母音や子音を細かく系統立てて知ることができました。「伴奏法」という名目ではありますが、ピアニストに負けず劣らず、歌い手にとっても大変有意義な講義でした。
安田紀子 伴奏法 大学院 演奏芸術 演奏特殊研究3
安田先生はとてもわかりやすい言葉や例えで教えてくださるので、少しのアドバイスで受講生の演奏がガラッと変わるのが印象的でした。時には先生ご自身がピアノをお弾きになり、その感情溢れる演奏に皆が聴き入る場面も。先生の温かく、親しみやすいお人柄のおかげで、受講生は伸び伸びと気持ちよく演奏できたようです。
安田紀子 伴奏法 大学院 演奏芸術 演奏特殊研究
9時半から夕方6時までというハードスケジュールでしたが、飽きることなく熱中できる、とても充実した3日間でした。
安田紀子 伴奏法 大学院 演奏芸術 演奏特殊研究

投稿者:大学院・演奏芸術研究室

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