今日は、芸術計画学科講師加藤隆明先生より投稿して頂きました!! 大野浩志(工芸84卒)さんの個展が1月15日から2月5日まで大阪市浪速区元町のギャラリーで行われています。 作品は会場中央に置かれ、床から垂直に積み上げられた焼いた木材プレートがあり、床にはブルシャンブルーの絵具が何層にも塗られたプレートが渦巻き状に展示してありました。この垂直・水平の違いは、同じ木材プレートでありながら、「焼く行為」と「塗る行為」の違いで構成しているようです。また、絵の具が塗られた木材プレートには一枚一枚、年月の記録がなされており、日々の時間と作品が密接であることが分かります。 壁には過去の作品の資料情報と今回の展覧会の期間、このギャラリーで日々作品を制作展示していく試みがなされています。 木材の上に限りなく薄く絵具を塗り、それが乾いたら同じように塗る。そのストイックな制作方法は、作者の自由な身体を強硬に拘束することにより得られる表現であると感じました。 学生の皆さん是非足を運んでください。大野さんは気さく方なので、皆さんの作品に関しての質問などにも快く答えていただけると思います。 特定非営利活動法人 キャズ http://cas.or.jp/index.shtml 報告・加藤隆明 芸術計画学科講師 |