2009年9月30日

平井りゅうじ先生原作のマンガがテレビドラマ化!

 

 大阪芸術大学キャラクター造形学科の客員教授である平井りゅうじ先生原作の漫画「借王~シャッキング~」(作画・土山しげる、リイド社、日本文芸社刊)がテレビドラマ化されWOWOWで放送されます!
借王~シャッキング~」はすでに哀川翔さん主演で過去に映画化(全9作)されていますが、テレビでのドラマ化は初めてです。
 テレビ版の主演は、映画「交渉人・真下正義」の木島丈一郎役などでお馴染みの寺島進さん。
借金まみれの悪徳刑事が、さらに悪いヤツから大金を分捕るという、頭脳と腕力のコンゲーム(Confidence Game:相手を信用させて詐欺をはたらくこと)。痛快ピカレスクドラマ(悪者小説)!

第一話は無料放送なので是非ご覧下さい!! 10月10日(土)の深夜0時から「WOWOWミッドナイトドラマ」として8週連続のシリーズでオンエア!なお、第1話目無料放送!
また、WOWOWでご覧になれない方は、放映後DVD化も予定されていますので、是非そちらでもご覧ください!
 
>>平井りゅうじ先生からのコメント
 「リーマンショックから派遣切り、格差社会に自民党の大敗まで、そういう時代のカオスが、今ふたたび「借王」という作品にスポットライトを当てる要因になったのだろうと思います」。
 「この作品の主人公は、いわゆるヒール(悪玉)ですが、ベビーフェイス(善玉)であれヒールであれ、主人公が確固としたポリシーを持ち、行動し、それが人間の本質的な欲求や期待とシンクロした時に、そこに共感が生まれてキャラクターが起つ(立つ)のだと思います」。
 
投稿者:キャラクター造形学科

2009年9月29日

大阪芸術大学図書館所蔵品展 開催中!

    

所蔵品展は10月3日土曜日まで 
 今回は、
寿岳文章と「美しい書物」-昭和初期の日本における私家版運動-と題して開催されています。

 19
世紀末のイギリス、私家版は、ウィリアム・モリスのケルムスコット・プレスを先頭に造本へと引き寄せられており、書物自体に根ざす工芸美の追求へと向かってゆきます。

 モリスが紙面をデザインした『ジェフリー・チョーサー作品集成』は、その代表的な美しい書物です。

OUA-TVのミュージアム・ライブラリチャンネルで絶賛放送中です!!

 昭和初期、英文学者で書物工芸家の寿岳文章(じゅがくぶんしょう)は、こうした流れの中心となる思想傾向を紹介するだけでなく、自ら進んで「理想の書物の製作の使徒」を志し、「美しい書物」造りに取り組みます。


 寿岳は、昭和6年初春に月刊誌『ブレイクとホイットマン』を、民芸運動の指導者である柳宗悦(やなぎむねよし)と共同で創刊。この雑誌は500部限定で印刷されており、
用紙には特製の手すき紙が用いられ、工芸仲間達との手作りの美しい個人雑誌でした。

今回の所蔵品展の模様は近日放送予定です!!
 さらに寿岳は、昭和7年の暮れに「向日庵(こうじつあん)私版」の刊行に乗り出し、16点が刊行されています。


 この向日庵私版本には、英国の詩人であり、画家、版画家でもあるウィリアム・ブレイク作の「彩飾本」の訳詩付き複製本が3冊含まれています。

 こうした寿岳の私家版には、「著者にへつらうことなく、読者におもねることなく、射利主義の流れから高く遠く離れ、ただただ良心の声のみに耳を傾け、すぐれた内容に美しく正しい装いを与え、思想と工芸との二つの世界を蜜に結び合わせようとするのが私の願いである」という、寿岳の理想主義が貫かれています。

 芸大までお越しになれない方は映像でお楽しみください!!

 大阪芸術大学図書館所蔵品展、みなさんも是非一度お越し下さい。

 また、過去に開催された大阪芸術大学図書館所蔵品展の模様はOUA-TVでも絶賛放送中ですので、是非ご覧下さい!! 
 
大阪芸術大学図書館所蔵品展
『寿岳文章と「美しい書物」
                   -昭和初期の日本における私家版運動-』
10/3(土)まで 大阪芸術大学図書館4階展示コーナー
 


2009年9月28日

ちょっと素敵な住空間をデザイン

    

会場は大阪南港のインテックス大阪☆★ 9月16日(水)から18日(金)にかけて、大阪住之江区にある国際見本市会場・インテックス大阪で、素敵な住まいの国際見本市「LIVING & DESIGN(リビング&デザイン)‐これからの住空間要素展‐」が開催され、大阪芸術大学からもデザイン学科と建築学科の学生たちが出展しました!
 このイベントは、「すまいのリノベーション・トータルインテリア」をコンセプトに、人生の舞台であるわが家をもう一度見直し、リフォームして住みやすい空間を確保、そこに素敵な暮らしを誕生させようと、国内企業はもちろん、イタリア、フランス、韓国などの海外を含め約100の家具、インテリア、住宅関連の企業・団体が出展する国際見本市です。
 会場内もまたデザイン性豊かです!!
 会場には、快適でエコな空間を提案する住空間のコンセプトハウスや、日本を始め世界各国の木工作家の作品を集めた木工家具の作品展示コーナー、デザイン家具の展示販売などのブースが並びました。
 そんな一角に「大阪芸術大学」も出展。デザイン学科長でプロダクトデザイナーの喜多俊之先生の指導の元、今年の春に、イタリアのミラノで開催された世界最大規模のインテリア・家具の見本市「ミラノ・サローネ」に出品した、デザインチェアや、LEDを使った照明器具、集合住宅のデザインプランパネルや模型などが出展されました。
こちらが大阪芸術大学のブース!!
 デザイン学科プロダクトデザインコース4年生の小林新也さんとスペースデザインコース4年生の藤田由加里さんにお話を伺いました。
 
>>来場者の反応はいかがですか?
「専門家の方から学生さんまで幅広い層の方に来て頂き、よい評価をいただきました。座り心地がいいとか、素材の使い方なども評判がよく、いろんな意見を聞くことが出来たので、デザインを見直したり、新しい発想のアイデアになったりして、とてもよかったです!」
 
多くの来場者に足を運んで頂きました!!
 「LEDを使った照明器具をデザインしたのですが、女性の方から『綺麗!買いたい!』と言われて、とてもうれしかったです!努力して創り上げた作品を多くの人に見てもらって、いろんな意見をもらえてよかったです!」
 
 普段の生活の場であるわが家をもう一度見直して、自分のこだわりのインテリアに囲まれて暮らす・・・素晴らしいですね!芸大のデザイン学科には、住居や商業施設などのインテリアやディスプレイなどの空間をデザインするスペースデザインコースや、家具や雑貨、家電、自動車などをデザインするプロダクトデザインコースがあります。みなさんも、できあがったものを使うだけでなく、自分でデザインしてみるっていうのはどうですか?
 
 この見本市の模様は10/1更新のOUA-TV NEWSでも紹介しますので是非ご覧下さい!


2009年9月24日

さんめい苑ギャラリー始めました!!

 天王寺にある障害者活動センター四天王寺さんい苑」では、大阪芸術大学の学生・卒業生による作品展示が行なわれています。それは、介護福祉士を目指している卒業生を通じて「四天王寺さんめい苑」さんから作品の展示をして欲しいという依頼を受けたことから始まりました。
 「四天王寺さんめい苑」の佐々木施設長をはじめ、スタッフの皆さんは、非常に熱心な方々で、視覚に訴える空間作りを考えて欲しいとのことでした。
天王寺駅から徒歩7分のところにあります。 "施設内を活気溢れる雰囲気にして利用者の皆さんに楽しんでもらいたい!!そして、地域の皆様方の潤いの場所となっていきたい!" という、熱い思いに共感した大学院芸術研究科博士課程(後期)芸術制作デザイン(写真)領域神尾康孝さんを中心に、7月末からさっそく展示を開始しました。

 まずは、大学院芸術研究科博士課程(後期)芸術制作工芸(染織)領域の前川多さんの染織の作品です。2009年9月10のブログにも掲載されている前川多仁さんですが、さんめい苑での展示の作品は、赤を基調としたろう染めの中に動物やロケット・飛行機、武器などが描かれています。おもちゃ箱をひっくり返したような、子供の頃の忘れかけていた気持ちや忘れたくない心を彷彿させる作品です。

前川多仁さんの作品『正義の惑星 / A planet of justice』

『正義の惑星 / A planet of justice』 ろう染め・シルクスクリーン 2500×4000 mm

芸大生の作品が苑内を彩ります!!日置智也さんの作品『MJ,0606』

 また、大学院芸術研究科博士課程(前期)芸術制作彫刻領域の日置智也さんの作品は、木の葉がアクリルケースの中で造形美を形成しています。葉の色は時と共に変化していくことでしょう。変わっていくものと変わらないもの、そして、確かなものと不確かなもの。日置智也さんの作品からは、自然との共存を感じます。

『MJ, 0606』 葉、アクリル  H400 W280 D45 mm 2006年

北村章さんの作品『a sacred tree』

 そして、卒業生(大学院2009年3月修了)北村さんの作品は、昨年12月に図書館で行なわれた「展FINAL in 図書館」でも展示された「a sacred treeと「河南町」の他、新作も展示されています。展示場所によって違う顔を見せるこの2作品をまた、是非「さんめい苑」でもご覧ください。

『a sacred tree』  mixed media   1800X1500 mm 2008

北村章さんの作品『face』
 この4月から大阪府の教員採用試験に合格し、八尾市の中学校で美術の教員をしている北村章さんの新作は、3月に卒業旅行で行ったニューヨークで出会った人たちの顔を描いた「face」です。性別、年齢、人種を超えたボーダレスのつながりを求めての5人の顔です。額は、北村章さんの特徴である木屑を使っての作法です。コントラストを効かせて描いたという「face」は、遠目から見ると本当に絵から飛び出してそこに存在するように感じます。

『face』  木屑、絵の具   550×400 mm 2009年

別パターンの『face』

 もう一つの「face」は、布に墨と油と絵の具で描かれた6 mの大作です。特に瞳には、力を入れて描いたとのことです。少年の瞳に映るものは何なのか!?皆さんも是非、確かめに来てください。

『face』  墨、油、絵の具   200×6000 mm 2009年

おだこうへいさんの作品『グレープマンション』

 9月12日からの


2009年9月22日

本年度もキャンパス見学会にお越し頂き、ありがとうございました!!

   

今年は天気も良くてキャン見日和でした☆★ 9月20日・日曜日と21日・月曜日、大阪芸術大学のキャンパス見学会が行われました☆★

 天気予報では台風接近との情報もありましたが、世間ではシルバーウィークということもあり、遠方から多くの受験生や保護者の方々に見学に来て頂きました。皆さん、本当にありがとうございました。

 普段は入ることのできない大学の施設を、自由に見て回ることができるこのキャンパス見学会。説明会や作品展覧会の他に、実習体験コーナーや学生たちによるミニコンサートなど学科の特色をアピールする様々なイベントが行われました。
 

芸大の魅力がしっかりと伝わったでしょうか?

 また、入試課による個別相談コーナーでは、進学に対する疑問や不安を相談したり、プロのアーティストである先生方から作品制作のアドバイスや、演奏のレクチャーを受けることもできます!!

 そして今年は、来年度新たに開設される、初等芸術教育学科の説明会も行われ、会場には多くの来場者が集まりました。さらに、アンケートに答えてくれた来場者には学生がデザインした芸大オリジナルタンブラーがプレゼントされ、芸大らしい、アートに溢れたデザインが人気を集めました。
 

実際に教授陣に指導してもらえます!! 実際来て、見て、触れて、芸大の魅力たっぷりのこのキャンパス見学会!!来て頂いた方々には大阪芸術大学がどのように見えたのでしょうか?

 また『受験勉強が忙しくてキャンパス見学会に参加できなかったよ?!!』という受験生!!心配要りませんよ!!

 芸大グループの様々な情報を発信しているOUA-TVにて、今年のキャンパス見学会の模様が映像でご覧頂けます!!是非そちらをご覧になって、芸大の雰囲気を感じてもらえればと思います!!
>>OUA-TV キャンパス見学会特集!!

受験生の皆さんに桜が咲きますように・・・。 それでも、受験生にとっては映像ではわからないこと、直接聞きたいことなどもたくさんあるかと思います。
 
 そこで、芸大ブログでは受験生からの声を募集します!!ブログ見ました!」とか、「芸大のこんなところを知りたい!」など『芸大を志望する受験生からの募集』を是非お待ちしています☆★
 
 宛先は『ouatv-otayori@osaka-geidai.ac.jp』まで!!皆さんからの投稿、お待ちしています!!

 来春、皆さんが芸大生となって再びお会いできることを楽しみにしています☆★