現在、学内では「大学院作品展–博士課程後期(造形系)–」が開催されています。この作品展も学位(博士)を取るための公開審査が行われる予定になっています。
芸坂を上がると芸術情報センター前に展示されている木の造形物がすぐ目を惹きます。以前、ブログでも紹介したことのある尾崎実哉さんの作品です。写真の左側が『天の浮橋』、右側が『さ昇り』という作品です。尾崎さんの作品は「遺物・遺跡に刻印された古代の記憶をモチーフにした木の立体造形」です。
情報センターに入っても尾崎さんの作品が各所に展示されており、その作品たちに導かれるように展示ホールの会場へと入っていきます。コチラの会場には石川知さんの絵画が展示されています。石川さんの作品は「絵画における「無意識の具象化について」」という研究テーマです。どの作品も怖い夢に出てきそうな強烈なインパクトをもった作品ばかりです。写真の一番手前の作品は『天竜』という作品。
それとパイプオルガン前で着々と準備が進められているのは門脇光美さんの作品です。本格的な音響と照明の設備を持ち込み、壁面に映像を映し出して舞台が制作されています。
アートホールの回廊部分には写真作品と屏風のようにして制作されたグラフィックデザインが展示されています。
いつもなら昭和期の日本を代表するグラフィックデザイナー早川良雄さんのタペストリーが吊られているワイヤーにも今回のために制作されたものに替えられています。門脇さんの作品は「マンネリズムの見直しを通して見出された美」というテーマに基づくもので、出来上がった舞台で身体表現(舞踊)によるパフォーマンスも含めてアートホール全体の空間が審査されます。“デザイン”という研究領域の作品発表としては特異なものになる予定です。どなたでも自由に見ることができますので皆様是非アートホールにお越しください。
この3名の方の公開審査は明日1月14日(水)。いずれも芸術情報センターにて行われます。 ・門脇光美さん 13:00? (アートホール及び回廊部分) ・尾崎実哉さん 13:30? (エントランス及び展示ホール) ・石川知さん 14:00? (展示ホール)
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