3月14日、日曜日。青い空が広がった大阪城公園近くのいずみホールにて大阪芸術大学卒業演奏会と大学院博士課程[前期]修了作品演奏会が開催されました。
学部卒業生15名と大学院修了生3名、それぞれピアノ、声楽、管弦打の専攻生たちによる今までの学びの集大成とも言えるコンサートです。
新型コロナウイルス感染予防対策として会場、音楽マネージメント、大学と相互連携をとり、お客様の人数、座席配置、換気、検温、消毒を徹底。
また出演者も検温、手指消毒は勿論のこと、食事の環境などにも気を配っての演奏会でした。
演奏会はとても音楽的に充実した内容となりました。出演者の在学中の研鑽が音楽を通じて感じられ、少ない人数のお客様ではありましたが、大変熱のこもった拍手をいただきました。
ウィーンの学友協会を模したという美しいホールの中、ひたむきで、真摯な、若い情熱にあふれた演奏が続き、大阪芸術大学の演奏学科、および大学院の学生の層の厚さをも感じる演奏会でした。
コロナで、舞台芸術は表現の機会を失いがちです。
そのような時にいずみホールという響きも素晴らしいホールにて卒業演奏会および修了作品演奏会が開催されたことは喜びであり、卒業生のみならず学科全体にとっても大きな励みとなりました。
頑張っていればこういう演奏の機会は必ずある、来年も、再来年も…と、今後の大学での学びの刺激ともなる大きな意義を持ったコンサートでした。
投稿:演奏学科合同研究室(文責:仲道祐子教授)