12月6日 日曜日、大阪芸術大学演奏学科及び音楽学科の「学生によるピアノ演奏会」が梅田のザ・フェニックスホールにて開催されました。
この演奏会は当初、4月に開かれる筈だったのですが、コロナ禍の為延期となっておりました。
今回もコロナは心配であることに変わりはないのですが、芸術活動と学生の発表の機会がコロナによって閉ざされてはいけない、と、取りうる限りの対策をしっかりとって、開催となりました。
出演者は10名。
厳しいオーディションにより選出された演奏学科ピアノコースと音楽学科教育コースの学生たちです。
バッハから近現代まで、さまざまな時代の大曲に取り組みました。
コンサートの2週間前には本番さながらのドレスリハーサルもあります。
曲の解釈や演奏に対する教員によるアドバイスは勿論、ステージマナーも徹底的に見直します。
更に、プログラムノートも自分たちで書き上げます。
演奏するだけではなく、曲の背景を調べたりと、さまざまな角度から楽曲に取り組みました。
コンサート当日、観客は大学関係者と出演者ご家族のみとなりました。
非公開に近い限定公開ですが、学生たちはしっかりと日頃の成果を発表しました。
限られた人数ではありましたが、ご来場されたお客様からは熱い思いのこもった拍手をいっぱいいただきました。
コロナ禍でさまざまなことが自粛となり、生活の中にも我慢が強いられる毎日です。
そんな中、芸術の持っている大きな力を肌で感じることとなった演奏会でした。
投稿:演奏学科合同研究室