2019年8月29日

工事現場のイメージシートを芸大生がデザイン!

兵庫県神戸市に本社がある湊建設工業株式会社(代表取締役社長・松岡克彦様、本学建築学科卒業)と大阪芸術大学デザイン学科で産学連携事業を行い、工事現場で使用する仮設足場に掲げるイメージシートの作成を行っています。

デザイン学科2年生「デジタルアーツⅠ」の授業(担当教員:天野真由美先生、小林 文先生、前田高志先生)で取り組み、この度、デザイン案が完成して湊建設工業株式会社様より、採用された学生が7月5日(金)に表彰されました。

最優秀賞にデザイン学科2年生・吉川由莉さん、優秀賞にデザイン学科2年生・古谷拓都さんの作品が選ばれ、吉川さんの作品がイメージシートに使われることになりました。

最優秀賞の吉川さんの作品コンセプトは、神戸の会社であることを一目で分かってもらうため、背景にポートタワーをはじめとした海辺の景色を使用し、色々な方が目にする物なので、さわやかで親しみやすい優しいタッチのイラストを目指したとのことです。
また、手前の人物は白く縁取りして、奥の景色は淡い色で描くことで奥行きを感じられるように工夫されています。

また、優秀賞の古谷拓都さんの作品コンセプトは、『未来に高く飛び立つ景色』です。湊建設工業様が造り続けてきた建物、神戸の町を見下ろす様に描きました。
「建設を通じた人と人との出会いを大切に」、「和を以って貴しとなす」という会社方針で、技術や信頼の向上を目指すように翼で高く飛び立つワクワク感と町の賑やかさを表現したとのことです。

まだ神戸の街の工事現場でイメージシートは見ることはできませんが、きっと新しく出来る建物も喜んでくれていると思います。 

今秋にはイメージシートが完成すると聞いています。早く神戸の街で見られるのが楽しみです。


↑現在、使用されている湊建設工業様のイメージシート(足場中央部)


↑最優秀賞・吉川由莉さんの作品


↑優秀賞・古谷拓都さんの作品


↑左より湊建設工業㈱松岡様、吉川さん、古谷さん、湊建設工業㈱山根様、小林先生

 

(報告者 就職課 川村良広)