2017年8月10日

アートサイエンスシンポジウム開催!!

高校野球が盛り上がっていますね!!
ABC朝日放送の中継では、イニング間に大阪芸術大学のワイプCMがオンエアされていますよ♪
また、今年は全画面の30秒CMも新作です★
その中でも、新学科 アートサイエンス学科をイメージし、VRの音ゲーをモチーフにしたCMが放送されていますが、みなさんはもうご覧になりましたか?

さて、アートサイエンス学科と言えば!
8月2日(水)に、大阪国際会議場で「アートサイエンスシンポジウム」が開催されました。


アートサイエンス学科の教員を中心に、世界で活躍するクリエイターや研究者が集結し、アートサイエンスの現在、そして未来を語り尽くすという内容で行われた今回のシンポジウム!

トップバッターを務められたのは、アルスエレクトロニカ アーティスティック・ディレクターのゲルフリート・ストッカー客員教授。

 

「アートとサイエンスのコラボレーションというのは、クリエイターとエンジニアが一緒にいれば実現するというものではない。
アートとサイエンスの中間に立てる人が必要だと考えます。」
と話されたストッカー先生は、大阪芸大のアートサイエンス学科に期待を込め、これからのアートサイエンスのあり方について語られました。

続けて、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)知能ロボティクス研究所所長 萩田紀博教授が登壇。

 

萩田先生の話によると、古代ギリシャの言葉「テクネ」は、技術や技法、才能、芸術という意味があり、「アート」と「テクニック」の語源だと言われているそうです。
つまり、アートとサイエンスは元々は1つの言葉で、古くからアートサイエンスが存在していたということになるんですね!
講演では、萩田先生が研究されているロボット業界のことをメインに、大阪芸大のアートサイエンス学科の学びについても、たくさん紹介されました。

次に担当されたのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ副所長 石井裕客員教授です。

 

石井先生は、1997年に「Tangible Bits(タンジブル・ビッツ)」というインターフェイスの形態を提唱されました。
実態のない情報に形を与え、直接触れて操作することを可能にするというもので、例えば、瓶のフタを開けると、録音された音楽が聴こえてくる仕組みなどを表現されています。
そして、近年新たに研究されているのが、未来の情報処理ビジョン「Radical Atoms(ラディカル・アトムズ)」。
「テクノロジーは1年も経てば廃れると言われています。未来に向けてどういう視点を持って研究するかが大事です」と、石井先生は話されました。

続いて、ライゾマティクス アートディレクターの木村浩康さんと、ライゾマティクス プログラマーの塚本裕文さん。

 

ライゾマティクスは、メディアアートと産業、企業とのコラボレーションによって、社会に大きなインパクトを与えることを目的として2002年に誕生、2006年に法人化されました。
アートディレクターとプログラマーが2人3脚で、さまざまな表現活動に取り組まれています。
今回紹介されたのは、東京23区の地域ごとのデータをグラフィックで表現するという「23cells」というもので、人口や働いている人の数などが色や動きの速度、大きさなどで視覚的にわかる仕組みになっています!

休憩を挟んだ後は、チームラボ代表の猪子寿之客員教授が登場!

 

“ウルトラテクノロジスト集団”として、デジタルアートを中心に幅広い作品を手がける、チームラボ!!
チームラボが掲げるテーマの一つが、「Body Immersive」。
身体ごとアートの塊へ没入することによって、自分とアートの境界が曖昧になる体験です。
チームラボが手がけたさまざまな作品が紹介されました。

続いて、NAKED Inc.代表の村松亮太郎客員教授が講演されました。

 

東京駅の3Dプロジェクションマッピングをはじめ、東京公立博物館特別展「京都-洛中洛外図と障壁画の美」、「FLOWERS by NAKED」など、テレビや広告、ミュージックビデオ、空間演出とジャンルを問わず活動している村松先生。
昨年は、大阪芸大の学生や高校生たちとでプロジェクトを組み、大阪市中央公会堂のプロジェクションマッピングも制作しました。
村松先生は何をつくるにも「非日常だけど日常であるブランディングを大切にしている。意味なくやるのではなく、リアルなその場所での意味を考えて表現しています」と話されました。

そして最後には、講演者が全員集まってのパネルディスカッション!!
アートサイエンス学科長 武村泰宏教授と、Bound Baw編集長の塚田有那さんがファシリテーターを務め、アートサイエンスの発展のために必要な教育のあり方や、それぞれのものづくりの原動力についてなど、さまざまなことが討論されました!

 

このようなトップクリエイターや研究者の方々が一堂に会することは、滅多にないのではないでしょうか!?

開設からまだ半年のアートサイエンス学科。
これから、学生たちはどんなことを学び、どんなを表現するのか!?
注目です!!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年7月25日

デザイン学科卒業生 中村佑介さん 講演会

今日のブログは、「ヤバT」に引き続き、7月17日(月祝)に行われた大阪芸術大学オープンキャンパスのプログラムの中から、特に人気だったものをピックアップしてご紹介します!!

総合会場である総合体育館第1アリーナでは、デザイン学科卒業生でイラストレーターの中村佑介さんによる講演会が行われ、多くの方が集まりました!!


中村さんは子どもの頃から、将来絵を描く仕事がしたいと思っていたそうです。
しかし、”絵=仕事”という考えから、絵を描いて遊んだことは全くなく、ひたすら画力を上げる練習に力を注ぎ、デッサンを磨き続けたと言います。
元々絵を描くことが趣味でイラストレーターになったという人は大変多いと思うのですが、中村さんは幼い頃からそのようなプロ意識を持たれていたんですね!


高校時代、そして大阪芸大に入学した後も、中村さんが描いていたものはひたすらデッサンばかり。
絵を描くことを趣味としていなかった中村さんには、”描きたい絵”というものがなかったそうなのです。
現在の中村さんのイラストと言えば、黒髪に横顔の女の子をイメージする人も多いのではないでしょうか?
当時の作品には女の子のイラストなんて1枚もありません。

一体どのようにして、中村さんのスタイルが誕生したのか!?

中村さんが大阪芸大に通っていた頃は、女の子のキャラクターが出てくるゲームがヒットしたり、それまで子ども向けだったアニメも一般的に受け入れられるようになりつつある時代でした。
外国人をモデルにしたイラストや、ピンク色の髪の毛のキャラクターなどが世の中に溢れる中、中村さんはあえて”自分の好きな女の子”を描きたいと思い、この頃からセーラー服や黒髪の女の子を描き始めたそうです。
しかし、当時は”日本人=ダサい、地味”というイメージが強く、「西洋的なイラストに、なぜわざわざ田舎くさいモチーフを?」と言われたそう。
それでも中村さんは、”イラスト=都会的”を打ち破ろうと、とにかく田舎っぽいイラストを描き続けたと話されました。

「田舎の大阪芸大だからこそ、都会の人が知らないものを描いて伝えようと思った。喜志駅とか、芸大付近の田舎くさい空気感、木造のバスや建物など、とにかく身のまわりにあるものを描き続けることにした!」

また、大阪芸大で作品を制作する中で、「世間に受け入れられるためには、同じように絵を描く人に評価されるのではダメ」とも感じられたそう。
注目したのは、大阪芸大の中でも絵を描かない・尚且つ大学の外とも交流が盛んな学科…舞台芸術学科の学生たちに認められたら=世の中にも認められる!というもの。
思い立った中村さんは、線画の引き算などで着色を工夫して努力を重ね、ある時ついに舞台芸術学科の公演のパンフレットを手がけてほしいというオファーがきたのだとか!

中村さんのイラストは、大阪芸術大学での日々の中で、確立していったんですね!!

さあ、そんな中村さんのイラストの変遷、気になりますよね!?


現在、大阪芸術大学スカイキャンパスでは、「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」を開催中!!!
イラストレーター15周年となる中村さんのこれまでの15年間を切り取った作品展です。

 

プロとして手がけられたイラストはもちろんですが、オープンキャンパスで語られた学生時代の中村さんの作品も展示されていますよ!!

 

また、完成したイラストだけでなく、そのイラストの下描き、直筆の線画なども並べて展示しています。
この展覧会に来れば、中村さんがどのようにしてイラストを描き、現在に至ったのかがわかるかも!?

 

みなさん!ぜひ、お越しください★

芸術計画学科の学生もスタッフとして活躍中です!

 

「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」
2017年7月15日(土)~9月18日(月祝)
11:00~19:00(入場は18:30まで)
大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階)

入場料:一般当日券 800円
※高校生以下無料!(生徒手帳を提示)
※大阪芸術大学グループの在校生も無料!!(学生証を提示)

>>詳細はコチラ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年7月22日

大阪芸大にヤバTが帰ってきた!

今日のブログは、7月17日(月祝)に行われた大阪芸術大学オープンキャンパスのプログラムの中から、特に人気だったものをピックアップしてご紹介します!!
 

何やら、大阪芸術大学がヤバイことに!?
オープンキャンパス開催中、来場者のみなさんが、1つの教室に吸い込まれるように次々と集まってきました!
これはただならぬ人気ぶり!!
一体どんなプログラムが用意されているのか…?


登場したのは、今若者たちの間で大人気のバンド「ヤバイTシャツ屋さん」(通称:ヤバT)です!!


こやまたくやさん(Gt.&Vo./映像学科卒業生)、しばたありぼぼさん(Ba.&Vo./映像学科卒業生)、もりもりもとさん(Dr.&Cho./芸術計画学科卒業生)による編成で、在学中から大阪を拠点に活動し、サマーソニックやROCK IN JAPAN FESTIVALといった大型ロックフェスティバルにも多数出演されています。
そして、昨年・2016年に、ユニバーサルミュージックから華々しくメジャーデビュー!!!
全国ツアーも全公演完売し、各地のフェスでも入場規制を連発するなど、世間を騒がせている話題のバンドなんですっ★


私も彼らが在学中の頃から、学園祭や大学外のイベントなどでライブを拝見してきました。
芸大の最寄駅を歌にした「喜志駅周辺なんもない」や(※喜志駅周辺にも、素敵なスポットはたくさんあります!笑)、ネコを飼いたいという想いを伝える「ネコ飼いたい」など、なんとも意表をついた楽曲がとても印象的!
なんだか、すごくクセになるんですよね!


そんな彼らの独創的なスタイルが若者たちの間で大流行!!
一体どんなプロデュースの結果、このような人気を得たのでしょうか!?

今回は、芸術計画学科のプログラムとして、”ヤバTのつくり方”(?)について1時間のトークショーを行っていただきました♪


ヤバTの売り出し方として上手いなと思うのは、SNSの使い方。
こやまさんは、
「芸大生の中には、作品をつくるだけで満足する人も結構いるけれど、僕は自分の映像作品を多くの人に知ってもらいたいと思う。だから、アカウントをつくって、面白いことをつぶやいて、まずは色んな人に注目してもらえるように努力しています。すごく良い音楽をつくる人でも、それを知ってもらう方法がわからないでくすぶっているのを見ると、もったいないと感じます。」
と話されました。
こやまさんと言えば、バンド活動だけでなく、在学中に自主制作したアニメ「寿司くん」でも大ブレーク!!
寿司くんとヤバTそれぞれ、SNSをきっかけにして多くの人に認知されるようになりました。
SNSを活用するのは、今どきですね!!

また、大阪芸大の魅力について、しばたさんは、
「私は、映像だけでなく、舞台音響とか、色んな”学びたいこと”がありました。
大阪芸大には、さまざまな学科があり、自分のやる気次第で他学科の授業も受講することができるところが良いです。私は映像学科を選んで入学したけど、芸大にいれば、映像以外のさまざまな芸術が学べるんです!だから、みなさんも1つ学科を選んで入学して、入学した後は色んな学科のことを学んで、サークルにも入ってください!」
と高校生たちに熱いメッセージを贈ってくださいました。


ヤバTのみなさん、オープンキャンパスを盛り上げてくださってありがとうございました!!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年7月16日

今日と明日 オープンキャンパス開催!!

今日の大阪はすっごく暑かったですね!!
最高気温は33℃を超えたそうです。
少し外に出ただけで、汗が止まりませんでした!

そんな暑さにも負けず、大阪芸術大学ではオープンキャンパスが開催されました★
ご来場いただきましたみなさん、ありがとうございました!!

そして、オープンキャンパスは明日・7月17日(月祝)にも開催いたしますよ~!
そこで、今日のオーキャンの様子を”撮って出し”でお届けしようとブログを書いています!
※撮って出し…放送業界用語。編集する時間がないような素材を、そのままの状態で放送すること。
 転じて「速報」「撮りたてほやほや」という意味。

 

こちらは、総合体育館2階第1アリーナの総合会場
各学科の個別相談ブースや、体験コーナーなどで盛り上がっています!


前回も大人気だった缶バッジワークショップも、実はちょっとリニューアル。

 

何が違うのかと言いますと…パソコンで描いたデジタルイラストや、その場で撮ってもらった自分の顔写真を缶バッジにすることもできるようになりました★
記念におひとつ、いかがですか?

 

その総合体育館の前では、何やら涼しげな催しが。


こちらは、「デザイン学科×DENTSU TOPPA」の産学連携プロジェクトによって誕生した「ララバブラー」という装置です。
どういう仕組みでシャボン玉が飛んでいるのかと言いますと、参加者が振っているタクトにBluetoothが仕込まれていて、タクトの動きに反応しているのだそうです!
写真ではわかりませんが、指揮に合わせてクラシック音楽も流れてきますよ。

 

 

写真学科がある16号館前には、ヘリポートが!?


見上げてみると…ヘリ!


…ではなく、ドローンが飛んでいます!
静止画に留まらず、映像表現にも果敢に挑戦する写真学科。
デジタル一眼レフカメラを使った動画撮影や、今話題のVR表現、水中撮影など、さまざまな授業を展開しています!
そして、ドローンを使った表現技法も、これからどんどん取り入れられていく予定です!
※このプログラムは急遽開催が決まったため、パンフレットには記載がございません。
 ドローンデモフライトの時間は、11:00~/14:00~予定。

 

 

「暑いな~ちょっと休憩したいな」と思った方は、学内の食堂や喫茶店に入るのも良いのですが、私がオススメしたいのは芸術計画学科のプログラムです。
9号館4階の学生企画室というところへ寄ってみてください。
すると、入り口でこんなお札を渡されます。


ん?500テテテ。テテテってどこの国の通貨だっ!?


中に入ると、とっても優しいカフェのお姉さん、そして無口でクールなお兄さんがお出迎え。
この時計が3時になると、あることが起こって…?


パフェとドリンクがいただけます♪


どんなことが起こるのかは、あなたの目でお確かめください★

ちなみにこの「テテテのおはなし」、芸術計画学科の学生5人で活動している自主企画グループ「Makers」によるもので、設定や演出も全て学生オリジナル!
今回は「おかしこうじょう(3じ)」のアトラクションで、他にも色んな”おはなし”があるのだとか!?
今後の活動からも目が離せません。

 

この他にも、各学科では、制作体験、演奏会、作品展示などさまざまなプログラムが行われています!!

 

 

さらに、明日・17日(月祝)限定プログラム!!
★デザイン学科卒業生でイラストレーター 中村佑介さんによる講演会&合評会
★大阪芸術大学出身!今若者に大人気のバンド「ヤバイTシャツ屋さん」トークイベント
★TVアニメ「ハンドシェイカー」監督 金澤洪充さん(映像学科卒業生)と シナリオ&ノベライズ作者 八薙玉造先生(文芸学科卒業生・現講師)によるスペシャルトークショー
など、豪華なスペシャルイベントも開催します。

7月17日(月祝)のオープンキャンパスにも、ぜひお越しください!!
(また、ブログでも様子をお伝えします!)

 

*オマケ*
一見普通の写真に見えるこちら…


近くで見ると、一部は色鉛筆で描かれています!

 

こちらは初等芸術教育学科で紹介されていた学生の作品。すごい!
みなさんもオーキャンでたくさんの「びっくり」に出会ってください♪

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年6月28日

人権教育特別講演会『「見た目問題」ってなぁに?』

6月23日(金)、人権教育特別講演会『「見た目問題」ってなぁに?が開かれました。
講師は、本学映像学科卒業生の薮本舞さん。
薮本さんは、全身アルビノ・弱視として生まれました。


みなさんは、アルビノという症状についてご存知ですか?

アルビノとは、メラニン(色素)の生合成に係る遺伝情報の欠損により、先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患です。
それぞれの症状には軽重があるものの、全身の皮膚の色素欠乏(白色皮膚)、頭髪や眉毛・睫・体毛などの色素欠乏(白色だけでなく、灰色や金色、茶色の方もいます)、虹彩の色素欠乏による羞明(まぶしがること)及び眼底網膜の色素欠乏による視力低下など。
人間だけでなく動物にも当てはまり、赤目の白ウサギや、白蛇、ホワイトライオンなどが挙げられます。

いくつかの遺伝子の変異が原因になることが知られていますが、どの遺伝子が原因なのかを症状のみから見分けることはできません。
そして、アルビノの原因となる遺伝子は常染色体劣性遺伝ですので、遺伝子の片方のみを受け継いでいる人(保因者)には症状は現れず、保因者同士の遺伝子の変異を受け継いだ時にアルビノになります。
また、原因となる遺伝子は複数あるため、アルビノ同士の次世代が必ずしもアルビノになる訳でもないそうです。
アルビノの頻度は1~2万人に1人程度と推定されていますが、保因者は50~70人に1人程度と言われています。
つまり、保因者は珍しくなく身近なものなのです。
 

講演会のテーマとなる「見た目問題」には、さまざまな悩みが存在します。
例えば、円形脱毛症、単純性血管腫、眼瞼下垂など。
共通するのは「生命への危機感がない」「緊急性がない」「機能障害がない(ことが多い)」等で、身体障害者には該当せず公的支援の対象にならない事例が多いそう。
しかし、外見が原因で起きる差別やいじめ、コンプレックスによる対人関係の悩み、引きこもりや孤立など、大きな問題がたくさん存在します。


アルビノ当事者である薮本さん。
薮本さんの髪の毛や肌も、ご覧のように白いです。
また、視力も低く、太陽の光が眩しいので、子どもの頃からサングラスを着用したりしていたそう。

薮本さんは、いじめなどに合うことはなかったそうですが、アルビノであることで”見えない壁”をずっと感じて生きてきたと言います。
その壁について、「一緒に参加していても、本当の意味でその場に参加できていないような感覚」と話されました。
視力が低いので、運転免許証を取ることができなかったそうです。
また、就職活動の時には、見た目を理由に、採用を断られるということも多々あったのだとか…。

そういった経験を経て、薮本さんは2007年に「アルビノ・ドーナツの会」を設立。
アルビノ当事者や当事者家族、友人同士の交流会を開催し、また他団体とのネットワークづくり、アルビノについての講演会、メディアの取材対応などにも応じ、啓発活動にも積極的に取り組まれています!


そんな薮本さんですが、最近では「見た目問題×アート」に注目されているそうです!!

例えば、見た目問題を抱えた人がモデルとなる写真展にも参加されています。
この写真展は、当事者の姿を見てもらい、その問題を一般の人にも広く知ってもらうことを目的としたもの。

さらに、アルビノの人をモデルとして起用したファッションショーにも出演されました!
これまでは、人に見られるのが嫌だったのだそうですが、ファッションショーの時には、人々の視線を一身に受け止められたそう。
ファッションの力で、アルビノの偏見を断ち切れたと話されました。
(ちなみに、この日薮本さんがお召しになっていた衣装も、ファッションショーを手がけられたデザイナーの方の作品だそうです♪)

そして、薮本さんは大阪芸大での日々をこんな風に語ってくださいました。
「みんなができることができない…だから、自分にしかできないことをやろう!と思って大阪芸大に入学しました。
芸大に来ると、ピンクの髪の人とか、奇抜な学生がたくさんいました。まわりが個性的過ぎて、私の見た目のことを話題にされることがほとんどなくて…個性を大切にする環境だったので、今までで一番フラットに過ごせたと感じています。」

“人と違って当たり前”だという意識や、違いを楽しめる姿勢が大切なのだと教えてくれた薮本さん。
素敵な講演をありがとうございました!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)