舞台芸術学科 第16回定期公演(大阪公演)が7月22日(水)・23日(木)に無事終了しました。 昨年度の『日陰でも110度』に引き続き、本年度は、日本ではこれまで未上演であったブロードウェイ・ミュージカル『アレグロ』の上演となりました。
9月16日(水)には、東京公演を東京国際フォーラムにて行ないます。 今回は、舞台芸術学科定期公演について、これまで学生たちの指導をされてきた舞台芸術学科・浜畑学科長に伺いました。
学外公演が始まってから16年目となりました。舞台芸術学科は大変忙しいところで、教師も学生も授業の他に常に何らかの発表や公演に追われています。 最初は学内の教室での発表に始まり、小さいながら実験的な発表が出来る20号ホールでの公演、そして学科に付属する芸術劇場の舞台も使って腕を磨いて行きます。その他に「氷山ルリの大航海」「御時幻影」のような大阪芸術大学グループ(学校法人塚本学院)制作の舞台もあるのです。 そして、2回生の後半からは学外公演に向かって準備が始まります。仲間の学生やご家族しか見られない学内公演と違って、プロが仕事をしている外部の劇場で、しかも一般のお客様にも見ていただく舞台を3回生全員で作るのです。 舞台関係者と言うのは劇場に来られたお客様に育てられるもので、それは出演する側も裏で支えるスタッフ側も古今東西変らないことでしょう。学外公演も例外ではなく、稽古の始まりはまだまだ拙い水準なのに、実際に公演の舞台を踏んだ途端に急成長するのです。「良きチャンスに勝る教師はいない」と、私がいつも言っているのはこのことです。
舞台照明、舞台音響効果、舞台美術、演技演出、ミュージカル、舞踊の6コース約150名が力を合わせての舞台創り。技術的には大学生の域を出てはおりませんが、全員が真剣勝負をする情熱こそ、舞台芸術学科の誇りとするものです。 「アレグロ」を厳しさと共に温かい眼でご覧頂ければ幸いでございます。 舞台芸術学科 第16回定期公演 『Allegro』 音楽/リチャード・ロジャーズ 台本・詞/オスカー・ハマースタイン2世 翻訳・訳詞・演出/勝田安彦 芸術監督/浜畑賢吉 一人の医師(ジョーゼフ・テイラー・ジュニア)の半生を描く。 東京国際フォーラム(Cホール) 投稿者:教務課 |