2011年11月30日

日常をアートへ

sonogawa001.jpgみなさんこんにちは!
先日、キャンパス内を散策していると、とても気になるものがありました。
イチョウの木に、いろんな色に染められた服が掛けられていたんです。それも大量に!
全体で見ると端から順番に色分けされていて、まるで一つの大きな作品のようです。
いったいこれは何なのか・・・?

 

sonogawa002.jpg横で作業をしている学生がいたので早速インタビューしました!
今回この服のアートを作ったのは、園川絢也くん。 美術学科 彫刻・総合素材コースの学生さんでした。
Q、木にいっぱい服が掛けられているのですが、これは何ですか?
A、12月に展覧会を開くので、その時の作品に使う材料として染めた服を乾かしているところです。

なんと大量の服は作品作りの材料だったんですね!
乾かしているだけでも、一つの作品に見えてしまうのが不思議です。

Q、この服はどんな作品になる予定ですか?
A、いつも感情的に作っていて、最終的な形はまだ分からないです。作っていく中で、こうなったら面白いんじゃないかなと発想を転換して作業をしているので、完成した作品には自分も驚かされることがあります!

Q、12月に展覧会を開かれるそうですが、意気込みをどうぞ!
A、学生最後の展覧会。 
ギャラリーのオーナーさんに声をかけてもらい、美術館とも話し合いを行って、初めて社会に対しての展覧会になるので緊張しています。芸術家として活動できるよう頑張りたいです!

今回取材した段階では、どんなものが出来るか全く予想が出来ませんでした。
制作者自身をも驚かしてしまう作品、展覧会当日に一体どんな作品となって見ることが出来るのか楽しみです!

 

sonogawa000.jpg「日常のもので、どれだけ遊べるかにチャレンジしている。」とコメントをくれた園川くん。
皆さんも、園川くんの展覧会を見に行ってみてはどうでしょうか!?
日常のものが、非日常のものとなって新しい発見を与えてくれるかもしれませんよ!

 

○園川絢也くん展覧会○

「日常をアートへ」
さあ、アートを拡げよう
日常にトキメキ ココロに遊びを
それだけで、日常はアートへ

2011年12月21日(水)から25(日)
午前10時から午後6時まで【入館は午後5時30まで】

入館は無料!

場所:伊丹私立伊丹郷町館 旧岡田家住宅 酒造

住所:兵庫県伊丹市宮ノ前2丁目5番28号 伊丹私立伊丹郷町館 旧岡田家住宅酒造  

交通:阪急伊丹駅より徒歩北東へ約9分/JR伊丹駅より徒歩北西へ約6分

問い合わせ:090-3487-2601
              http://www.designdot.co.jp/


2011年11月29日

TV中継車 神戸マラソンに出動!!

  
koubemarason003.jpg11月20日、日曜日にみなと街 神戸で開催された第1回神戸マラソン。
午前9時、前日の激しい雨から一転、晴れ間が広がった神戸市内にスタートの号砲が響き渡り、およそ2万人もの市民ランナーが16年前の阪神淡路大震災から復興した街並みを、駆け抜けました。

 

 
koubemarason000.jpgこの神戸マラソンの模様はサンテレビで生中継され、懸命に走るランナーの姿がお茶の間に届けられました。
そしてナント、その生中継を大阪芸術大学がサポート!!
放送学科が誇るTV中継車が、神戸の地で本領を発揮しました。
 
放送学科の中継車が担当したのは、ゴール3キロ手前のポートアイランドしおさい公園。神戸港やポートタワー、六甲山を見渡す場所から、42,195キロの完走を目指し、ラストスパートをかけるランナーを映し出しました。

 

 
koubemarason002.jpg一昨年は「食の博覧会」、昨年は「平城遷都1300年祭」で大活躍したTV中継車。
今年は、在阪の名立たる放送プロダクションに混じってテレビの生中継に参加しました。
見学に来た放送学科の学生も、生放送対応に変身した芸大中継車を見て「普段、実習で使っている中継車がテレビの生中継に使われるなんて…」と驚いた様子。
 
大仕事を成し遂げたTV中継車もどこか誇らしそう。果たして次はどんなステージが待っているのでしょうか?今後もTV中継車の活躍から目が離せません!!
 

 


2011年11月28日

漫画講座が開講!

mannga003.jpgキャラクター造形学科の卒業生と在校生が講師を務める
講師を務める漫画講座が開講!

 11月13日と20日の日曜日、大阪芸術大学および大阪美術専門学校キャラクター造形学科の卒業生と在校生が講師を務める漫画講座『プロの技を学ぼう! いずみさの漫画道場』が、泉佐野市立生涯学習センターで開講されました。

 

mannga002.jpg 漫画は生涯学習センターで主催する講座としては初めての試みとあって、漫画の技術を体験してみたいという小学四年生から高校生まで、25人の受講者が参加してくれました。

 講座は午前10時から正午まで。受講者はそれぞれ初心者コース、初級基礎コース、初級応用コースの3コースに分かれ、キャラクターのポーズや表情の描き方、四コマ漫画などを学びました。

 

mannga000.jpg 受講生はみんな、卒業生と在校生の手本に見入り、アドバイスに真剣に耳を傾け、一生懸命描いていました。この中から未来の漫画家さんが誕生してくれると嬉しいですね。

投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)
 


2011年11月27日

gallerism 画廊の視点  THE FINAL

gyararizumu003.jpggallerism   画廊の視点  THE FINAL

 

10月31日から11月12日まで、大阪府立現代美術センターで行なわれ、石田元さん(工芸学科92卒)西口慎太郎さん(美術学科04卒)浜本隆司(美術学科82卒)が出品されていました。

 

 

gyararizumu002.jpggallerismとは何かを、簡単に説明をします。このアートイベントは最初、「大阪現代アートフェアー」として始まり「画廊の視点」次に「gallerism」と名称を変え通算28年続いた展覧会です。京阪神の現代美術に力を入れる画廊が主体となりこの企画が運営されています。
しかし、この企画も今回で幕を閉じます。

 

 

gyararizumu000.jpg文章を一部引用します。

作品の作り手と鑑賞者の仲立ちをするのが私達の仕事ですが、そのためには、常に新しい美術の動向に敏感でなくてはなりません。また、美術の動向は、社会の動向にもおおきなかかわりをもっています。

 

gyararizumu004.jpgそして、その中で作品が生まれてゆく現場に立会うことで、見る人の共感につなげてゆく。この現場意識こそが、最も大切なことだと考えております。・・・時代の要請に応じて、さまざまな形の合同展やアートフェアーが派生し、役割が細分化され、現代美術はより身近なものになりました。・・・
                        
主催gallerism2011実行委員会

 

 

 

gyararizumu001.jpg今回でこの企画の終焉の理由が述べられていました。いろいろな考え方があると思いますが、私としてはコマーシャルギャラリーやアートフェアーだけでアートの真髄が見えるとは思いません。アートは人間の深淵が凝縮されています。それを経済優先やアートの有効利用活動だけでは不本意だと感じています。これらのギャラリーの存在が、そこから抜け落ちた思考や方法に対応しそれを支える事が出来るのではないかと思うからです。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

 


2011年11月26日

『えむぞぅくん健康漫画原作大賞』

キャラクター造形学科一回生が
『えむぞぅくん健康漫画原作大賞』の優秀賞&佳作を受賞!

 2011年11月11日(金)、東京都千代田区にあるアルカディア市ヶ谷私学会館7階琴平で
第4回『えむぞぅくん健康漫画原作大賞』の授賞式&懇親会が開催されました。

 全国から寄せられた345作品の中からキャラクター造形学科一回生・保田真理沙さんの
『えむぞぅくん保険証を知る』が優秀賞、同・高田浩輝さんの『赤ちゃんに生肉料理はダメ!』
が佳作を受賞。キャラクター造形学科からは昨年の3人の受賞者(優秀賞1人、佳作2人)に続き、
2年連続2度目のダブル受賞となりました。

 

tv98kai000.jpg この賞は2008年から「より多くの人に健康に対して関心を持って頂きたい」という趣旨の元、
日本医学交流協会医療団のキャラクターである“えむぞぅくん”を使用した漫画原作を募集。
応募作品はネームか文章ですが、受賞後に完成原稿に仕上げて再提出し、来年発行される
受賞作品集に収録される予定です。

 授賞式は午後6時開会。6時10分から『第2回健康レシピ大賞』、6時40分から『第5回健康川柳大賞』、
午後7時10分から『第4回健康漫画原作大賞』の順に行われ、キャラクター造形学科のねもと章子先生
(写真右から三番目)に代理出席していただきました。

 その後7時50分から懇親会があり、健康サポーター“えむぞぅくん”のテーマソングを歌う
中村友美さんのミニライブも行われました。

投稿:林日出夫先生(キャラクター造形学科)