4月21日、日曜日の午後、梅田にあるザ・フェニックスホールにて「学生によるピアノ演奏会」が開催されました。
出演したのは演奏学科及び音楽学科の学生あわせて7名と、博士課程(前期)芸術制作専攻の大学院生2名です。
2月に学内で行われたオーディションにより選出された出演者たちです。
若いピアニストたちは本番2週間前には3号館ホールでの「ドレスリハーサル」も経験しました。
本番と同じ衣装をつけてのリハーサルにおいて、ドレスでの歩き方、ステージマナー、もちろん肝心の演奏についてもピアノコースの教員たちから愛あるアドバイスが飛び交います。
当日のプログラムに載る曲目解説も演奏者自身で書きます。
こうして、さまざまな角度から楽曲の研究を重ねてから、本番を迎えます。
ようやくコロナ禍を脱して、客席にもお客様が大勢いらしてくださっている中での演奏会、人前で弾くことの緊張感と何よりもその喜びを同時に感じる本番となりました。
コンサートでは、それまでの努力が実ること、うまくいかない事などを経験します。演奏会を通じてしか学べない大事なことを、これらの体験を通じて学生たちが感じ、更に成長していくことを見守っていく、これが教員としての喜びそのものです。
なお当日は、あいにくの横なぐりの大雨という悪天候だったのですが、それにもかかわらずコンサートにいらしてくださいましたお客様に、心より感謝申し上げます。
投稿:演奏学科合同研究室