現在、谷町6丁目のギャラリー風雅にて大阪芸術大学4年生たち11人の写真展が開催されています。(実は明日までなのです。)
この写真展「脳内展開図」のDMのロゴにはオドロオドロしいフォントが使われていて、「大阪芸術大学の妄想好き11人 妄想を写真に….学生生活の集大成への挑戦!!」のコピー。一体どんな写真展なのかと、おそるおそる行って見ました。
全く怖がることはありませんでした。 住宅地の少し奥まったところにあるギャラリーですが、玄関が明るく、坪庭などがある素敵なギャラリーです。
会場には写真学科の4回生を中心とした作品が展示されていますが、なんと音楽学科や舞台芸術学科の方も写真作品を発表していました。会場にいらっしゃった溝口香奈さん、新名さや子さんに「見所は?」と尋ねてみました。みんなそれぞれに違う作風であること、個性的に思い思いに制作した作品だってこと(が見所)かなぁ、とのこと。なるほど、写真学科だけれども立体造形の作品を展示している方もいて、自分の表現したいものを表現したいようにというコンセプトのようです。授業では作ることのない作品で表現してみたかったと、溝口さんはおっしゃっていました。
会場正面に展示してある新名さや子さんの組写真がインパクトがあり男子としては気になってしまうのですが、見入ってしまったのが上田真梨子さんの幻想的なCG合成の作品でした。
おいらんのイメージは映画「さくらん」に影響をうけたのか?色彩も少し写真家蜷川実花を思い出します。ファンタジックな構成は紀利谷和明の作品のような印象も受けます。縦長、横長のキャンバスにこだわって表現された上田さんの妄想。この作品性が面白かったです。 この写真展のコンセプト「妄想を写真に」という狙いがよく表現された作品でした。
●写真展「脳内展開図」 BLOG:http://ameblo.jp/nounaimousou11/ 2008.9.1(mon)→9.6(sat)
12:00→19:00(最終日は12:00→17:00)
大阪市中央区上本町西 ギャラリー風雅にて
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