1月29日金曜日、ヤマハミュージック大阪なんば店2Fサロンにて「大阪芸術大学 大学院生によるグリーティング・コンサート」が開催されました。
出演者は6名。
ピアノ、声楽、管楽器の前期課程大学院生達です。
一人約13分という時間をプログラミングし、自分たちで全体のプログラム構成も考えてコンサートを作り上げました。
1人ずつ、たっぷりと演奏できる時間配分のため、出演者それぞれの個性が存分に発揮され、音楽の成熟度も聴き取れ、非常に密度の高い、充実したかつ濃厚なコンサートとなりました。
この日はまだ緊急事態宣言発令中であったため、20時には演奏会が全て終了するように時間を早めての開演でした。
お客様も大学関係者と出演者のご家族のみと制限。
また密にならないゆとりある楽屋配分など、ヤマハ様にもご配慮をいただきました。
コロナ禍の中、ホールで演奏する機会は激減しています。
ですが、演奏家にとって、そして音楽を勉強する過程の大学院生にとって、人前で演奏する機会はどれだけ貴重なことでしょう。
演奏家として本番でしか得られない経験があります。
経験を重ねることによって音楽が成熟します。
それが、音楽家にとって、大学院生達にとってはまさに宝物です。
生の音楽の魅力、ホールでの洗練された響き、それらの素晴らしさをも再認識し、公の場にて演奏したいという意欲を刺激されたコンサートとなりました。
投稿:大学院演奏研究室(文責:仲道祐子教授)