芸大ブログをご覧のみなさん、こんにちは!文芸学科2年生の太田翔です。
この場をお借りして、現在ガーデンギャラリーで行っている『死に様展』というグループ展の紹介をさせていただきたいと思います。
ガーデンギャラリーといえば、体育館ギャラリーの一番奥。優しい陽の光のさしこむ小さな空間ですが、そこでなんともおどろおどろしい『死に様展』とは……。
心配はご無用。この『死に様展』、名前からイメージされる暗い雰囲気の企画ではなく、むしろ、死とは暗いだけものなのか、死を通してみる現在の生の認識、そして「死とはなんなのか?」といった疑問を、創作作品を通して問いかけ、答えを探るということを目指したものなのです。
文芸学科生の有志数名が企画をし、大学内で参加者を募るという形で実現にこぎつけました。掲示や呼びかけの結果、なんと文芸学科9名、美術学科5名、デザイン学科、音楽学科が3名ずつ、そして写真学科が1名と、合計参加人数が21名の大世帯となりました。ガーデンギャラリーの通常の利用限度を大きく超えた結果となりましたが、死屍累々、いえいえ、百花繚乱の勢いで全作品を展示しています。
展示作品は、立体造形や絵画から、音楽に写真、文章と、多岐にわたっています。そのいずれもが、「死に様」というひとつの塊の中から、自ら取り出した要素を表現しているのです。私たち若い世代の人間だからこそ感じる、「死」という概念。みなさんも、ぜひ一度触れてみてください。
『死に様展』
9/7(月)から9/12(土) 10:00~18:00(最終日のみ 16:30まで)
大阪芸術大学体育館ガーデンギャラリー
投稿者:文芸学科2年生 太田翔(『死に様展』企画代表)