2016年5月10日

馬場典子先生特別講義

本日のブログは、放送学科教授の馬場典子先生による特別講義の模様をご紹介します!

馬場先生は、1997年に日本テレビのアナウンサーとして入社され、報道からバラエティ、スポーツまで幅広く活躍。
2014年6月にフリーアナウンサーに転身し、現在は各局のテレビ番組に出演されています!
みなさんもよくテレビで先生の姿を見てきたのでは?!

大阪芸術大学では、月1回のペースで馬場先生の特別講義を放送学科の学生対象に開講しています。
この講義では単位の付与はありませんが、テレビ画面越しに見ていた憧れのアナウンサーから直接指導が受けられるなんて、プロをめざす人にとっては貴重な経験ですよね!

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4月の講義のタイトルは、「震災報道について話し合う」です。
熊本地震の発生から約2週間という時期に、あえてこの時期だからこそ、震災報道を題材に選ばれたという馬場先生。
熊本地震だけでなく、2011年の東日本大震災、1995年の阪神淡路大震災も実例として取り上げながら、報道者の立場から見た震災について、学生たちに講義を行いました。

一番大切なのは、”命を守る報道”だという切り口から始まった講義。
情報の扱い方によっては被害が拡大してしまうという話や、
報道で大きく取り上げられた地域には支援物資が届くのに、そうでない地域にはなかなか行き届かない現状など、
先生の話は、”教科書に載っていること”ではなく、”自身の目で見てきたこと”ばかりで、とても強く心に残りました。
ジャーナリストをめざす学生にとっては、深く考えさせられる内容だったのではないでしょうか。

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報道する上での心構えとして、「常識を過信しないで」と述べられた馬場先生。
この言葉の意味は、先にも書いたように、命を守る報道につながります。
あなたが有事の際に生放送のMCを担当していたら、専門家の話や過去のデータが全てだと思って伝えてしまうでしょうか?
それとも、「これまでに経験のないことが起きているかもしれない」という意識を持って対応ができるでしょうか?
とても難しいテーマですが、もし将来そういった現場に立った時は、情報の優先順位も含め、自分で判断して行動しなければいけません。

馬場先生はとても気さくな方で、学生に質問を投げかける場面も多く、90分の講義はあっという間に過ぎてしまいました。
私も、こうしてブログで大学の情報を伝える立場なので、自分の使う言葉一つひとつをもう一度見直し、読んでくださっている方々のことを考えながらブログを書いていきたいと思いました。

次回の馬場典子先生の特別講義は、5月18日(水)2限を予定しています。
放送学科の学生なら、誰でも受講することができます!
申し込みも必要ありません。
せっかくのチャンス!ぜひ受けてみてくださいね!!
※教室などの詳細は、掲示板で確認してください。

投稿:島田(企画広報部事務室)