2021年2月9日

歴代の卒展ポスター


卒業制作展のビジュアルが公開されています。
青を基調として、春風をはらんで大きく膨らみ空にふわりと拡がってゆく華やかなイメージ。
これから大学を卒業していく4年生の前途を表現しているようで、めっちゃイイ感じです。
学内で「卒展」の雰囲気が高まってくると「春が来たんだな」と感じます。

今年度の卒展はコロナウィルス対策として、来場者の方に対してサーマルカメラによるに検温が実施されます。
検温後、37.5℃未満の方は、検温済みを示すワッペンをお渡しし、衣服に貼りつけてもらうことになっています。
また卒展会期中は感染拡大防止の為、残念ながら学内の食堂は営業いたしません。
“ガッツリ”卒展を楽しもう!という方は是非お弁当を持参の上でお越しください。


さて、現在情報センターのB1Fでは毎年恒例となった歴代の卒展ポスターが展示されています。
とーっても「渋い」第1回目のポスター、1990年度のキラキラした作品集の表紙、松井桂三先生がデザインしたビジュアルなど毎年あの手この手でつくられた様々なデザインが面白いです。
限られた展示スペースの中でどのように展示するか悩まれたと思いますが、これらをチョイスした理由について博物館事務室に聞いてみました。


左側の4枚について、第1回のポスターは必須だと思ったので迷わず候補に入れ、卒業制作2010のものは今回から数えてちょうど10年前のものとして選んだそうです。
1967年度から2010年度の間の年代は、ほぼ等間隔となるようなものを選び、第17回、第30回のものを選んだとのことでした。
右側の4枚については、比較的新しい年代のものを集めて、昨年展示したのものとは違うもので選んだそうです。


ポスターとして展示してある「卒業制作2010」の会期終了の数日後に起こったのが「東日本大震災」。
そんなこと思うと「この10年間」を振り返る良いキッカケになると思います。
無事に会期を迎えられることは「当たり前」ではないと、今年度は特にそう感じます。
これからも欠けることなく学生の皆さんの大切なこの披露目の機会を繋いでいかなければと感じました。

この展示は卒業式の頃まで行われていますので、来学された際に芸術情報センター地階の展示スペースにお立ち寄りください。
 

今回の卒業制作展の最新情報は、次の特設サイトでチェックしてみてください。
特設サイト:http://oua.osaka-geidai.ac.jp/sotsuten2021/

 

投稿:大倉(図書館事務室)