2017年1月10日

声が動く時代(とき)

新年一番に行われた大阪芸大のイベントは…

1月8日(日)、NHK大阪ホールで開かれた「朝日・大学シンポジウム 声優学概論 声が動く時代(とき)」!!

このイベントは、大阪芸術大学と朝日新聞社が共同開催しているものです。
声優学概論と題したシンポジウムは、放送学科声優コースの開設に伴って2011年に1回目を開催!
学生たちの群読や朗読劇、アテレコの発表や、声優として活躍されている先生方によるシンポジウムは毎年大盛況で、今回で5回目を迎えました。

今回、オープニングを飾ったのは、舞太鼓あすか組によるパフォーマンス!!
あすか組のみなさんは、日本全国はもちろん、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど、世界中で活躍されています。
エネルギッシュな力強い演奏が、会場の雰囲気を一気に盛り上げました!

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第一部は、短期大学部メディア・芸術学科声優コースの学生たちによる朗読劇からスタート。
短大の学生がシンポジウムに出演するのは、今回が初めてです。
作品は、夏目漱石 原作/クロード・Q 脚本の朗読劇「三四郎」です!

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続けて、オー・ヘンリー 作「よみがえった改心」よりクロード・Q 超脚色の朗読劇「金庫破りと刑事」を上演。

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3作目は犬養道子 作「アメリカン・アメリカ」の中の一説を、クロード・Q熱血脚色でお送りする朗読劇「遥かなる車窓」が披露されました。

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クロード・Qのペンネームでこの3作品を脚色されたのは、昨年4月に急逝された放送学科前学科長の岩崎富士男先生です。
岩崎先生は声優コースの産みの親でもあり、過去4回のシンポジウムでは司会を担当されていました。
今回のシンポジウムは、岩崎先生の想いを受け継いで催されたものでもあります。
岩崎先生も、きっと会場のどこかでご覧になっていたのではないでしょうか。

続いて、アニメーションのアテレコ実習の模様をご紹介!
日頃大学でどのように勉強しているかをご覧いただきました。

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第一部のラストは、群読「外郎(ういろう)売り」のパフォーマンス!
声優コースでは、発声だけでなく、身体全体を使って滑舌を良くするための練習を行っており、そのユニークな表現が紹介されました。

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そしていよいよ、第二部。
花形声優たちのシンポジウムが始まりました!!
司会を担当されたのは、ハイジ(アルプスの少女ハイジ)やコロ助(キテレツ大百科)の声でお馴染み、放送学科教授の杉山佳寿子先生。
また、エース(ONE PIECE)、ピッコロ(ドラゴンボール)役の古川登志夫先生、
「秘密のケンミンSHOW」や「世界の果てまでイッテQ!」ナレーションの真地勇志先生、
槇村香(シティーハンター)、ロボコン(燃えろ!!ロボコン)役の伊倉一恵先生、
金田一一(金田一少年の事件簿)、スポンジ・ボブ(スポンジ・ボブ)を演じるの松野太紀先生、
そして今回シンポジウム初参加、たまちゃん(ちびまる子ちゃん)やキッコロ(モリゾーとキッコロ)役の渡辺菜生子先生が登壇されました。

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学生からの質問コーナーも設けられ、
「先生は大きな失敗をされたことはありますか?」「マイク前に立つと緊張するのですが、何かコツはありますか?」などさまざまな質問が飛び出しました。

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会場にお越しくださったみなさま、誠にありがとうございました!!

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2017年も、またさまざまなイベントの開催を予定しています★
どんどん紹介していきますね!

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年12月21日

一足早いクリスマス★

先日このブログでご紹介した、大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング
みなさんはもうご覧になりましたか?
学生と高校生たちのアイディアが詰まった作品ですので、この機会にぜひ大阪・中之島へお越しくださいね★

さて、連日華やかな姿を見せている大阪市中央公会堂ですが、今月17日(土)には公会堂内の大集会室にて「2016」が開催されました!

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2004年から開催しているこのイベント!
都会の夜にぴったりのムード漂うオシャレな演奏会で、毎年、演奏学科ポピュラー音楽コースから選りすぐりのバンドが参加します♪

本番前の控え室にお邪魔しました。
学生たちは緊張しているのかな?と思って覗いたのですが、思いのほかリラックスして和気藹々とした雰囲気!

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こちらは、4年生の嶋田愛里さんと中川恵理さん!
中川さんは今年で3回目、嶋田さんは4回目の出演なのだそうです!!
4年生ということで今年が最後の出場。がんばってくださいね~★

今年は、16組のステージが披露されました!

♪「Carol of the Bells」/Popular Vocal Ensemble “IL GRANDE”

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1曲目は、ボーカル専攻の学生全員が白い衣裳で揃えてのパフォーマンス!
神々しい雰囲気のコーラス曲が、会場を一気にクリスマスムードへ。

♪「Ride ON!」/Ca 塩 Pea

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戸嶋友祐さん作曲のインストゥルメンタルで、ギター、ベース、ドラム、キーボードの4つの楽器の音色が見事にマッチしていました!

♪「愛を奏でよう」/華帆

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続けて学生オリジナル!武田華帆さん作詞・作曲で、ギターの弾き語りを披露しました★

♪「Miracle White」/たけたけバンド

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学生オリジナル曲が続きます。
武井遼太さん作詞・作曲で、サンタやトナカイに扮した学生たちが楽しいクリスマスを演出しました!

♪「男と女で」/Hii-Ball

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ポップな曲から一転、今度は大人っぽい楽曲に!美しいピアノ伴奏に乗せて、見事な歌唱力で熱唱!!

♪「Got a match?」/エレクトリックゆーだいバンド

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アップテンポな曲を見事に演奏しており、複数の楽器による高速ユニゾンは圧巻でした!

♪「YOU…」/min-You

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短期大学部メディア・芸術学科ポピュラー音楽コースのステージ!
ボーカルを担当している2人は、なんとまだ1年生だそうです! >>詳しくは短期大学部のブログをご覧ください★

♪「That Man」/EMERALD

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真っ赤な衣裳で登場!堂々としたパフォーマンスで、観客を楽しませてくれました!!

♪「JINGLE BELLS」/OUA BIGBAND

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後半は、ビッグバンドの豪華な演奏から♪クリスマスの曲といえば…ジングルベルですよね!

♪「チャイナタウン」/ひよことりお

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学生オリジナル曲です!ひよこさん作詞・作曲で、素敵な歌声を披露しました!

♪「Metropolis」/メトロン

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サックスの音色が印象的な楽曲!ドラムのビートもとっても格好良かったです♪

♪「VALENTI」/Bo あいちゃん

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曲名は、イタリア語で「勇敢な」「潔い」という意味だそう。
キャッチーな楽曲を、力強く格好良く歌い上げました!

♪「Four」/Santa Matta

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演奏はもちろん、舞台芸術学科ポピュラーダンスコースの学生たちによるダンスも格好良かったです!!

♪「YOU&I」/youth

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アコースティックギターの演奏に乗せた歌声が心に染みるステージ。素敵でした!

♪「Daahoud」/The Last 塩 Peror

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ジャズナンバーがとってもオシャレ!!また、ドラムのテクニックが見ても楽しいパフォーマンスでした♪

♪「The Greatest Show On Earth」/Magnolia!!

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ラストに相応しい豪華なナンバー!!コーラス隊の歌声もとっても綺麗でした~!!

演奏ですので、ブログでは感動を伝えきれないのが残念ですが…
少しでも雰囲気をお伝えできていたら幸いです!

出演した学生のみなさん、お疲れさまでした!!
ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました♪

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年12月17日

OSAKA光のルネサンス2016ついに開催!!

OSAKA光のルネサンス×大阪芸術大学 初の共同プロジェクト!
このプロジェクトは、大阪芸術大学と大阪・光の饗宴実行委員会が共同事業として実施、大阪芸大の学生と高校生たちが、「OSAKA光のルネサンス2016」のプログラムの一つ「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」を制作し、発表・発信するというものです。

★これまでのブログ★
>>6月のワークショップ ブログ記事
>>7月のワークショップ ブログ記事
>>8月のワークショップ ブログ記事
>>11月の中間報告会 ブログ記事

このブログでは6月からプロジェクトの模様をずっと追ってきましたが…
ついに今月、「OSAKA光のルネサンス2016」の開催がスタートしました!!

12月14日(水)、まだ明るい時間に大阪市中央公会堂の前に集まった学生と高校生たち。

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前日、大阪市では雨が降っていたのですが、この日はなんとか雨雲も去ってくれました。
これから、この建物に自分たちの作品が上映されるんですね。
点灯式のリハーサルを行いましたが、なんだかまだちょっと実感が沸かない様子。

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そうこうしている内に辺りは暗くなり、点灯式の時間となりました!!

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総合プロデューサー 本学客員教授の村松亮太郎先生と、デザイン学科教授の中川志信先生の先導で、学生と高校生が大阪市中央公会堂前に登場!

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集まった大勢の観客を前に、作品の見どころなど、堂々と話してくれました。

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そして、カウントダウンが始まり…

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ついに、点灯!!
こちらが、大阪芸大の学生と高校生たちが手がけた「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」です!!

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これまで、模型を使った試写は見てきましたが、やっぱり実際の建物に投影したものは、迫力と華やかさが全然違いました!
中央公会堂の建物の形状が見事に活かされており、とっても綺麗っ!!!

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大阪の歴史に沿った演出になっており、細かいところまで工夫が施されているので、何度でも楽しむことができそうです。

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作品を間近で鑑賞した学生たちからは、
「多くのお客さんが、きちんと私たちの作品を受け入れてくれていることに喜びを感じました」
「写真を撮っている人を見ると、すごく嬉しくて…」
などといった声を聞くことができ、初めて実感が沸いた様子でした。

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「OSAKA光のルネサンス2016」は、12月25日(日)まで!
みなさんもぜひ、大阪・中之島へお越しいただき、「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」をお楽しみください★

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「OSAKA光のルネサンス2016」
2016年12月14日(水)~25日(日)

大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング
第1部「OSAKA ART CITY 都市とはアートである」
17:00~21:00(14日のみ17:30頃点灯)

第2部「今昔 -Past,Present and then-」学生オリジナル作品
21:00~21:30

場所:大阪市中央公会堂正面

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年12月6日

OSAKA光のルネサンス×大阪芸術大学 中間報告会

OSAKA光のルネサンス×大阪芸術大学 初の共同プロジェクト!
このプロジェクトは、大阪芸術大学と大阪・光の饗宴実行委員会が共同事業として実施、大阪芸大の学生と高校生たちが、「OSAKA光のルネサンス2016」のプログラムの一つ「大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング」を制作し、発表・発信するというものです。

これまでに行ったワークショップは…

>>6月のワークショップ ブログ記事
>>7月のワークショップ ブログ記事
>>8月のワークショップ ブログ記事

季節は巡り、11月。
プロジェクトの中間報告会が行われました。

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プロジェクションマッピングを制作する上で重要なのは、建物の形状を意識すること。
平面の白いスクリーンに映すのとは違って、ちょっと角度が違うだけでズレてしまい、イメージ通りの映像を見せることができません。
また、建物の色味も映像に反映されるので、例えば真っ白にしたいと思って光を当てても、建物自体の色が出てしまいます。
今回は、学生たちが描いたパース絵やアイディアをもとに制作した映像を、大阪市中央公会堂(1/30スケール)の模型に投影し、イメージ通りに仕上がっているかの確認が行われました。

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映像は、3DCGソフトとAdobeの「After Effects」というソフトで制作しています。
まずは模型の形に映像をぴったり合わせるため、グリッド(編集画面で配置の目安となる補助線)を調整。
大きさを変えたり、歪ませたりして、建物の窓や柱の線に沿うようにグリッドを合わせていきます。
学生たちもこの調整に挑戦し、建物の形状に合わせる作業を体験しました。

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今回は模型ということでプロジェクターは1台でしたが、本番では複数のプロジェクターを用いて、それぞれのパーツごとにグリッドを合わせます。
グリッドを合わせるだけで、1時間から2時間はかかるのだそうです。
想像以上に地道な作業…っ!

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そして、いよいよ映像の上映です!
「OSAKA ART CITY 都市とはアートである」と題した今回の作品。
歴史的建築物である大阪市中央公会堂が竣工した1918年から、現在、そして未来の大阪の姿を描いた作品になっています。

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映像を一通り見たところで、プロジェクトの総合プロデューサーである本学客員教授 村松亮太郎先生の目が光ります。

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「カタルシス(作品を見て”あ~よかったなぁ”と感じる部分)が足りない!」

日本には、物語を「起承転結」の4つに分ける考え方がありますが、海外では三幕構成がメジャーです。
日本でも「序破急」と言ったりしますよね。
それぞれの幕が”設定”・”対立”・”解決”の役割を持ち、幕と幕が”ターニングポイント”で繋がっているという構成で、一般的な映画は三幕構成のモデルに基づいて制作されているんです。

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村松先生は、「何が”ミッドポイント(第二幕の一番重要なイベント)”なのか、明確に仕掛けなければいけない」と話されました。
今回試写をした映像は、ミッドポイントがどこなのか、見ている人が理解できないつくりなのだそう。

これから、制作サイドでさらにブラッシュアップを行うそうです。
さあ、どんなプロジェクションマッピングが見られるのか…?

実際に会場でご覧あれ!!!

「OSAKA光のルネサンス2016」
2016年12月14日(水)~25日(日)

大阪市中央公会堂・プロジェクションマッピング
第1部「OSAKA ART CITY 都市とはアートである」
17:00~21:00(14日のみ17:30頃点灯)

第2部「今昔 -Past,Present and then-」学生オリジナル作品
21:00~21:30

場所:大阪市中央公会堂正面

投稿:島田(企画広報部事務室)


2016年11月29日

今年の<ダ・ヴィンチ大賞>決定!!

世紀のダ・ヴィンチを探せ!高校生アートコンペティション2016」の大賞が決定!!
11月27日(日)に、芸術劇場で授賞式が行われました。

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このコンペティションは、ルネッサンスの巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチに続く21世紀のダ・ヴィンチを探そうと、大阪芸術大学グループが2007年度から開催しているものです。
対象は、満15歳から満18歳の高校生。
10回目となる今年は、44都道府県の275校から1943点の作品が寄せられました。

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その中から<ダ・ヴィンチ大賞>に選ばれたのは…

香川県立高松工芸高等学校の宮宇地史麻さんが制作した「潮のあわ」という作品です!
おめでとうございます!!

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「授賞式で、なかなか自分の名前が呼ばれないのでドキドキしていたら、まさかの大賞!びっくりしました」と宮宇地さん。

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穏やかで静かな瀬戸内の海をイメージして制作したそうで、銅板を緑青という錆で着色して表現しています。
絶妙なバランスで、大変ユニークな造形ですよね!!
審査員の教員陣からは、アーティストとしての無限の可能性を感じる作品だと高く評価されました!

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現在、芸術情報センター1階の展示ホールでは、大賞をはじめとした入賞・入選作品が展示されています。

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こちらは<金賞>受賞作品・静岡県立伊東高等学校の鈴木美琴さんが制作した「おはよう~お母さんとトラちゃんの朝~」です。

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猫の毛のふわふわした柔らかさや、人間の肌の質感など、驚くほど繊細なタッチで描かれていました!

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この他にも、10代の感性で表現された作品が、ずらりと並んでいます!!
12月10日(土)まで開催されていますので、みなさんもこの機会にぜひご覧になってくださいね。

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「世紀のダ・ヴィンチを探せ!高校生アートコンペティション2016」展覧会【入賞作品展】
2016年11月27日(日)~12月10日(土)
場所:大阪芸術大学芸術情報センター展示ホール

投稿:島田(企画広報部事務室)