2022年6月25日

放送学科 藤井亮先生 特別講義!

今年度より、放送学科広告コースが生まれ変わり、先端メディアコミュニケーションコースが新設されました!
広告コースが培ってきた学びに加えて、YouTubeやTikTok、Instagram、Twitterなど、SNSにも応じた企画・演出・撮影・編集を習得します。
 

今日のブログは、そんな先端メディアコミュニケーションコースから、映像作家・クリエイティブディレクターの藤井亮先生をご紹介します!


今年度より、放送学科客員准教授に就任された藤井先生。
これまで、「ミッツ・カールくん」「石田三成CM」「オドモTV」「別冊オリンピア・キュクロス」など、CMからアニメ、ドラマと、幅広いジャンルの作品を手掛けられています。
どの作品も”ふざけた”映像であることが共通点。
どのようにふざけているのかというと…令和の時代にわざと使い古された演出を使ったり、まじめな顔でくだらないことを話したり、ドキュメンタリー風なのにすべてが嘘だったり。
そのギャップが、とてもクセになるんです!
 

今年度は特別講義という形で教壇に立たれており、ご自身の作品を紹介しながら、映像制作のコツを学生たちに伝授いただいています。


映像を企画するとき、まずは「変な土台」をつくることから始めるという、藤井先生。
枝葉でふざけるだけでは面白いものにはならないが、土台が変であれば、その上にどんなにまじめなものを乗せても、変な作品に仕上がるのだそうです。
今流行っているものを一通り見るより1本の作品を10回見た方が良い、みんなと同じ山を登らない、といったことも話されました。
それぞれのメッセージ毎に先生の作品を紹介されるので、具体的な作例を知ることができ、また話のテンポも絶妙で、学生たちもどんどん藤井先生の世界に引き込まれていました。

そして、初回授業で学生たちに出した課題が「みんなが信じてしまいそうな嘘をついてください(200文字以内)」というもの。
翌週には、学生がつくった嘘を紹介しながら、どうすればもっと魅力的な嘘になるのかアドバイスもされていました!


お話を聞けば聞くほど、映像を見れば見るほど、どんどんハマってしまう”藤井亮先生沼”…私はすっかりハマってしまいました!
これからどんな授業展開になっていくのか、そして藤井先生の話を聞いた学生たちがどんな作品をつくるのか、とても楽しみです。

 

投稿:島田(教務課)


2020年11月30日

作曲界のレジェンド 井上ヨシマサ先生 特別講義!

今日のブログは、久しぶりに授業&教員紹介!!

今回取材させていただいたのは、演奏学科ポピュラー音楽コースの授業。
シンガーソングライター・作曲家・編曲家として活躍されている、演奏学科客員教授 井上ヨシマサ先生の特別講義です!!

 

井上先生は”作曲界のレジェンド”と言われており、演奏学科教授 森川美穂先生の「ブルーウォーター」や、中山美穂さんの「Rosa」、CHEMISTRYの「最期の川」など、さまざまな楽曲を手掛けられています。
中でも、AKB48には多数の楽曲提供をされており、「大声ダイヤモンド」「Everydayカチューシャ」「真夏のSounds good」など、次々と”神曲”を生み出されました♪
(ブログ担当は「10年桜」がとっても好きです!!)
 

作曲というと難しいイメージがありますが、井上先生曰く、とてもシンプルな方法で良いそうです。
それは、「自分の感情」をアウトプットすること!
喜怒哀楽は意図して作るものではなく、日常生活の中で、自然に湧き上がってくるものですよね。
そういった自分の中に元々ある感情を整理したものが、曲になるのだそうです。
その想いが正直に気持ち良く出せると、良い曲が生まれるとのことですよ!

また、井上先生の過去作の解説も!
なんと、AKB48の「涙サプライズ!」と「Beginner」「サステナブル」のデモテープを聴かせてくださいました!!

「涙サプライズ!」は、AKB48が少し売れ始めた頃、なかなか表題曲が決まらないとの連絡を受けて作り始めた曲だったとのこと。
そんなスタッフやプロデューサーの悩み・心境を想像したものが曲となり、デモのサビでは「泣いて無いで君らしく行こうよ」と歌われていました。
この曲はバースデーソングとして発表され大ヒットしましたが、元々はそういうメッセージが込められていたんですね!!

さらに!
森川先生の「ブルーウォーター」も紹介されました!!
この曲は、井上先生が当時の目標も達成され、作曲活動をやめようか悩まれていた頃に手がけられたもの。
「書きたい作品だけを全力で書く!」という気持ちで向き合われ、結果的にとてもシンプルなポップスとなったことにご自分でも驚かれたそうです!
井上先生が今も作曲を続けていらっしゃるのは、この曲があったからかも知れないとのこと!

そんな「ブルーウォーター」を、森川先生ご本人に熱唱していただきました♪

 

まさか、大阪芸術大学の教員同士として、セッションが実現するなんて…感動です!!!
(ちなみにこの曲は、テレビアニメ「ふしぎの海のナディア」の主題歌ですが、その総監督を務められた庵野秀明さんも、大阪芸大出身!という話題にもなりました。)

この日は90分×2クラスの講義を行ってくださいましたが、今後もさまざまなテーマで授業を展開予定だそうです。
もし学生たちから作曲の添削依頼があれば、いつでも聴いてくださるとのこと!
学生のみなさん、こんな機会は滅多にないですよ!!
将来、井上先生と一緒にお仕事ができる日が来たら、素敵ですね!!

 

投稿:島田(学生課)


2020年3月2日

声優 野沢雅子先生×杉山佳寿子先生×佐藤正治先生 特別授業

「オス!オラ悟空!!」


今年も、放送学科客員教授 声優の野沢雅子先生が、大阪芸術大学にお越しくださいました!
(更新が遅くなりましたが、1月の授業の様子をご紹介します!)

野沢先生は、「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空・悟飯・悟天役、「ゲゲゲの鬼太郎」鬼太郎役、「ど根性ガエル」ひろし役、「銀河鉄道999」星野鉄郎役など、数々のメインキャラクターを演じられています。
昨年末のNHK紅白歌合戦にも出演されていましたよね!


野沢先生を取材させていただいたのは、今回が2回目!
前回は、少年役を初めてテレビで演じた女性声優は野沢先生だった!というお話などを紹介しました。
今年はどんな話が飛び出したのか!?
さっそくお伝えしたいと思います♪
 

今回の授業は、放送学科教授の杉山佳寿子先生と、佐藤正治先生との鼎談形式で展開しました。


杉山先生は、「アルプスの少女ハイジ」ハイジ役や「キテレツ大百科」コロ助役などで御馴染みですよね。
佐藤先生は、「ドラゴンボール」では亀仙人役、「ハイジ」ではアルムおんじ役(いずれも宮内幸平さんの後継)で、野沢先生とも杉山先生とも深い縁をお持ちです。


授業の中で何度も話題になったのが、人間観察の大切さでした。
声優は、”自分ではないもの”を演じるのが仕事なので、色んな人間を自分に取り入れる必要があるとのこと。
ボーッと眺めるだけでも良いので、観察したものを自分の引き出しにしまっておき、いつかそういう役がやって来た時に引き出しを開けると良いのだそうです。


それから、アドリブを返せない人が多いというお話も。
お芝居だと思うから難しく、普段の会話で返事をするのと同じことだそうです。
相手から何を言われるかわからないのが会話。
台本を読むのではなく、会話をするようにセリフを口にすれば、リアリティが生まれるとのことです!
 

後半は、学生たちからの質問コーナー!
声優のお仕事のこと、先生方が出演された作品のことなど、次々と学生たちの手が挙がりました。


「役づくりの方法は?」という質問には、杉山先生から「骨格で考えるとキャラクターに寄せられる」とのお答えが!
洋画の吹き替えも、役者の方と顎の形が似ている人が声を当てることが多いとのこと。
杉山先生は人間以外の役も多数担当されていますが、ご自宅のカーペットの上でアザラシになってみたり、アヒルになってみたり…どんな身体をしているか?イメージされているそうですよ!

「緊張した時のリラックス法は?」という問いには、なんと「私は全く緊張しないのよ」と返された野沢先生。
紅白はリハーサルなしでの出演だったそうですが、やはり緊張しなかったそうです。
また、午前中は声が出にくいという人が多い中、野沢先生は「朝起きてベッドから出てすぐ、カメハメ波が打てる!」とのお茶目なお話も。笑


「若い子たちからよくコツを聞かれますが、人によって表現が違うから、こうしたらいいっていう正解はないと思う。」
そう話される野沢先生は、どんな物事もプラスに捉え、常に前向きな考えを持って取り組まれていることが伺えました。

魅力たっぷりの素敵なご講義、ありがとうございました!!

 

投稿:島田(学生課)


2020年1月11日

イラストレーター中村佑介さん特別講義

本日のブログは、12月に行われました卒業生でイラストレーターの中村佑介さんの特別講義の模様をお伝えします♪
 
 
中村佑介さんは、デザイン学科、現在で言うイラストレーションコースとデジタルアーツコースの2000 年の卒業生です。大学の関係者であるなら、芸バスのラッピングやオープンキャンパスで彼の絵が見れますので、知らない人は、いないのではないでしょうか。

 
彼の主なお仕事として、ASIAN KUNG-FU GENERATION や多くの著名アーチストのCD ジャケットがあります。また、北野誠・森見登美彦・赤川次郎他著名な作家の書籍の表紙も多く手掛けてられます。他にも多くの業績のある中村さんですので、どんな講義をしていただけるのか、多くの学生の期待が膨らんでいました。 

  
今回の特別講義は、ラジオ関西のAM558 FM91.1「中村佑介の一期一絵」の収録を兼ねたもので、収録したものは 12 月8 日と12 月14 日に放送されました。
 
ラジオ収録には、多くのスタッフのお力添えがあります。まず、特別講義に使う部屋の下見、必要な機材備品の調達、学校サイドで協力いただける副手さんも決めました。また、事前に学生達の中村さんへの質問を集めました。
 
さて、当日ですが、関係スタッフ10 名が、1 時間半前に入り、収録準備を整えました。そしてジャスト15:00 拍手に迎えられ、中村佑介さんの入場です。会場となった9 号館201 号室は、キャパ300 名ですが、良い感じに埋まりました。
 
  

 
デザイン学科の学生を中心にキャラクター造形学科・放送学科等他学科の学生達も加わりました。プロの司会者が、アンケートを読み上げ、それに中村さんが回答する形で、授業は進められました。中村さんも事前にアンケートを読み、回答に合わせた画像を沢山準備いただきました。
 
アンケートの内容は、大まかに中村さんの学生時代のこと。絵や色のこと。お仕事についてでした。

例えば、学生時代と最近の作品を比較して見せたり、色のことを説明するのに人気キャラクターへの色付けを比較して見せてくれたり・・・と、とても分かり易い上、楽しい授業となりました。
 
 
中村さんは、ラジオパーソナリティーを務められているだけあって、おしゃべりに人を引き込む力があり、一時間半の間、話が途絶えることなく、笑いも取りつつ、多くの知識と気づきをいただける時間となりました。
お話の内容で、印象に残っているのは「絵の良し悪しは、学内の友達やクラスメートに聞くよりもコンビニに屯するヤンキーに聞く方が、世間にどれだけ評価されるかの目安になる」と言われたことやスランプの時は、どうするかの質問に対し、書籍の表紙を描いた時を例に「スランプはない。表現するものは、その書籍の中にある」とユニークで多いに納得のいく回答でした。
その後も、デザインの学科長室に場所を変え、10 名程の学生作品を見て、的確な意見と叱咤激励をいただき、19:00 頃まで、学生達にお付き合いいただきました。
 
中村さんの背中を追って、学生達も世の中に大きく羽ばたく夢を描けたのではないでしょうか。
お疲れ様でした。
 
 

報告者:デザイン学科 駒原 稔子特任教授


2020年1月8日

本学出身の漫画家 島本和彦先生 熱血特別講義!!

今日は、本学映像計画学科(現:映像学科)出身の漫画家 島本和彦先生による特別講義をご紹介します!


みなさんは、大阪芸術大学を舞台にした漫画「アオイホノオ」をご覧になったことはありますか。
2014年に柳楽優弥さん主演でドラマ化もされており、本学キャンパスでも撮影が行われたんですよ!
主人公の焔燃(ホノオモユル)が通うのは、正確には「大作家芸術大学(おおさっかげいじゅつだいがく)」で、物語もあくまで「フィクションである」とのこと。
しかし、大阪芸大と思しき建物や風景、そして本学出身で現在は客員教授の山賀博之先生や赤井孝美先生、「新世紀エヴァンゲリオン」監督の庵野秀明さんなどが実名で登場します。

この「アオイホノオ」の作者こそ、島本先生!
島本先生が通われていた1980年代の大阪芸大での出来事を、ほぼそのまま描いた作品なのです!
他にも、「炎の転校生」「逆境ナイン」「吼えろペン」などを連載されていました。


島本先生は、大阪芸大在学中にデビューを果たし、35年以上漫画家を続けていらっしゃいます。
現在は、北海道札幌市のご実家の会社経営のため、1ヶ月のうち約5日間だけ漫画を描き、月刊誌での連載を続けられているとのこと。

大阪芸大に入学する時には、すでに漫画家という夢を胸に抱きながら、映像制作にも取り組まれたそうです。
自身の学生時代を振り返り、「恥ずかしがることは勿体ない、恥は捨てるべき」と話されました。
「キャンパスに可愛い女の子がいても、『僕がつくる映画に出てくれないか』なんて恥ずかしくて言えないんですよね」と。

また、同世代がつくる作品はどうも「気に喰わない」と感じていたそうです。笑
なぜなら、同じ時代に流行った作品に影響されて育っているので、発想も似通いやすく、元ネタがわかってガッカリしてしまうのだということ。
「でも、つくったもの勝ち!恥ずかしがってはいけない!」と島本先生は続けられました!


さらに、学生からの質問に対しても、時間が許す限り答えてくださいました!
「やりたいことがたくさんあって中途半端になる」という学生には、「漫画だったら色んな作品を途中まで描くのではなく、1本描き上げて評価をもらうところまではやり遂げて」とアドバイス。
「同級生の庵野さんはどんな人でしたか?」といった質問には…黒板に学生時代のイラストが!?

 

そして講義が終わった後は、サインをもらおうとする学生で、長打の列…!
大人気の島本先生でした。

今回の講義で私が一番印象に残ったのは、「作品はゼロからはつくれない。自分の中にあるものの切り売りだけでは限界がある。だから、学生時代こそたくさんの人と繋がって、引き出しをたくさんつくってほしい」とおっしゃっていたことです。
「アオイホノオ」はまさに、島本先生の大阪芸大での経験が糧となって生まれた作品なのだと改めて感じました!


熱く語られる島本先生の姿は、熱血主人公「焔くん」を彷彿とさせ、終始感動でいっぱいのブログ担当でした。
素敵なご講義をありがとうございました!!

 

投稿:島田(学生課)