今回は初等芸術教育学科の『こども文化論』の授業にお邪魔しました!
講師を務めていらっしゃるのは、キャラクター造形学科の遠藤賢治先生です。
【こども文化論】
こどもたちの成長はどのように促されていくのか考察する。こどもの文化はどのように形成されていくのか考察する。
それを踏まえてこどもたちと共に遊び、学ぶ素材、教材について考え、その実践方法を勘案したい。 今後、将来に活用できるノートを作りましょう。(シラバスより)
前期はおりがみや、空き缶を使った工作、絵本の読み解きなどをしていたそうです。
そして後期はというと、班に分かれて「こどもたちのためにできる何か」を発表する、という学生たちの研究発表が行われています!
子供たちが発表するようなもの、子供たちと一緒にやるもの、子供たちが自主的にやれるようなもの、という三つのテーマでそれぞれ自由に発表を考えました。
この課題は夏期休暇前に出されたようで、学生たちは班員と夏休み中に連絡を取り合って準備をしてきました。
この日の発表は放送学科と演奏学科のチームと、班員全員が初等芸術教育学科のチーム。
一組目はスライドショーと音声を組み合わせたお芝居でした。
題目はみんながよく知っている『ヘンゼルとグレーテル』。
ところどころにクイズも交えつつ、発表を見ている他の学生も参加できるような構成になっていました。
お芝居の終わった後には、「最後まで聞いてくれたいい子のみんな」に魔女からアメのプレゼントも!
肩車…じゃなくて、とても背の高い魔女さんで、歩きにくそうにアメを配ってくれました(笑)。
「放送学科らしい発表にしようと思って、アナウンスコースの子がいたので声も使ってお芝居をしようと考えました。こども文化論は他の班の個性的な発表が見れて楽しいです!」
ちなみに予算はプレゼントのアメ代だけだったそうです(笑)。
次の班の発表は、「ペットボトルで楽器をつくろう」でした。
ペットボトルでオカリナを作るという発表で、カッターで穴を開けてストローをくっつけるという簡単な工作だったのですが、コツが掴めずなかなか音が出ません…。
班員の人にコツを教わりながらどうにか音が出るようになりました。
遠藤先生はなんとなくですが音階も出せる楽器を作っていました。スゴイ!!
このペットボトルオカリナでこだわったことはありますか?と聞いたら、丸みのあるペットボトルの方がいい音が出るんですよ!と教えてくれました。
「他の班の発表を見ていると、あ、これ使える!っていうのがあって勉強になります。この授業は子供たちとの交流に使えるネタ発見の場です」
話を聞いた学生は小学校の先生になるのが目標だそうです。素敵ですね!
前の班ではスライムを作ったりしたんだとか…楽しそう!
なんだか大人になってしまうと体験できないことが盛りだくさん。
しかもそれを自分たちが楽しむだけでなく、子供たちと一緒に学ぶ、初等芸術教育学科ならではの授業でした!
投稿:山口(OUA-TV)