今日から、大阪芸術大学芸術情報センター展示ホールで、大阪芸術大大学博物館主催の所蔵品展「大阪芸術大学 半世紀のあゆみ」が開催されています!
大阪芸術大学は、1964年に浪速芸術大学という名前で創立されました。豊かなブドウ畑が広がる丘陵地を切り開いて建設されたキャンパスは、大学開設と併行して実施された公開コンペの入選案に基いて計画されています。
これは教育界では初めての試みでした。
当初は、美術とデザインの2学科だけでスタートしましたが、学科が増設されるたびに次々と校舎が建設され、現在は14学科という幅広い領域の総合芸術大学に発展しました。
今年で大阪芸術大学は開学から50周年!!
この展示では、そんな大阪芸術大学の半世紀のあゆみを紹介しています!
まずは、芸大開学当初の様子が展示されています。
まだブドウ畑だったキャンパス建設前の南河内校地や、工事途中の芸大校舎、現在しない0号館の写真など、今ではもう見ることのできない貴重な写真がたくさん…!!
自称・大阪芸大マニアの私としては、テンションの上がるものばかりです。
初代美術学科長の鍋井克之先生をはじめ、当時の芸大で教鞭を取っていらっしゃった先生方の作品も紹介されています!!
そして、1966年に浪速芸術大学は大阪芸術大学へと名称変更します。
こちらでは、キャンパス増設工事の変遷について紹介されています。
0号館に始まった大阪芸術大学、その後、1、2、3…号館と続いて建設されたのかと思いきや、実は次に建設されたのは今の15・16号館なんです!
当時は美術とデザイン学科の実習室として使用されていたそうです。
他の校舎はどの時期に、どのようにして建設されていったのか…?気になる方は、ぜひ展示でご覧ください。
芸大の建築物の中でも最も象徴的で、数々の賞を受賞しているのは、今回の所蔵品展も行われている芸術情報センターです!
これまでの展覧会でも紹介された、大阪芸術大学の所蔵品、蓄音機やアンリ・カルティエ=ブレッソンの「自選コレクション」、本学教員の作品などもずらりと展示されています。
これまでに博物館が行ってきた展覧会の総集編とも言える、とても豪華な空間です…!!!
さらに、卒業生の作品や、
元美術学科長・松井正先生が描いた30数年前の芸大キャンパス「大阪芸術大学」の絵画作品も展示!!
この絵の完成直後に亡くなられた、本学創設者の塚本英世先生の肖像が、弔意を込めて描き加えられたそうです。
この展示空間ひとつで、大阪芸術大学の50年間をタイムトリップすることができました!
芸大の歴史の深さを感じます!!
そして、この展示を見た後に現在の芸大キャンパスを改めて歩いてみると、なんだか少し景色が違って見えます。
ぜひ、多くの方に楽しんで頂きたい所蔵品展です!!
所蔵品展「大阪芸術大学 半世紀のあゆみ」
会期:10月9日(木)~29日(水)(休館日:日曜・祝日および10月15日(水))
時間:11:00-18:00
会場:大阪芸術大学 展示ホール(芸術情報センター1階)
投稿:島田(OUA-TV)