2022年6月6日

大阪府吹奏楽連盟主催 大阪府マーチング講習会

大阪府吹奏楽連盟主催
大阪府マーチング講習会が令和4年6月4日・5日の両日大阪芸術大学学内で開催されました。

6月4日午前10時から大阪芸術大学演奏学科学生によるファンファーレと歓迎演奏で始まりました。

 
ファンファーレ・歓迎演奏風景

今回の講習会は主催:大阪府吹奏楽連盟・朝日新聞社、後援:大阪府教育委員会・大阪市教育委員会・大阪芸術大学で、大阪府下の小学校・中学校・高等学校・大学を対象に開催されました。

2020年と2021年の2年間はコロナ禍の対応で中止を余儀なくされました。
多くの皆さんが開催を望まれていましたがやむなく中止いたしました。
今回の開催についても感染対策予防法を徹底して開催に臨みました。
以前の実施時の参加者には至りませんでしたが、参加していただいた方々には良い経験と良い思い出を作れたのではないかと思います。

約500名参加者で開催し、総合体育館第1アリーナ第・2アリーナ・8号館、各コースに分かれてマーチングの基礎から応用まで学んでいました。

 
参会者全員での基本練習/マーチングバンドメジャー講習

 
マーチング講習/打楽器パート 講習

 
フラッグパート 講習/バンドリーダー 講習

 
発表会 フラッグパート/発表会 マーチングパート


発表会 バンドメジャーパート

お昼休憩時には学内の散策をしたり、芸大城(キャラクター造形学科棟)で写真を撮ったり大学学内を堪能していました。

休憩時間に芸大城(キャラクター造形学科棟)前で賑わう学生達
みんな思い思いに写真を撮影していました。

6月5日最終日は、最後に成果発表を参加者全員で行いました。
部門毎に発表され、講習会の成果に全員驚いていました。

講習会の経験を活かして、秋に開催されるマーチングコンテストへ参加、一歩先に進んでけるように願っています。

2日間ご苦労様でした。

 

投稿:植村(教務部)


2021年12月8日

クリスマスマルシェ&Q展 開催中!

本日は、学内で開催中のイベントを2つ覗いてきました!
 

1つ目は、デザイン学科。
10号館1階エントランスにて、「クリスマスマルシェ」と題したイベントが開かれていました♪

 

デザインプロデュースコース2年生が主催とのこと。
8月頃から参加者を募り、デザイン学科のさまざまなコースの学生たちが出店しています。

 

会期は明日 9日(木)まで、お昼休みと放課後のみの開催です。
ちょっとしたクリスマスプレゼントに、おひとついかがですか?
 

そしてもう1つは、体育館ギャラリーで行っているキャラクター造形学科2年生の展覧会「Q展」です。

 

「Q展」は、学科開設当初から続いている展覧会。
ちょうど大学生の折り返し地点となる、2年生の作品発表の場です。
まだまだ伸びしろが感じられる作品たちですが、卒業制作の頃にはどう成長しているのか楽しみになってきます!

 

こちらは、今月10日(金)まで開催しています。

学生のみなさん、ぜひ色んな学科のイベントを、めぐってみてくださいね!

 

投稿:島田(学生課)


2021年12月2日

“世紀のダ・ヴィンチを探せ!”展覧会開催中

今年で15回目を迎える「“世紀のダ・ヴィンチを探せ!”高校生アートコンペティション2021」!
2007年よりスタートし、高校生を対象にさまざまな芸術ジャンルの作品を公募しているコンペティションです。
今回は、47都道府県518校から1753点の作品応募があり、11月28日(日)に芸術劇場で行われた授賞式にて、各賞が発表されました。
毎年全国各地から応募がありますが、全都道府県から作品が集まったのは2013年以来、8年ぶりだそう。
多くの高校生から注目されるコンペティションへと成長を続けています。
 

さて、現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、入選作品を一堂に集めた展覧会を開催しています。

 

 

最も優秀な作品に贈られるのが、<ダ・ヴィンチ大賞>です。
今年の大賞に選ばれたのは、建築部門 新潟県立上越総合技術高等学校 植木日菜さんの作品「思い出の一ページ」。


約4000本もの桜が咲き誇る高田城址公園に、複合施設を設計した作品です。
“一ページ”と作品名にあるように、本を開いたような形状がとてもユニークです!

そして、大賞以外も必見です!
どの作品も、高校生ならではの感性が光り、普段目にする大学生のものとは、また少し雰囲気が違います。
10代にしか経験できないこと、表現できないものが、たくさんあるのだと思います。
高校生という貴重な時間が、それぞれの作品に表れているように感じました。

 

 
 

みなさんもぜひ、作品をご覧になってくださいね!
 

「”世紀のダ・ヴィンチを探せ!”高校生アートコンペティション2021」展覧会
会期:2021年11月29日(月)~ 12月11日(土)
時間:10:00~16:00(日曜休館)
場所:大阪芸術大学芸術情報センター1階展示ホール

 

投稿:島田(学生課)


2021年11月17日

「雅楽の世界」を覗いてみませんか?

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、音楽学科主催の展覧会「雅楽の世界 新調!左方襲装束と『延喜式』における色彩復原の試み」を開催しています。


雅楽」は、日本の古典音楽の一つです。
楽器のみによる合奏を「管絃」、舞を伴うものを「舞楽」と呼びます。
さらに、中国・ベトナム・インド・ペルシャなどの音楽が起源の「唐楽」による舞楽を「左方」、朝鮮・渤海(現中国の東北地方)の音楽が起源の「高麗楽」による舞楽を「右方」と呼ぶそうです。

大阪芸術大学では、1993年、左方と右方の襲装束(かさねしょうぞく)1領ずつをはじめ、雅楽器を備品として揃えました。
舞楽の演目の一つ「振鉾」は、左右の舞人ひとりずつが鉾を持ち、これから舞楽が行われる舞台の上を清めるという意味があるそうです。
そのため式典のオープニングに最適な演目とされ、1994年の入学式にて初めて舞われて以降、本学の入学式と卒業式のオープニングは雅楽が定番となりました。
雅楽に始まる式典、他の大学ではなかなか見ることができない演出かと思います!

 
過去の卒業式の様子

今回新調されたのは、左方襲装束2領。
会場に入ってまず目に飛び込んでくる、緋色をした衣装です。
1996年の2代目に続くこと、25年ぶりの新調だそうです。

 

近年生産されている襲装束は、模様がプリントであったりと、つくりが簡略化されているものが多いそうなのですが、こちらは正絹の精好紗に、5色の糸で刺繍が施されています。
とても希少なものだそうです。

 

舞楽では、曲によって用いられる装束が決まっており、襲装束はそのなかでも最もポピュラーなもので、多くの曲に共通して用いられています。
1領はパーツごとに、もう1領はマネキンに着せた状態で展示され、とてもわかりやすく紹介されていました。

 

また、装束類だけでなく、楽器や書物類なども展示されています。

 

 

さらに、工芸学科テキスタイル・染織コースの協力で、天然染料の復原も試みられています。
今回は、蓼藍・紅花・蘇芳・刈安・山梔子・黄檗・茜・紫根を染色しています。
どれも全て、植物が原料で、花びらや、樹木の芯材が使われていました。


みなさんも、雅楽の世界を覗きに、ぜひ足を運んでみてください!
 

雅楽の世界 新調!左方襲装束と『延喜式』における色彩復原の試み
会期:2021年11月16日(火)~22日(月)
時間:10時~18時(最終日は17時まで)
場所:芸術情報センター1階展示ホール

★配信イベント
天王寺方楽家 岡昌但伝授譜による江戸時代の復原舞楽
左舞「甘州」
日時:11月20日(土)11時30分~

 

投稿:島田(学生課)


2021年6月2日

所蔵品展「ヨハン・アルデンドルフ展」「早川良雄展」開催

緻密な描き込みによる黒の濃淡で生み出された、モノクロームの画面。
無表情で不気味な人々、謎の猿、得体の知れない生き物たち…
不思議な世界観に、思わず引き込まれてしまいます。

 
 

現在、芸術情報センター展示ホールでは、令和3年度大阪芸術大学所蔵品展「ヨハン・アルデンドルフ展 モノクロームの住人たち」を開催中です。

ヨハン・アルデンドルフは、1924年にオランダのアムステルダムに生まれ、第二次世界大戦後にヨーロッパ各地を放浪。
その後、南仏のカーニュ・シュール・メールに移り住み、作家活動を行っていました。
単色で描かれた独特のモチーフは、今も多くの人を魅了しています。

大阪芸術大学は彼の作品を37点所蔵しており、今回の所蔵品展では、そのコレクションが10年ぶりに公開されています。

 

これらは、元写真学科長の岩宮武二教授と、元短期大学部デザイン美術学科長の大高猛教授が、生前にアルデンドルフの魅力に惹かれて収集されたものです。
彼の作品の多くは個人の愛好家が所有しているため、本学のまとまったコレクションは、他に例のない貴重なものらしいです。

 
 

アルデンドルフの作品は、近くで見ると、等間隔の細い線で描き上げられています。
使用されている画材は、コンテ鉛筆と呼ばれる、鉛筆よりやわらかいクレヨンの一種。
消しゴムを使うと白地が滲んでしまうため、一発で描き切っているようです。
彼はこの独自の手法を30年以上続け、およそ200点の作品を生み出されたとのこと。


会場には、本学のコレクションの中で一番古い1967年の作品から順番に、1989年のものまで並べられています。

 

驚くことにほとんど作風が変わっておらず、彼の中に一貫したものがあることが伺えます。

 

彼が住んでいたカーニュ・シュール・メールでは、彼が画家であることを知る人はほとんどいなかったそうです。
ギター演奏で生計を立てており、歌を口ずさみながら、1ヶ月1枚ほどのペースで、絵画制作に打ち込んでいたと言います。
彼の音楽好きは作品にも表れており、楽器や音楽モチーフもしばしば登場していて、見ていてとても面白かったです。
 

学生のみなさん、本学でしか味わえない所蔵品展に、ぜひお越しください!

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在学生・教職員など学内向けの開催となっています。
 

また…芸術情報センター地下1階では、「早川良雄〈顔シリーズ〉展」も開催しています。

 

本学創設時から、デザイン学科教授を務められていたデザイナーの早川良雄
早川先生の作品は、学生のみなさんは絶対に目にしたことがあるはず…!

実は、アートホールのタペストリーの原画を描かれたのも早川先生なんです。

 

地下の作品は定期的に展示替えをし、6期に分けて順次作品が紹介されますので、ぜひこちらもお立ち寄りくださいね。

 

投稿:島田(学生課)