2021年6月2日

所蔵品展「ヨハン・アルデンドルフ展」「早川良雄展」開催

緻密な描き込みによる黒の濃淡で生み出された、モノクロームの画面。
無表情で不気味な人々、謎の猿、得体の知れない生き物たち…
不思議な世界観に、思わず引き込まれてしまいます。

 
 

現在、芸術情報センター展示ホールでは、令和3年度大阪芸術大学所蔵品展「ヨハン・アルデンドルフ展 モノクロームの住人たち」を開催中です。

ヨハン・アルデンドルフは、1924年にオランダのアムステルダムに生まれ、第二次世界大戦後にヨーロッパ各地を放浪。
その後、南仏のカーニュ・シュール・メールに移り住み、作家活動を行っていました。
単色で描かれた独特のモチーフは、今も多くの人を魅了しています。

大阪芸術大学は彼の作品を37点所蔵しており、今回の所蔵品展では、そのコレクションが10年ぶりに公開されています。

 

これらは、元写真学科長の岩宮武二教授と、元短期大学部デザイン美術学科長の大高猛教授が、生前にアルデンドルフの魅力に惹かれて収集されたものです。
彼の作品の多くは個人の愛好家が所有しているため、本学のまとまったコレクションは、他に例のない貴重なものらしいです。

 
 

アルデンドルフの作品は、近くで見ると、等間隔の細い線で描き上げられています。
使用されている画材は、コンテ鉛筆と呼ばれる、鉛筆よりやわらかいクレヨンの一種。
消しゴムを使うと白地が滲んでしまうため、一発で描き切っているようです。
彼はこの独自の手法を30年以上続け、およそ200点の作品を生み出されたとのこと。


会場には、本学のコレクションの中で一番古い1967年の作品から順番に、1989年のものまで並べられています。

 

驚くことにほとんど作風が変わっておらず、彼の中に一貫したものがあることが伺えます。

 

彼が住んでいたカーニュ・シュール・メールでは、彼が画家であることを知る人はほとんどいなかったそうです。
ギター演奏で生計を立てており、歌を口ずさみながら、1ヶ月1枚ほどのペースで、絵画制作に打ち込んでいたと言います。
彼の音楽好きは作品にも表れており、楽器や音楽モチーフもしばしば登場していて、見ていてとても面白かったです。
 

学生のみなさん、本学でしか味わえない所蔵品展に、ぜひお越しください!

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在学生・教職員など学内向けの開催となっています。
 

また…芸術情報センター地下1階では、「早川良雄〈顔シリーズ〉展」も開催しています。

 

本学創設時から、デザイン学科教授を務められていたデザイナーの早川良雄
早川先生の作品は、学生のみなさんは絶対に目にしたことがあるはず…!

実は、アートホールのタペストリーの原画を描かれたのも早川先生なんです。

 

地下の作品は定期的に展示替えをし、6期に分けて順次作品が紹介されますので、ぜひこちらもお立ち寄りくださいね。

 

投稿:島田(学生課)


2021年2月22日

今年も卒展まわってきました!

令和2年度 大阪芸術大学 卒業制作展」が、今月21日(日)まで開催されました。


みなさんご覧になりましたでしょうか。

卒展期間中は毎年、キャンパスが”アート一色”に染まります。
もちろん、大阪芸大は普段からアートで溢れていますが、やはり卒展の空気は特別です。
 

各会場に行くと、その学科やコースの特長が色濃く表れています。

 

 

大胆で迫力ある超大作や、細かい作業が要されたであろう繊細な作品、4年間の研究の努力がにじみ出る論文…

 

一つとして同じものはありません。
それぞれの学生たちのストーリーが、卒業制作を通して見えてきます。

そして絶対に見逃せないのが、芸術情報センター展示ホールの「優秀作品展」!
今年も、各学科で最も優秀な作品に贈られる「学長賞」をはじめ、受賞作品たちが集いました。

 

 

特に今年注目だったのは、完成年度を迎えたアートサイエンス学科。
従来のペットロボットからは逸した生命を感じるセラピーロボットや、ARを用いた動画など、今までの卒展にはない新しいジャンルの作品が参入していました。

 

卒業後の活躍も楽しみです!
 

2月27日(土)からは、大阪芸術大学スカイキャンパスで「令和2年度 大阪芸術大学グループ 卒業制作選抜展」を開催します!
こちらには、本学の「優秀作品展」出展作品に加えて、短期大学部と大阪美術専門学校から選抜された作品も展示されます。
見応え抜群かと思いますので、みなさんぜひ、覗いてみてくださいね。

 

投稿:島田(学生課)


2020年10月8日

アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション展 開催

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、大阪芸術大学所蔵品展「アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション展」を開催中です!

 

アンリ・カルティエ=ブレッソンは、1908年にフランスで生まれた、20世紀を代表するカメラマンです。
愛用のカメラ「ライカ」を手に世界中を飛び回り、激動する歴史の瞬間や、日常の光景を瞬時にとらえて完璧な構図を作り出しました。

アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション」は、ブレッソン自身が全写真作品の中から選び抜いた411点で構成され、彼の写真創作の全容を一望できるものとなっています。
大阪芸術大学には、1977年に教育資料として所蔵されました。

今回は、その中から約80点を紹介しています!

 

みなさんは、写真を撮る時などに「決定的瞬間」と表現することはありませんか?
辞書では「重要な物事が起こる、その瞬間」などと記載されていますが、元々はブレッソンの写真集のタイトルから来ています。
その写真集は、ブレッソンにとって初めての本格的な写真集で、フランスとアメリカで出版されました。
フランス版は「Image à la Sauvette(逃げ去るイメージ)」ですが、英語には同じような意味の言葉が見当たらず、アメリカ版は「The Decisibe Moment(決定的瞬間)」と命名。
日本では、和訳した「決定的瞬間」という言葉と共に有名になりました。


本学の図書館にも所蔵されています。

 

当時、写真は専ら肖像か風景を写すことに使われていましたが、ブレッソンの写真はまさに何かが起きる一瞬にシャッターが切られており、多くの人々に衝撃を与えました。
歴史的な場面だけでなく、日常の何気ない瞬間、人々のふとした表情をとらえることで、時代背景や社会情勢が写し出されています。

 

みなさん、ぜひ会場へお越しください!
 

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、在学生・教職員など学内の方に向けて開催しています。
ご来館の際はマスクの着用をお願いいたします。
発熱や咳・咽頭痛などの症状がある方はご来館をお控えください。
会期の変更や入場制限を行う場合があります。


(学生の方は、学生証をカードリーダーに通すことで入場を管理します。)
 

令和2年度 大阪芸術大学所蔵品展
「アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション展」
2020年10月5日(月)~22日(木)
開館時間 11:00~17:00
休館日  日曜日、10月10日(土)、15日(木)

 

投稿:島田(学生課)


2020年8月4日

「ぶんぶんフェス」合同展示会 開催中!

今日のブログは、学生主催の展覧会の模様をご紹介します♪
 

現在、芸術情報センター1階展示ホールでは、ぶんぶんフェス2020~突貫圧巻!大学生活だいたい4年間~文化系サークル合同展示会を開催中です!

 

「ぶんぶんフェス」とは、文化倶楽部連合常任委員会(通称:文連)主催、文連加盟団体による合同企画です。
今年度は、音楽系サークル合同ステージパフォーマンス系サークル合同ステージ、そして文化系サークル合同展示会を企画。
当初は3つのイベントを同時開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、ステージイベントは開催を見合わせ、対策を徹底した上で合同展示会から実施する運びとなりました。

 
感染症対策の工夫をしながらの開催です。

今年度の「ぶんぶんフェス」は、新入生歓迎に重きを置いているそうです。
コロナ禍で課外活動自粛が続き、新入生たちはそれぞれのサークルの魅力に直接触れる機会がほとんどありませんでした。
このイベントを通じて、多くの新入生がサークルに興味を持ってくれたら…そんな願いが込められています。

“大学生活だいたい4年間”という副題には、大学生に与えられた4年間という貴重な時間を無駄にせず、今の自分たちにできることを精いっぱい形にしたいという意気込みが強く感じられますね!
 

さて、そんな「ぶんぶんフェス」合同展示会。
会場の展示ホールは、学内でも最大規模のギャラリースペースです。
広大なスペースを余すことなく、たくさんの作品が並んでいます!

 

参加団体

漫画道場鉄漫

写真工房

 

特撮・CGサークルSFA


美術研究会アート・ラボ

 

 

普段、学科では歌を歌っているけれど、サークルでは絵を描いていたり…
学科ではダンスを踊っているけれど、サークルでは写真を撮っていたり…
なんてこともあって、学生の意外な一面を発見でき、面白いです!

 
学園祭実行委員会の紹介もしています。

学生のみなさん、授業の空き時間には、ぜひ展示ホールに足を運んでみてくださいね♪
 

「ぶんぶんフェス2020~突貫圧巻!大学生活だいたい4年間~」
【文化系サークル合同展示会】
会期:8月3日(月)~7日(金)
時間:9:30~18:00(3日のみ16:30~/7日のみ~14:00)

 

投稿:島田(学生課)


2020年6月17日

高円宮殿下記念根付コンペティション 受賞作品展 開催中!

今年も、「高円宮殿下記念根付コンペティション」の作品を募集します!

本学客員教授の高円宮妃久子殿下は、高円宮憲人親王殿下とともに世界有数の根付コレクターとして、また現代根付作家を育ててこられたことでもよく知られています。
大阪芸術大学グループでは高円宮殿下を記念して、グループ校の学生を対象にこのコンペティションを平成21年に創設し、今年で12回目を迎えます。
 

現在、芸術情報センター展示ホールでは、所蔵品展「高円宮殿下記念根付コンペティション 受賞作品展」を開催中!
過去11回に亘るコンペティションにおいて、最優秀にあたる「高円宮賞」や「学長賞」を受賞した作品28点を展示しています。


展示ホールに入って右手が所蔵品展スペース、左手は遠隔授業等で活用できるWi-Fiスポットになっています。

 

みなさんは、根付と聞いてどんなものをイメージされますか?
根付とは元々、江戸時代に印籠や巾着袋などを腰の帯にさげて携帯するため、紐の先に結わえる滑り止めとして使われていたもの。
現在では、海外を中心に伝統工芸品として高く評価されており、多種多様な素材を使った「現代根付」として再び活発になっています。

 

根付の素材と言えば、黄楊や桜などの木材や、動物の牙、鯨の骨、琥珀、陶器などが有名です。
しかし本コンペティションでは、固定概念にとらわれず、学生たちが扱いやすい様々な素材が使われています!

 

真鍮やガラス、羊毛フェルト、樹脂粘土…中にはビーズを使った根付もありました!

 

11年分の作品が並ぶと、その時代の傾向もなんとなく見えてきます。
初期の受賞作品は伝統を重んじたレトロな作風が多く、最近はポップで斬新な作品が多い気がしました。
12回目のコンペティションで選ばれるのは、どんな作品なのでしょうか…?

 

みなさんもぜひ、所蔵品展に足を運んでいただき、学生らしいユニークな根付作品をお楽しみください♪
そして、学生のみなさんは根付制作にも挑戦してみませんか?
 

>>コンペティションの募集要項はコチラ
 

所蔵品展「高円宮殿下記念根付コンペティション 受賞作品展」
会期:2020年6月8日(月)~30日(火) ※日曜休館
時間:10:30~16:30(通常と異なります)
場所:大阪芸術大学 芸術情報センター1階 展示ホール

※手指消毒・マスク着用の上、「博物館入館届」を記入してから入館してください。

 

投稿:島田(学生課)