2018年9月11日

「大阪芸大”はたち”の頃」

現在、芸術情報センターでは、大阪芸術大学所蔵品展を開催しています。


1階 展示ホールと地下展示ケースでは、「大阪芸大”はたち”の頃-元美術学科長 松井正と泉茂」を開催中。

1964年に浪速芸術大学の名前で開学した大阪芸術大学ですが、創立20年…すなわち”はたち”を迎える頃の1980年代に美術学科長を務めていたのが、松井正先生と泉茂先生です。

松井先生は、大阪美術専門学校の前身である大阪美術学校の開学にも参画。
大阪芸術大学開学当初から美術学科を支え、1968年から1988年までの美術学科長でいらっしゃいました。
そして泉先生は、1970年に美術学科教授に就任され、松井先生の後を引き継いで1992年まで学科長を務められました。

会場には、そんなお2人の作品が展示されています!
ほとんどが近年に寄贈されたもので、本学の所蔵品として展示したのは初めての作品ばかりとのこと。

 

 

松井先生は、世界各地の人々や風景を独特な筆遣いで表現。
100年以上の歴史を持つ美術家団体「二科会」の理事も務められていたそうです!

 

松井先生が実際に使われていた筆やパレット、また作品の下絵も展示されていました。
少しずつ構成を練り直し、何度も描き直していることが伺えます。

泉先生の作品は、制作年代により表情が違いますが、これは意識的に作風を変化させていたのだそうです。
一つのスタイルに安住せず、描き方を試行錯誤して突き詰める姿勢が、作品を追うことで感じ取れます。

 

その中でも特に注目したいのが、こちらのインスタレーション作品!
インスタレーションとは、オブジェなどを置いて作家の意向に沿った空間を構成し、場所や空間全体を作品として体験させる芸術です。
1988年11月から翌年10月にかけて、近鉄百貨店本店(現在のあべのハルカス)の2階北側にあった「プロムナード・ギャラリー(ぶどうの散歩道)」にて、本学主催の展覧会が12回開催されたのですが、その第1回の展示で、泉先生の作品としては非常に珍しいインスタレーションとして発表されたのがこの作品。
美術学科客員教授の中川佳宣先生の協力もあり、今回再構成することができました。

 

また、泉先生が表紙を手がけられていた、文芸学科発行の冊子「河南文學」も全巻展示。
こちらは、文芸学科の阪井敏夫先生が出品されたとのこと。
このように、今回の所蔵品展には、当時のお2人を知る現教授陣も多数協力しています。
松井先生も泉先生も、人望に厚い方だったんですね。


 
さらに回廊ギャラリーでは、「早川良雄のイラストレーション」を同時開催。

 

松井先生と同時期に、デザイン学科で教鞭をとられていた早川良雄先生は、毎日放送や関西テレビなど多くの在阪企業のロゴデザイン、百貨店の広告ポスターなどを手がけた他、装丁や空間デザインまで幅広く活躍された、日本を代表するデザイナーです。
その一方、クライアントのない個人の作品として、「形状」シリーズと名づけられた作品を定期的に発表されていました。
今回展示しているのは、1975年から2000年にかけて制作された「形状」シリーズを、2004年に複製プリントしたものです!

芸術情報センターに掛かる大型タピストリーも手がけられた早川先生の作品を、ぜひお楽しみください♪
展示は今月29日(土)まで。

 

投稿:島田(学生課)


2018年7月23日

大阪芸術大学所蔵品展「布のデザイン」

現在、芸術情報センターでは、大阪芸術大学所蔵品展「布のデザインを開催中です!

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わたしたちの生活と布は切り離せない存在です。
誰もが毎日布に触れ、布と共に生活しています。
身につける衣服やバッグ、空間を仕切るカーテン、床に敷く絨毯など、布はさまざまに活用されています。
そんな身近な存在である布には、地域や時代の文化・技術・流行が反映されてきました。
(チラシより抜粋)
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まず展示されているのは、工芸学科の元教員で染色作家 丹下健三先生が2002年に退職される際、大阪芸大へ寄贈された19点のコレクションです。
19点が一堂に展示されたのは、今回が初めてだそう!


屏風形式になっており、木々や岩、水などの自然物をモチーフに、蝋染めで表現されています。
力強い印象でありながら、細かい計算の上で構成されている繊細な作品でもあるとのこと。

 

一番古い作品は1967年、新しいものが1999年と制作時期も幅広く、30年以上に渡る作品が楽しめるのも今回の展示ならでは。
 

そして丹下先生のコーナーとは反対側に展示されているのが、工芸学科の歴史と共に歩まれてきた本学教員・卒業生の作品群です!

 

1970年に開設した工芸学科ですが、それより以前からデザイン学科にクラフト(工芸)を専攻としたコースがあり、そこで教壇に立たれていた教授陣で工芸学科はスタートしました。
染色作家の本野東一先生もそのお1人で、工芸学科の立ち上げから支えられ、2代目学科長も務められました。
また、その時代に本学でテキスタイル・染織を学んだ井関和代先生、小野山和代先生、竹垣恵子先生方は、今は教員側として、学生たちの指導に携わりながら制作を続けられています。

 

展示されているのは、そうした先生方が作家として歩み始めた1970~80年代の作品と、2000年以降の小品、先生方と同様に制作を続ける卒業生の作品です。
 

 

立体的にも平面的にも魅せる布のデザインの世界を、みなさんもぜひ覗いてみてください。
展示は今週27日(金)まで!
>>詳細

 

投稿:島田(学生課)


2018年7月4日

ただいま、芸術情報センターで展示中

現在、芸術情報センターでは、2つの展覧会を開催中です!


展示ホールで開催しているのは、キャラクター造形学科の「シンボルキャラクターコンペティション」の展示。

 

キャラクター造形学科が開設したのは、2005年度のこと。
80年代は国際関連、90年代は情報系がトレンドになった時代に続き、2000年代は漫画やアニメーションなど、日本ならではのサブカルチャーに注目が集まりました。
そんな時代背景の中で、大阪芸術大学に誕生したキャラクター造形学科。
漫画コース、アニメーションコース、ゲームコースの3つのコースを設置し、2013年度には4つ目のフィギュアアーツコースも新設しました。
日本が誇る創作コンテンツにおいて、どの分野にも共通して最重要とされているのが「キャラクター」。
人を惹きつけるキャラクターを生み出す力を求めて、学生たちは日々創造力に磨きをかけています!

 

そんなキャラクター造形学科で開設1年目から続いているのが、「シンボルキャラクターコンペティション」です。
毎年、その年度のキャラクター造形学科のシンボルとなるキャラクターを、全学科全学年対象に募集。
展覧会中の来場者の投票と、キャラクター造形学科の教員による審査によって、優秀作品を決定します!

展示は、来週10日(火)まで。
 

そしてアートホールでは、建築学科の「ダンボールチェア展覧会」を開催しています!!

 

1年生の必須科目「造形計画演習Ⅰ」の一環として毎年行われている、この展覧会。
建築に必須な造形力を基礎から実践まで学習する授業内容で、展示されている作品は、実際に人が座ることを想定した椅子になっています。
強化ダンボールの素材を理解した上で、接着剤や塗料などを使わずに設計されているんですよ。

空間への想像力や構成力、造形感覚を養うための演習として、ダンボールチェアの制作は大変勉強になるそうです。

 

どうすれば人の体重に耐える形になるのか、さまざまな創意工夫が凝らされていて、見ていてとても面白いです!
こちらの展示は、今週7日(土)までです!
 

みなさん、ぜひお立ち寄りください。

 

投稿:島田(学生課)


2018年6月14日

サンフランシスコ美術大学との交流展 開催中

今月20日(水)まで、芸術情報センター展示ホールにて、「大阪芸術大学+サンフランシスコ美術大学 版画交流展」を開催中です。

 

大阪芸術大学の国際交流は、1970年に創設者の塚本英世先生がアメリカの大学事情を視察され、カリフォルニア美術工芸大学(現 カリフォルニア美術大学)のH・X・フォード学長と交流したことがきっかけです。
以後、本学はアメリカ美術大学連盟(AICAD)に加盟するなど、国際化プログラムを充実させていきました!
海外セミナーや短期留学制度も整っており、さらには海外の大学との作品交流展も多数開催しています。

今回の展覧会では、大阪芸術大学美術学科版画コースの学生29名と、サンフランシスコ美術大学版画学科の学生14名、さらに現在本学に短期留学中であるメリーランド美術大学の学生4名の作品が展示されています! 

 

今日は、サンフランシスコ美術大学のアスカオオサワ先生、グレッグ先生、そして出展している学生たちが本学を訪れ、テープカットや内覧会、交流会などが行われました。

 

展示ホールに一堂に会した版画作品は、見応え抜群!!

 

異文化との出会いは、新しい芸術を創造する糧になることと思います。
作品を通して垣間見える文化の違いを、みなさんもぜひご覧ください!

 
 

「大阪芸術大学+サンフランシスコ美術大学 版画交流展」
2018年6月12日(火)~20日(水)
11:00~17:00(16日、17日のみ11:00~16:00)
大阪芸術大学芸術情報センター展示ホール

 

投稿:島田(学生課)


2018年5月22日

作曲作品発表会♪♪

今日のブログは、音楽学科 作曲関連科目選抜生による「作曲作品発表会2018の模様をご紹介します♪♪


音楽学科では、1年生から音楽・音響デザインコースと音楽教育コースに分かれて、それぞれで専門的な学びを追求しています。
そして、音楽・音響デザインコースには「音楽制作演習」という科目があり、1年生の時から作曲にも挑戦します!


今回のイベントでは、授業の中で学生たちが作曲した作品の中から、選抜された19名の作品が演奏されました!!


演奏には、演奏学科の学生たちも参加♪


また、司会は放送学科、ポスターやリーフレットのデザインはデザイン学科の学生が担当しました。


こうした他学科とのコラボレーションができるのも、大阪芸大の強みの一つですね♪

音楽学科教授の田中久美子先生は、「作曲作品は、演奏されることでさらに意義深いものになると考えています」と話されます。

これまでにも、音楽学科の学生が作曲した作品が、楽譜として出版されたこともあるんですよ★
>>記事1記事2

もしかしたら授業の中から、日本を代表するような名曲が生まれる日が来るかも知れませんね♪

 

投稿:島田(学生課)