皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです!! 今日は大阪芸術大学で行われている、所蔵品展に行ってきました!!現在、芸術情報センター地下展示室にて、所蔵品展「アンリ・カルティエ=ブレッソンのフランス―アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクションより―」が行われています。
アンリ・カルティエ=ブレッソンは、20世紀を代表する世界的写真家。本学が所蔵しているのは、自身の写真芸術の集大成として、カルティエ=ブレッソン本人が自分の全写真作品の中から385点(現在は411点)を選び抜いたアンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション。このコレクション、世界でたった4カ所だけに所蔵されているんです。アジアではなんと大阪芸術大学だけ!!この貴重なコレクションを目当てに、学生だけでなく、芸大入学を目指す高校生や、一般の方々も、たくさん足を運んで下さっているんです!!
今回の展示は前期と後期に分かれており、前期期間中の今日は、主にフランスのパリ以外で撮影された写真中心でした。自然な風景をそのまま撮影しているはずなのに、彼の写真はまるで絵画のように構図が決まって整っていることが特徴なんだそう。カルティエ=ブレッソンはもともと画家志望だったため、写真にもその感性が生きているんですね。
私が思わず足をとめてしまったのは1938年の「ジョージ6世のヴェルサイユ訪問」という写真。題名にあるジョージ6世がどこにも映っていません。英国王の訪問をとりまく人々の様子を納めたもの。当時、兄のエドワード8世が王位を捨てて結婚に走ったことから、思いがけず王位を継ぐことになってしまったジョージ6世。そんなジョージ6世を取り巻く複雑な状況を、本人でなく、新国王を好奇の目で見つめる民衆達を被写体とすることで表現しているんですね。決して特別なものでなく、日常をそのまま切り取ったような写真の中に、ユーモアやヒューマニズムが驚くほど溢れています。
他にも、フランスの田舎町の一コマや、子どもを被写体とした作品など、人々の日常に焦点を当てた作品が並びます。前期の展示では、「絵画と写真」「子どもたち」「フォトルポタージュ」「風景」の4つのカテゴリに分けて展示してありました。どの写真も、カルティエ=ブレッソンがその地の人々に親しみ、街に溶け込むことで、雰囲気をそのままに切り取ることができた自然な日常です。 また、会場では、彼の作品だけでなく、作品と共に彼自身に焦点を当てた記録映画「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」も上映しています。この映画は大阪芸術大学図書館にもAV資料として収蔵されていますので、是非見て下さいね!!
さて、今日からはパリで撮影された写真を中心とした後期の展示が行われます。前期展示とはまた一味違った雰囲気を味わうことが出来ますよ!前期をご覧になった方もそうでない方も、是非足をお運びください!
また、大阪芸術大学博物館では、アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション作品集を販売しています!!大阪芸術大学に所蔵されている全411点が収録されています。この作品集に載せる順番も、カルティエ=ブレッソン自身が監修したというこだわりよう!!世界に4つしかないコレクションをぜひあなたのご自宅にも!!
アンリ・カルティエ=ブレッソン自選コレクション 作品集(2006年発行) ソフトカバー:2,000円(1冊) ハードカバー:10,000円(1冊)
所蔵品展 「アンリ・カルティエ=ブレッソンのフランス
2010年11月24日
皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです! 11月ももう半ば、月日が経つのは早いものですね・・・。もう2010年も残すところあとひと月半ですよ!本格的な冬ももう、すぐ目の前!
さて、今日私はOUA-TV事務室にて、いつものように仕事をしておりました。すると、芝生の向こうからぞろぞろと、機材を持った学生たちが押し寄せてくるではありませんか!!何事!?と、早速私はブログ取材のため、カメラ片手に飛び出しました!!
学生たちの正体は、放送学科制作コースの2年生!たくさん機材を持っていたのは、これから中継実習を行うからだったんです!今日はOUA-TV事務室横のピロティで、サークル「よさこい×結び」の活動の様子を中継するらしく、早速準備が始まりました。みなさん、撮影(中継)にはカメラがあれば十分、と思っている方も多いのでは?今回の実習では、カメラは3台!でもそれだけではありません!照明、マイク、他にもたくさんの機材が!カメラからは長ーいケーブルが延びていて・・・辿っていくと・・・芸術劇場前には中継車がスタンバイ!この中継車は中継実習には欠かす事の出来ない車で、このように学内での実習はもちろん、時には学外でも実習を行うこともあるんです!平城遷都1300年祭でも大活躍でした!もっとも、あれは実習ではなく本当の中継業務だったわけですが、このように普段から学生たちは本番さながらの実習を行っているので、本番も堂々とカメラを回すことが出来るんですね!
取材も終え、私ゲイブルはOUA-TV事務室に戻りました。ところが、ガラス張りの室内からは実習の様子が丸見え・・・。と言うことは仕事をしているゲイブルたちの様子も丸見え!? なんとなく恥ずかしいものですね・・・。
学生たちが実習で行った中継のVTRや制作したVTRは、学内のTVモニターでも配信していますので、みなさん、是非チェックしてみてくださいね!
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2010年11月23日
皆さんこんにちは、ゲイブルちゃんです!! 先日もブログでお伝えした通り、11日からは舞台芸術学科で卒業公演も始まり、4年生のみなさんは「卒業」というものを色濃く感じる季節になってきたのではないでしょうか??卒業制作や論文に大忙しという学生も多いはず!私ゲイブルも、そりゃあもう苦労しましたとも!!ゲイブルは放送学科だったので論文でしたが、芸大では論文ではなく、作品を卒業制作として提出する学科もあるんです! 優秀な作品は卒業制作展に出展されるので、みんなそれを目指して頑張っているんです!
さて、卒業制作に勤しむのもいいですが、たまには息抜きも必要!!素敵な音楽に触れて、心を癒してみませんか??今日は25日に行われる、川井郁子先生のスペシャルチャリティコンサートのご紹介です!
川井郁子先生と言えば、言わずと知れた大阪芸術大学の人気教授!!国内外のオーケストラや演奏家との共演や、他芸術とのコラボレーションなど、幅広い活動をしておられます。 先日も、平城宮跡会場で行われた「川井郁子‐音絵巻」に行ってきたのですが、名器ストラディバリウスから紡ぎだされる情熱的な音色に、とっても感動しました!川井先生といえば、その演奏の素晴らしさはもちろん、とってもお綺麗なことでも有名!舞台の上で曲を奏でる様は、その美しさにさらに磨きがかかり、同じ女性であるにもかかわらず、私ゲイブルは、思わず見惚れてしまいました!!
さらに今回のコンサートのスペシャルゲストは、世界三大テノール歌手である、ホセ・カレーラス氏!!自身の白血病での闘病を機に、積極的に慈善活動も行っておられます。
世界的大スターであるこのお二人の貴重な共演。川井先生のストラディバリウスから繰り出される繊細で情熱的な音色と、ホセ・カレーラス氏の迫力ある歌声を、是非お楽しみください!
大阪芸術大学特別演奏会 川井郁子スペシャルチャリティコンサート 世界三大テノール歌手を迎えて スペシャルゲスト:ホセ・カレーラス 日時:2010年11月25日 18:30~開場 19:00~開演 場所:神戸国際会館 こくさいホール (兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1番6号) 入場料:S席 12000円 A席 10000円 B席 6000円 学生 2000円 S・A・B席 座席指定 学生のみ当日座席券引換・要学生証の提示
チケット販売 ローソンチケット 0570-084-005(Lコード 58071) チケットぴあ 0570-02-999(Pコード 122-190)
お問い合わせ 大阪コンサート協会 TEL:06-6762-2204 E-mail:osaka-c@nifty.com
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2010年11月22日
1つめは、京都の繁華街三条通御幸町に新しい画廊Gallery PARC (ギャラリー・パルク)ができました。その画廊のアートディレクターの1人が、芸術計画学科卒業で、以前大阪府立現代美術センター非常勤学芸員だった半羽優子さんです。画廊は1階ショップ&カフェとの共有エントランスから、吹き抜けの階段を上がった2階にあります。展示空間は現代アートからレクチャ、ワークショップまで行う事ができ、設備としては昇降式スクリーンやプロジェクター、音響機器も備えてあります。 今回お伺いした時には舞台芸術の国際フェステバル「KYOITO EXPERIMENT」の関連の写真展が行われていました。今後、どのような展覧会が企画されるか楽しみです。
会場写真は KYOTO EXPERIMENT関連企画 GOLD SEES BLUE _ KYOTO展 田中和人作品です。
もう1つは、河村啓生さんのグループ展の紹介です。河村さんは芸術計画学科卒業後、京都芸術大学大学院彫刻に在籍しています。そのクラスのイベントが京都市立芸術大学ギャラリー・アクア(堀川御池ギャラリー内)で行われています。彼の作品は、展覧会1階の会場から2階の会場への階段通路を暗幕で覆い、通路階段途中に野外で使用される青色照明器具を3点設置してあります。照明は一定の時間事に消滅を繰り返します。
河村さんから、大学院に進学されて学部の時の作風から大きく変えた理由を現在の制作環境を省みながら次のようなコメントをいただきました。今回はそれを紹介します。「いまの僕が所属する場所は、多かれ少なかれ誰もがモノを作っている環境です。そのような場所にいて、僕にとって自分の中にあるコンセプトが「モノをつくる」という行為以上に大切だったってことに気付かされました。「モノをつくること」自体を無意識のうちに目的化してしまっている院生や京都芸大の人たちに僕がちょっと違和感を覚えていて、自分の掲げたテーマに対してもっとクリティカルな方法を取っていかないと、コンセプトや思考はフニャフニャなのに、モノとしてはそれなりの作品をつくってくる彼らと一緒に見られてしまうと感じています。作品自体が弱いのはダメですが、そういう意味では芸計の(一部の)人たちの方が、「アート」という得体の知れないものに対して誠実に動いていたんだなって、いまは思います。」
報告・芸術計画学科 講師 加藤隆明
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