今日はキャラクター造形学科の「絵本の表現」という授業を少し聴講させていただきました。 今日の講義は「クリスマス講義」として企画され、立原えりか先生から世界のクリスマスのお話やサンタクロースはいつの時代から登場したのかなど、このシーズンにピッタリなお話が聴けた講義でした。
サンタクロースの存在を信じていた子供が、ある日友人から「サンタなんて本当はいないんだよ。あれはお父さんが変装してるんだ。」と言われたとき、子供は自分の心の中でどのように折り合いをつけて自分を納得させるのか、そんなことを考えながら授業を受けると今日の授業は一層深みが増しました。
初めてサンタクロース登場したのは1920年。その頃はトナカイではなく2頭の豚が引っぱるソリに乗った小人のサンタだったそうです。
日本に初めてクリスマスツリーが立ったのは1860年。ちょうちんを使って装飾していた時代もあるそうです。また、日本で初めてサンタクロースが登場したとき、日本にはそれまでサンタ容姿に関する資料が全くなかったため、ちょんまげのカツラで羽織袴姿だったとか・・・。そんな格好で「サンタクロースじゃー!」って登場したんだそうです。
講義の後半では、「サンタクロースっているんでしょうか?」という絵本が紹介され、駒原みのり先生による朗読を聴かせていただきました。 この時期になるとさまざまなところで繰り返し紹介される絵本だそうです。
サン新聞社というところに、ある日、幼い文字で「サンタクロースっているんでしょうか?」というお手紙が届きます。その大切な質問に対して記者が社説としてそのお返事をする、という内容です。興味のある方は是非読んでみて下さい。
仏教の国でも、ヒンドゥーの国でも、宗教に関係なく全世界で愛されている「サンタクロース」というキャラクター。この機会に「このキャラクターが愛される理由」を研究してみるのもよいのではないでしょうか?
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