2014年6月30日

ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」

今日・6月30日は、『ハーフタイムデー』。
今年一年も、残すところあと半分ですね!
1月1日のブログで、「今年の目標は全学科の授業を紹介する!」と述べた私。
まだまだ全学科には至っていないので、残りの半年も色んな学科にお邪魔したいなと思っています!

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で今年4月から教授として就任された田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」を率いる内藤裕敬さんが、交替で出演されます。

そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは先週に引き続き、映像学科卒業生で漫画原作者の小森陽一さんです!
先週は小森さんの中学時代までを振り返ってきましたが、今回は高校、そして大阪芸術大学時代について語られます。

小森さんの芸大生時代の話は、どれも面白いものばかり!
入学を決めたきっかけや、寮での生活、先輩や先生とのエピソード、卒業制作についてなど、必聴です!!
ぜひ、今夜の放送をお聴きください。

「大阪芸大スカイキャンパス」
6月30日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2014年6月24日

「ポピュラーダンス実習Ⅰ・Ⅱ」

今日は舞台芸術学科ポピュラーダンスコースの授業「ポピュラーダンス実習」をご紹介します!

ポピュラーダンスコースは、昨年度開設された新しいコース。
ダンステクニックはもちろん、振り付けやコンディショニングなど、プロとして活躍するうえで必要な知識・技術を身につけていきます。
その中でも「ポピュラーダンス実習」はⅠからⅣまであり4年間を通して行うもので、コースの主軸的な実習科目です。
さまざまなジャンルのダンスに応じられるよう、一つの実習を複数人の先生方が担当されています!
もちろん、現役のダンサーとして活躍されている先生ばかり!

まずは2年生の授業風景。
現在17名の学生たちが学んでいます。

午前中は、長野瑛美EMI)先生によるストリートジャズを中心としたダンスのレッスンを行っていました。
首、胸、腰に重きを置いたアイソレーションでボディコントロールのバリエーションを増強します。

続いて、午後は山田幸弘先生によるヒップホップのレッスン!
日本の踊りの文化にはなかった音楽性や芸術性にふれ、ストリートダンスの重要性を学びます。

そしてこちらが、1年生。
今年度は29名の学生たちが入学してきました!

佐藤一平IPPEI)先生による指導のもと、8月に行われる「大阪芸術大学プロムナードコンサート」でのダンスの練習に取り組んでいました!
入学して3ヶ月とは思えないほど、どの学生もしっかりと技術が身についている様子。
8月の公演が楽しみです!!

ところで、ダンスのジャンルの名前がいくつか出てきましたが、みなさんはその違いをご存知ですか?
ストリートダンスというのはその名の通り、路上で踊られることから発生したダンスの一種。
その中でも基本となるのがヒップホップダンスで、1970年代頃にニューヨークで生まれました。
アップ(カウントに合わせて膝を伸ばす)とダウン(膝を曲げる)で表現するのが特徴です。
ストリートジャズは、ストリートダンスにジャズ要素を取り入れたもの。
ジャズダンスとは、ジャズミュージックに合わせて踊ったことから名が付いたもので、バレエ要素が含まれています。
”AとBとCは全くの別物”というよりは、”AにBの要素を加えたものがC”というように、時代の変化とともにさまざまなジャンルのダンスが生まれているんですね。

もちろん、全く同じ振り付けのダンスでも、踊る人によって味も変わりますよね!
幅広いダンステクニックを身につけながら、自分にしかできない表現に辿り着いたら素敵ですね。

投稿:島田(OUA-TV)


2014年6月23日

ラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」

一昨日の6月21日は「夏至」でしたね。
一年で最も日照時間が長い日。
夏至が過ぎたということは、これからどんどん気温が上昇していくということ。
熱中症などに気をつけてくださいね!

さて、今日は大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で今年4月から教授として就任された田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」を率いる内藤裕敬さんが、交替で出演されます。

そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、映像学科卒業生で漫画原作者の小森陽一さんです!
漫画原作としての代表作には「海猿」などが挙げられ、その他にも脚本家、小説家、映像作家などでも活躍されています。

今週は、小森さんの幼少期から中学時代までを振り返ってのトークが繰り広げられます!
幼い頃から映画が好きで、小学生の頃にはすでにその才能を生かしてクラスで活躍されていた小森さん。
映画に興味を持つようになったきっかけなども話されます。
ぜひ、お聴きください!!

「大阪芸大スカイキャンパス」
6月23日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

投稿:島田(OUA-TV)


2014年6月20日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

明日は、大阪芸術大学グループの創設者 塚本英世記念日で全学休講です。
電気設備点検による停電・断水のため、終日全館施設利用不可・学内入構禁止となります。
芸大グループのホームページの閲覧や、Actibe Mailの使用などもできませんので、お気をつけください!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、「虚實皮膜の間(にしきかげえふいるむのあわい)」と題して学内で上演された、錦影絵の話題からお伝えします!
錦影絵とは、江戸時代に確立された影絵のことを言います。
錦影絵を復元し、現代のアートへと昇華させるために、芸術計画学科教授の池田光恵先生指導のもとに学生たちが集まって行っているものです。
日本のアニメーションの原点とも言えるもの…ぜひご覧ください!

 

続いて、大阪芸術大学の学生たちが制作した映像作品をお届けする「OUAシアター」のコーナーです!
今回は、「メッセージV 2013」で上映された作品の中から、映像学科の大内雅人さんが監督した『かっぱのカブソ』をお送りします。
家族には家事を押し付けられ、学校では不良にカツアゲをされ、散々な日々を送る主人公。
かっぱのカブソとの出会いがもたらすものとは…?!

 

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜24時40分からサンテレビで放送中!また、奈良テレビ放送、テレビ和歌山でも好評放送中です!
みなさん是非ご覧ください!!

<<オンエア情報>>
6月20日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:40から
6月21日(土)
テレビ和歌山 23:00から ※放送時間変更


2014年6月19日

中原裕美展(美術学科07年度卒) ギャラリーH.O.T   4/28-5/10

版画によって覆いつくされた壁、プリントされた和紙が隙間なくピンで留められている。
反復するイメージに丸みを帯びた「かわいいもの」が刷られている。
画面はカラフルで一つの版から144枚が刷られている。


展覧会のタイトルに「POP」とあった。
作者は日常的に使用する「POP」と美術に使われるのとでは内容が異なると考えた。
そしてより今の生活の中にある「POP」を表現したかったという。

今日あるPOPとは、日頃よく出かけるカラフルで雑多な物がぎっしり隙間なく並ぶ場所。
大型スーパーマーケットやユニクロ、百均ショップなどがそうである。
キャラクターグッズで埋め尽くされたホテルの部屋、その室内は壁一面にキッチュな壁紙が貼られ、子供が異世界に飛び込みたくなるようなワクワク感を演出するような場所。
中原さんは、そのようなところにPOP感覚を見出している。


確かにそのようにも感じ取れるが、しかしこの作品を体験したならば、その向こうにあるものと出合うように思える。
和紙に木版でプリントしていることで、それはもうチープな壁紙になりえない。
複製芸術である版画においてアウラ喪失はありうることだが、現代の壁紙と木版プリントの比較では、木版画にアウラが蘇ってくる。144枚の木版画で構成された空間は、鑑者を包み込むように圧倒的な版画の力を放出している。

一枚一枚の版画を見ると、アンディ・ウォーホルのようなシルクスクリーンでの刷残しやズレ表現など、巧妙に真似ているところが見えてくる。
木版画性とその媒体の歴史が壁紙POPと一線を置いているように思えた。

報告 教養課程講師 加藤隆明 協力 芸術計画学科研究室