2011年5月19日

入江泰吉と水門会写真展  奈良市美術館

irie002.jpg 入江泰吉氏(1905年―1992年)は奈良の風景などの写真を撮り高い評価を受けた写真家で1960年浪速短期大学(現大阪芸術大学短期大学部)教授に就任しています。水門会は入江先生を 慕って集まった人たちにより生まれたもので、今回この展覧会が5月3日から8日まで行われました。井上博道氏、今駒清則氏、高畠節二氏、藤井宏氏、藤井博信氏など、元教授や現教授、卒業生が参加されていました。

 

irie001.jpg 入江泰吉氏は、奈良大和路の風景や風俗、仏像など数多くの作品を残されています。水門会の方々の作品にも、入江泰吉氏の教えが引継がれながらも、一人一人独自の世界観を作り出されておられるようでした。
 

  irie000.jpg入江氏は仏像の撮影時の対象を照らす灯り、その灯りの位置により多様な表情が生まれる仏像に畏怖の念を感じたということです。

irie003.jpg現在の美術館等では、一定の安定した光で作品を鑑賞するのが一般的ですが、それ以外に、自然光や揺らめく灯りによる作品の鑑賞体験も魅力的かも知れません。造形芸術の歴史では最初にラスコー壁が紹介されています。

irie004.jpg写真で記録されたその壁画は一
定の明るさで映し出されています。しかし壁画制作当時は、揺れ動く松明の灯りで壁画を体験していました。灯りが揺れ動くたび描かれた動物たちには生命が宿った様に感じたでしょう。
 

 

123000.jpg藤井博信さん(写真学科85卒)は現在奈良新聞編集部写真記者として活躍されています。
 

  学生の皆さんが奈良県内でアートイベントを行う場合是非連絡頂きたいとのことです。

 

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室