今日のブログは、10月26日(木)に開催された大阪芸術大学 第39回オペラ公演「魔笛」の模様をご紹介します!!
毎年、大学内の芸術劇場で開催している大阪芸術大学オペラ公演ですが…
今年度は大学の外へ飛び出し、NHK大阪ホールという大舞台での公演を行いました!!
事前申込みの時点ですでに定員に達しておりましたが、当日は、およそ1400席の観客席があっという間に埋まってしまうほどの人気ぶり!
「魔笛」はモーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラ。
第1幕と第2幕で構成されており、「夜の女王のアリア」や、パパゲーノとパパゲーナが掛け合う「パパパの二重唱」など、みなさんが必ず耳にしたことがある名曲がたくさん盛り込まれています!!
今年3月のオペラ公演でも取り上げられた演目で、その時にはドイツ語と日本語の両方を織り交ぜて歌われたのですが、今回の10月の公演では全ての曲がドイツ語で歌い上げられました。
演出は、舞台芸術学科長の浜畑賢吉先生。
演奏学科客員教授の牧村邦彦先生 指揮、大阪芸術大学管弦楽団の生演奏で音楽が届けられました。
そして、キャストは演奏学科声楽コースを中心に、舞台芸術学科舞踊コースの学生など、さまざまな学科から出演!!
さらに、今回初の試みとして、アートサイエンス学科客員教授の村松亮太郎先生が代表を務めるクリエイティブカンパニーNAKED Inc.によるプロジェクションマッピングで、舞台の世界観を表現しました。
舞台の上から吊るされているのは、大阪芸大のキャンパスに生えていた本物の竹。
そして、中央に設置されているセットの素材は、ダンボールでつくられているそうです。
そこへプロジェクションマッピングの光が照らされると、星空になったり、森になったり、炎が上がったり…とても幻想的で美しいステージに仕上がりました!!
また、今回のスペシャルゲスト 舞台芸術学科卒業生で俳優の木下ほうかさんのご出演も、見逃せないシーンとなりました!!
パパゲーノとの掛け合いは、思わずクスリとしてしまい、高雅なイメージのオペラの中に和やかな空気をつくってくださいました!
私は、大阪芸大の「魔笛」を見るのは今回が4回目だったのですが、これまでに見た公演とは全く雰囲気が違って、とても新鮮な気持ちで舞台を楽しむことができました♪
過去の上演で培ってきた伝統的な表現と、今回新たに取り入れた演出が見事にマッチした、素晴らしいオペラになったのではないでしょうか?
ご来場いただきましたみなさま、誠にありがとうございました!!
投稿:島田(企画広報部事務室)