2015年5月16日

ART&DESIGN FORUM EXIHIBITION マンガ表現について

大阪芸術大学スカイキャンパスで開催中のART&DESIGN FORUM EXIHIBITION
7日目は、マンガ家の里中満智子先生をお迎えしてのセミナー「マンガ表現について」が開かれました。


先生自らがホワイトボードに絵を描きながらお話をしてくださり、しかも先生のバックはちょうどガラス張りになっていて、地上約150mから大阪の街を一望できる大パノラマになっていました!
なんとも贅沢な条件でのセミナーでした。

マンガにおける少し未来の話は、近年発達する電子書籍に着目し、そこから改めて紙の歴史を振り返るところから始まりました。
本は、めくることに素晴らしい発想があり、マンガの構図には、めくる楽しさや充実感があるとおっしゃられており、手にとって読むときの心躍る感覚を思い出しました。
震災が起こったときの電源が使えない環境下で、紙書籍の大切さがわかったというエピソードや、様々な形でマンガを見てもらうことも大切だとおっしゃっておりました。

お客様の中には、里中先生の単行本を持参されている方もいて、わきあいあいとした様子で時間はあっという間に過ぎて行きました。
最後に先生は「好きだというだけで才能。諦めずにマンガ家を目指してほしい。」といった心強いメッセージをくださりました。

5月17日(日)は14時より、特別ゲストとしてファッションデザイナーのコシノヒロコ先生によるセミナー「表現に境界はない」がございます。
ハルカス5階にはコシノ先生のショップもございます。

この機会にぜひ、24階スカイキャンパスにもお立ち寄りください。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

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投稿:藝術研究所


2015年5月16日

ART&DESIGN FORUM EXIHIBITION 想像力の鍛えかた

あべのハルカス24階、大阪芸術大学スカイキャンパスで開催中のART&DESIGN FORUM EXIHIBITION
後半戦の始まりは美術学科教授で洋画家の絹谷幸二先生をお迎えしてのセミナー「想像力の鍛えかた」が開かれました。

先生が専門とされるアフレスコ画技法の詳しい説明から始まり、地球の歴史の中で「色」がどのように生まれ認識されてきたか、男女での色彩感覚の違いなどスケールの大きなお話はどれも新鮮でためになるものばかりでした。

「私の辞書に『NO』は無い」がモットーの先生はこれまでどんなに困難な要求でも乗り越えてきたとおっしゃいます。
中でも3年前に奈良県で開かれた展覧会では、短い期間で新作を大量に制作して欲しいとのリクエストがあり、睡眠時間を削ったり極度の緊張によるストレスで病院に運ばれたこともあったそうです。
それでもなんとか描き上げることができ、その結果が放送文化賞受賞に繋がったと話された時は会場からも拍手が上がりました。

セミナーは当初60分を予定していたのですが、あまりにも盛り上がったため90分近い講演となりました。
またセミナー終了後に急遽開かれたサイン会にも気さくに対応していただけました。

5月16日(土)は14時より、キャラクター造形学科長でマンガ家の里中満智子先生によるセミナー「マンガ表現について」がございます。
週末、阿倍野でお買いものされる際には、大阪芸術大学スカイキャンパスにも寄ってみてはいかがでしょうか。

参加は無料となります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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投稿:藝術研究所


2015年5月16日

デザイン学科の新施設「プロジェクトラボ」

今週は、たくさんのブログ記事をアップしております。
なるべく旬な情報を、旬なまま、みなさんにお伝えしたいので、気付けばブログ原稿を書き続ける1週間でした。笑
今日もブログを更新しますよ!

今日紹介するのは、主にデザイン学科の授業が行われている10号館1階・エレベーターの奥にあるスペース。

以前はここにロッカーが置かれていたのですが、いつの間にか新しい施設ができていました。
外から覗いて気になっていた人もいるのではないでしょうか?
こちらは、「プロジェクトラボ」という空間です。


造形の綺麗な照明が取り付けられていて、ソファやテーブルも並べられ、他の教室とはちょっと雰囲気が違いますね。
入ってまず口にした言葉は…オシャレ!オシャレなんです!!

このラボについては、デザイン学科の高橋善丸先生にお話を伺いました。

1.プロジェクトラボ新設の経緯

現在大学教育では、従来のような一斉講義形式から、グループ活動や課題解決学習などを取り入れた、能動的な学習である、アクティブラーニングの重要性が着目されてきています。
デザイン学科で新しく取り入れた領域横断のプロジェクトも、一方的教育ではなく、学生の主体性や問題解決への取り組む意欲を応援するものです。
そして、各種のプロジェクトを、複合的に交差しながら活動できる、その拠点となる場を作りました。

2.学生・先生方の反応

唯一ここでの授業としてのレギュラー使用に、ハイパープロジェクトがあります。
学内外の様々なプロジェクトに学生達が参加活動するため、大小さまざまなテーブルがならんでいます。
毎週金曜5限には至る所で会議が同時進行で行われていて、学生達は思い思いの会議に加わっています。
今まで、定まった教室がなかった委員会やイベントなどが、全て「プロジェクトラボでやろう」ということになりました。
教室っぽくない、新しい空間に、いつもと違った部分の頭が使えそうです。

3.今後の活用予定

ここ「プロジェクロラボ」は、つねに空間がフレキシブルに対応出来、授業時間の枠組みも超えた、自由空間です。
すでに、先週はフランスからのタイポグラファーの講演や、来週には台湾からの学生グループが交流にやってきます。
ここは、時には大型のプロジェクターでプレゼン形式に、時にはディスカッション形式に、或は展示会場にと、いつでも椅子やテーブルやソファーの配置を可変することができ、設備や空間の形を限定しません。
また、絨毯の上に配置された大きなソファーでは、気軽に学生達が滞在できるようなサロンコーナーになっています。
デザイン学科のキーステーションとなっていくことでしょう。

デザイン学科と言えば、明日は大阪市中央公会堂で「OSAKA DESIGN FORUM2015」が開催されます!
”デザインで大阪を盛り上げたい”という想いから始まり、今年で9回目を迎えるこのイベント。
企画から運営まで全てを学生たちが行い、有名なデザイナーの方々や、デザイン業界で活躍する卒業生をゲストに招いてプレゼンテーション・トークセッションを行います。
空席があれば、当日の参加も可能とのことなので、興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね。

さらに、明日はいよいよ大阪芸術大学のオープンキャンパス
「プロジェクトラボ」では、デザイン学科の個別進路相談や持参作品講評を行うみたいですよ!

投稿:島田(OUA-TV)