昨日、大阪芸術大学とタカシマヤ・なんばパークス・なんばCITYの3施設共同企画「なんばdeアート」に行ってきました!! 『なんば』から新しい時代のエネルギーを発信し、心のコミュニケーションとしての広がり・輝くアートの世界ををテーマに開催されているこのイベント。
大阪タカシマヤ会場では「大阪芸術大学リレーミニライブ」と題して、毎日日替わりでクラシックやポップス、ジャズなど、音楽を学ぶ芸大生たちが春の訪れを感じさせる演奏を披露しています。
この日は、音楽学科ポピュラー音楽コースの先輩と後輩コンビ、田中和音さん(Pf)と小山直人さん(Ba)の「和音&直人」によるピアノとベースによるジャズの名曲の演奏が行われました。この日は3ステージに出演するということで、毎回曲目を変えて演奏。ジャズはその場の雰囲気で曲調を変える言わば『アドリブ曲』。相手がどんな演奏をするのか耳で聞きながら合わせていくので、かなり集中力がいるそうです。
ステージが正面入り口のすぐのところにあるので、家族連れからカップルに年配の方まで、多くのお客さんが2人が奏でるメロディーに思わず足を止めて聞き入っていました。
演奏終わりのお二人ににお話を聞きました。 >>いろいろな舞台に立っておられると思いますが、こういうところだと雰囲気は変わりますか? 「ホールとは確かに環境も違うし聞こえ方も違いますが、お客さんとの距離が近くて最高でした!」
>>これだけお客さんとの距離が近いと集中できないのでは? 「逆に余裕がないと演奏できませんよ(笑)ジャズはその場の即興ですから同じ演奏が二度とできないので、その場のお客さんの空気で変わりますね」
>>音楽学科ポピュラー音楽コースってどんなところですか? 「4年制の大学に行きながら本気で音楽の勉強ができるのは芸大ぐらいじゃないかと思います。他ではお金を払っても使えないような機材が揃っているスタジオが学校にもあるなんて考えられないですね。大きなステージで演奏できることもそうですが、先生方も本当に憧れていた方々に教えてもらえて、生演奏も聞けて・・・(笑)」
>>最後にポピュラー音楽コースに入学を考えている高校生にメッセージをお願いします!! 「芸大はとにかく環境が充実していますが、それに甘えてしまってはいけないと思います。もし入学する気持ちがあるなら、『ミュージシャンになるぞ!!』と本気になって、そのモチベーションを入学してからも持ち続けてほしいです!」
お疲れ様でした!!帰り際にウッドベースをカートに乗せて帰る直人さんの姿がとても印象に残っています。『今日も電車で来ました』とおっしゃっていましたが、無事に帰ることができたのでしょうか・・・。お二人の次なる演奏を楽しみにしています!!
実はこのステージの司会は大阪芸術大学の卒業生なんです。大阪芸術大学放送学科卒業生の岡本真理子さんにもお話を聞きました。
>>司会をする上で何か気をつけていることはありますか? 「1日3ステージしていますが、何度も来て下さるお客さんもいらっしゃるので、演奏者のプチ情報を入れたりと話す内容を多少変えるようにしています。あと、タカシマヤのイメージフラワーが『赤いバラ』なので、アクセサリーや小物にバラを入れるようにしたり、演奏会なのでコサージュに音符のものを入れたりもしています。」
>>毎日やっていると違いを見せるのは大変ですよね!? 「そうですね。実は3日連続で来てくれている方がいて、『よかったわ~』と声をかけてもらったのは、また頑張ろうという気持ちになりましたね!!」
>>最後にアナウンサーやイベント司会者を目指そうとしている高校生にメッセージをお願いします!! 「原稿を『読む』のではなくて『話す』ことが大切です!!言語表現だけでなく、非言語表現も気をつける、周りの環境に合わせるようにすることも大切だと思います。普段の生活から注意しているといいですよ。」
なんばdeアートは明日30日(火)が最終日!!最終日は「くつろぎコンサート♪」と題して、O.U.A.Claronet Quartetが春の訪れを感じさせる心地よいナンバーを聞かせてくれます。
また、なんばパークス7階『パークスホール』、なんばCITY本館地下2階『時の広場』では、大阪芸術大学卒業制作作品展が開催しています。作品を目の前にすると『どうやって造ったんや!?』と思わず声が出てしまうほど。明日の最終日、是非足をお運び下さい。
タカシマヤ・なんばパークス・なんばCITY × 大阪芸術大学 共同企画 なんばdeアート 開催期間:3月17日(水)~30日(火)
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