2009年6月16日

授業見学ツアー!芸術計画学科編

geikei1.JPG 先日の放送学科の授業見学リポートが好評でしたので、シリーズ化してお伝えしようと思います!!
 
 今回は、芸術計画学科の授業にお邪魔しました。芸術計画学科とは、情報処理のチカラを核にして、言葉・音・物・映像の4つのメディアをトータルに学習、アートへの認識を深めて感性を磨く、そんな生活とアートをつなぐ芸術・文化の『仕掛け人』となる人材養成を目指しています。(学校案内パンフレットより―)
  お邪魔したのは石川豊子先生が教鞭を執っておられる『話し方研究』。
 
geikei2.JPG 世の中はまさにメール時代になって、今まで言葉で伝えてきたこともすべてメールで済ませてしまう、そんな社会―。電話をすることも減っていませんか?本来、コミュニケーションとは『自分の想いを、自分の言葉で、相手に伝える』が原点。そんなコミュニケーションの取り方や社会人としてのマナー、挨拶の仕方、立ち居振る舞いなど、美しいことば・正しい話し方を身につけていこうという授業です。
 
 石川先生はテレビ局のアナウンサー出身で、現在に至るまで、ニュース、CMはもちろんワイドショー番組やラジオ番組にも多く出演され、現在は大阪芸術大学短期大学部でも教えておられます。
 
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 先生と一緒に教室に入って、起立、礼、着席!さぁ、授業を始めようとスクリーンを上げると…
 
『石川先生 6/2 Happy Birthday★☆みんなより』
 
 受講している学生たちが「Happy Birthday To You♪」で祝福!!
 授業の雰囲気がここから伝わってきます!!先生もとっても嬉しそうでした♪
 ワタシが学生の頃にはこんなこと考えもしなかったなぁ・・・。さすが『アートの仕掛け人の卵たち』!!
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 さて、授業開始です!授業内容は実技と講義で構成されていて、まず発声から。
 「あ・い・う・え・お・あ・お・・・」
 「あめんぼあかいなあいうえお・・・」昼休み明けの眠気なんて何のその!お腹からしっかりと声を出します!! 
 
 発声練習に続いては、『石川コラム』。石川先生が周りの出来事や自然、四季の移り変わりなど、体験談も交えながらお話して下さいます。
 この日のテーマは『6月10日は何の日?』学生からはなかなか手が挙がりません。ワタシはもちろん・・・わかりません!先生!!何の日ですか!?
 
geikei6.JPG 「実は、6月10日は『時の記念日』なんです。時間はすべての人に平等に与えられています。
 『光陰矢のごとし』時間は駆け足で過ぎ去って、今日という日は戻ってきません。今日何をすべきなのかを計画を立てて進めていきなさい」
 皆さんも今という時間を大切にして、勉強に取り組んでくださいね!!
 
 最後は、感情を込めて文章を読む練習。
 話し方には『言語と非言語』が大切。挨拶、目線の使い方、動作、所作…全てがないと伝わりません。言葉に温度をつけて話すことで、より感情が込められて相手の気持ちに伝わります。
 
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 これからの日常生活に役立つ内容が盛りだくさんの授業でした!

 
 授業終わって受講していた青木孝浩さん、大崎友愛さん、矢野円香さん(芸術計画学科2年)にお話を聞くと・・・

>>大きな声を出すって抵抗はなかった?
 「初めは緊張したけど、『ここで恥をかけ!!』という気持ちになって、自分の想いを伝えようと話すように心掛けてからは楽しいです!!」
 「一年勉強すれば話がうまくなるって聞いて受講したけど、もう自分でも変わった気がします!!」

 
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 すると・・・ 「いま展覧会を主催して開いているんです!是非来て下さい!!」

 
 展覧会!?是非行きます!!ということで、お邪魔しました!!
彼らが開催していた展示会は『ぐーぐる・あーす展』
 
 Google Earthを皆さんはご存じですか?世界中の衛星写真をまるで地球儀を回しているかのように閲覧することができるソフトです。
 46億年という長い地球の歴史の中で作り出された自然、200万年前に誕生したといわれる人間が作り出した造形物。
 
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 日本全国、ありとあらゆるところにアートが!?地上にいるとあまり感じませんが、上空から撮られた衛星写真を見ると世界はアート作品で溢れていました。
 
 ちょっと視点を変えるだけで見えてくるモノもあるんですね。 学園祭の模擬店での付き合いから、他学科の学生同士が協力して、今回の展覧会を開催したそうで、3人に話を聞くと・・・

 「大変だったけど、病みつきになるくらい楽しかったです!」
 「アンケートで感想もいっぱい聞くことが出来て、とても参考になりました!」
 「次は、『世界編』を開催したい!!」 earth9.JPG

 

 授業で発声練習をして、展覧会も企画する。 先生の誕生日を祝うことも企画の一つ。
 生活の中に彼らの活動のフィールドは溢れているんですね★☆

 


2009年6月16日

大阪芸術大学公開セミナーがスタートしました!!

semina1.jpg みなさん、大阪芸術大学公開セミナーをご存知ですか?
 
 以前、芸大ブログでも紹介しましたが、5月初旬頃から“おさげの女の子”や“オートバイに乗る男性”などのシルエットが散りばめられたシンプルで優しいデザインのポスターが、学内の食堂や研究室、教務課の入口に張ってあったのですが・・・。
 
もしかしたら梅田駅や天王寺駅や喜志駅でこのポスターを見かけられた方も?じっくり見られたことありますか?
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 今回の公開セミナーは大阪芸術大学ほたるまちキャンパスにて開催されました。
 
 会場には会社帰りのスーツ姿の男性や少しお歳をめされた方々、そして大阪芸術大学の学生や先生の姿もちらほら・・・。
 
 6月9日(火)、本セミナーのスタートを切ってくださったのは工芸学科教授の福本繁樹先生。semina3.jpg
 
  『装いの文化を考える』と題して、衣食住の衣の文化を取り上げ、南太平洋などの様々な衣の文化に関する珍しい写真を紹介し、衣の文化の始まりから現代アメリカ社会で展開したアートワークに至るまでが取り上げられました。

 壁には福本先生のコレクションである南太平洋やインドネシアの樹皮布(タパ)や紐布といった貴重な品々も展示。

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 単なる体を保護する衣類の歴史を紹介するのではなく、大昔の人類が自らを装うことを始めた理由(生命に対して非常に重要)や現在のファッションのとらえ方など、受講された方からも「2時間では足りない!もっと聞きたい!!」との声が出るほどでした!

 

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 第2回は音楽学科教授の水田尭先生。
  『音楽の力が人々や社会に足してどんなことができるのか?』をテーマに、様々な映像資料を見ながら、先生がNHKで番組制作中に体験された話などをお聞きすることが出来ました。
 
 ベルリンの壁が崩壊した翌年、1990年にラファエル・クーベリックがオープニングにスメタナの『我が祖国』を指揮した『プラハの春の音楽祭』。それを見て多くの民衆が熱狂する姿。
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 小澤征爾さんの指揮に合わせて、様々な国からあらゆる楽器や合唱、子どもから大人までTVモニターを通して共に1つの曲を演奏する姿。
 
 スーパーボールのハーフタイムショウで同時多発テロの犠牲者の名前が映し出されるスクリーンの目の前で熱唱するU2のボノの姿。
 
 「こう感じなさい。」という言葉は先生の口からは出てきません。
 それでも何度も鳥肌が立ち、涙腺が緩み、音楽を通して命の尊さを考える良い機会になりました。
 
 このセミナーは6月に5回実施予定です。
 16日は文芸学科・有吉先生、17日は写真学科・織作先生がお話してくださいます
 次はどんな話が聞けるのでしょうか?
 
 投稿者:教務課