2011年7月24日、いわゆる「アナログ放送」は終了します。そう「地デジ」といわれている「地上デジタル放送」に切り替わります。今年入学された方はこのまま行けば4年生の夏休みが始まるころにその日を迎えることになります。
さて、今日は放送学科を覗いてきました。この夏休みを利用して学内では教室の設備などのメンテナンスが行われていることはこのブログでもお伝えしていますが、放送学科ではスタジオの機材の入れ替えが行われました。そう「地デジ対応」です。カメラや副調整室の機械も見た目は前とそれほど変わりませんが、全て中身が違っています。お金のことを言うといやらしいですが、カメラ1台でマンションが1件買えるほどなのだそうです。
最近テレビを見ていても、まだまだ画面が16:9のサイズになっていない番組もあります。放送関係の会社では日々使いながら切り替えていかなければいけないという現状にあり、夏休みのある大学とは違って一斉に全て入れ替えというわけにいかないようです。 大学を卒業して放送関係に就職してちゃんとお仕事をこなすには、最新の設備で学んでおく必要があります。大学の設備が新しいということは大切です。放送関係の会社より先に教育関係の方が先に変わっていくことも、当然といえば当然のような気がします。しかしながら教育機関で「地デジ対応」になっているのは本学を含めまだ2校しかないそうです。(2番目というのがちょっとくやしいところですが。)
アナログからデジタルへの移行だけではなく「過渡期」に学ぶことってメリットがあると思います。何かが変わる前と後、その両方を知っていることが貴重なことだと思いますし、力になると思います。機材が「地デジ対応」になったこのスタジオで学ぶ皆さんには「アナログ」のいいところも十分に学んでほしいなと思います。
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