2012年5月31日

大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-

こんにちは!ラジオ大阪(OBC1314)にて毎週木曜日に絶賛放送中の「大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-」にてアシスタントパーソナリティを務めている加藤万梨子です!

突然ですが、皆さんは『思い出の一冊』ってありますか?幼い頃に幼稚園の先生に読んでもらった絵本や、初めて自分のお小遣いで買った本、人生を変えるきっかけをつくってくれた本などいろいろあるかと思います。ちなみに私は赤川次郎さんがお書きになられた『夢から醒めた夢』という本が大好きで、幼い頃から何度も何度も読んでいて、大学生時代には実習発表会で朗読させていただいたりと思い出が沢山詰まっています!さて、皆さんの思い出の一冊の中でも忘れられなかったり、大好きなワンシーンを切り取ったイラストってありませんか?今日のゲストは、なんと幼児向け書籍などを中心に活躍されているイラストレーターです!ぜひ今夜は、思い出の一冊に思いを馳せながらラジオに耳を傾けてみてくださいね!

さあそれでは、今週もメディキャンの聴き所をたっぷりご紹介しますね!

まずは、毎回大阪芸大にゆかりのある豪華なゲストをお迎えして、メインパーソナリティの塚本先生とのトークを繰り広げる「ゲストの扉」からご紹介します!

medi001.jpg今日のゲストは、絵本『アルルおばさんのすきなこと』を出版されたばかりの、大阪芸術大学「美術学科」出身のイラストレーター『見杉宗則さん』です!
見杉さんは大阪芸術大学「美術学科」で油画を学ばれました。なんと、同級生には以前メディキャンにゲスト出演していただいた「ザ・ロケットゴールドスター」こと山?秀昭さんがいらっしゃったんだそうです!
卒業後に、建築パースを描くデザイン事務所を経て、フリーランスのイラストレーターに転身されました!見杉さんのほのぼのとしたタッチが親しまれ、現在は主に広告、カレンダー、幼児向け書籍などを中心に活躍しておられます!

medi002.jpg今日は、見杉さんの作品がどのように生み出されるのかというお話から始まります!制作方法なども詳しく教えていただきましたよ!そして、国土社から出版されたばかりの絵本『アルルおばさんのすきなこと』の制作秘話も飛び出します!このブログの冒頭でも書きましたが、幼い頃夢中になって読んでいた絵本のイラスト。一枚のイラストを見ただけで絵本の中の世界が自分の中でどんどん広がりましたよね!今思えば、どうしてこのシーンを切り取ってイラストにしたのかや、どうやってキャラクターが生み出されたのかってきになりませんか?今日はそういったお話も沢山聴けちゃいますよ!

そしてスタジオには、見杉さんが今まで手がけられてきたイラスト作品を使った出版物をお持ちいただきました!
その中に驚きの一枚が!それは、皆さんが街中で一度は目にしたことがあるであろう「あるもの」に実際に今も描かれているもののイラストの原画だったのです!さて、いったいその「あるもの」とはなんなのか…ぜひみなさん今日の放送で確かめてください!みなさん必ずラジオの前で「あのイラストか!」と驚かれると思いますよ!

お聴き逃しなく!

medi000.jpgさあそして、今日のプレゼント!
今日のプレゼントは、ゲストの見杉宗則さんからいただきました!
発売されたばかりの絵本「アルルおばさんのすきなこと」をなんとご本人のサイン入りで1名様に差し上げます!

そして今週はもうひとつ!
6月10日の日曜日に開催される大阪芸術大学「オープンキャンパス2012」を記念して、大阪芸術大学オリジナルの傘を3名様に差し上げます!

プレゼントの応募方法は、今日の放送で要チェックです!
ぜひGETして下さいね!応募お待ちしております!

さあ、今日の放送もラジオ大阪(OBC1314)にて深夜24時から30分、アート情報満載でお送りします!展開が見逃せないラジオドラマ劇場テアトル山田のコーナーももちろんありますので是非聴いて下さいね!


2012年5月30日

至高の精神展13 高慶敬子 蓮暦 砺波市美術館学芸員 杉本積

0530k005.jpg富山県砺波市美術館で、「至高の精神展13 高慶敬子 蓮暦」2月4日から3月4日まで、当美術館学芸員杉本積さん(芸術計画学科94卒/院修士修了)の企画展が行なわれました。

0530k003.jpg富山県在住のアーティストを杉本さんが紹介していく企画で、今回13回を迎えました。今回のアーティストは高慶敬子さんです。高慶さんの作品は、洋紙に墨を2度程均質に塗った後、イメージの蓮を色鉛筆と水彩で仕上げていくものです。

展覧会のタイトルは蓮暦とあり、蓮の生長から枯れるまでのすがたを描いた時間軸のある作品となっています。

0530k007.jpg均質に塗られた背景の水墨の硬質感と蓮の線、そしてその内に表れたハイライト部分や淡く彩色された蓮の花や葉の裏の色彩の表現により、非常に不思議ではありますが落ち着いた印象を感受することができます。
作品は水墨を使用することから水墨画のようですが、杉本さんはこの作品をドローイング作品としています。

0530k004.jpg現代アートでは、ドローイングは絵画を完成させるための下書きという考え方ではなく、絵画と同じ完成作品として扱います。

0530k002.jpg現代の若者が衝動的に身の回りにあるペンと紙片を利用し、落書きするように描き出すドローイング作品は多いのですが、計算された画面構成や着色、そしてどこか分からない背景(シュールレアリズムの画家、イヴ・タンギーの作品を思い浮かべます)などの要素があり、極限まで削り取られた線描をもってドローイング作品と呼ぶことに新鮮な驚きを感じました。

 

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室


2012年5月29日

OSAKA DESIGN FORUM2012

こんにちは!!
紫外線が気になる季節になってきましたね。
みなさんはどんな紫外線対策をされていますか?
私は日焼け止めを塗るよう心がけているのですが、
すでに塗り忘れの積み重ねで少し焼けてしまいました・・・。
美容のためにだけでなく、健康のためにも
夏本番に向けて気を引き締めていこうと思います!!

 

odf001.jpgさて、今月の20日に大阪中之島の中央公会堂で
「OSAKA DESIGN FORUM」が開催されました。
このイベントは大阪芸術大学デザイン学科の学生が主体となり
「大阪をデザインで盛り上げたい」という趣旨で始まったもので、
今年で6回目の開催を迎えました。

odf000.jpg毎年著名なデザイナーをお迎えし盛り上がる
このOSAKA DESIGN FORUMですが、
今年はグラフィックデザイナーの佐藤卓さん、
プロダクトデザイナーで大阪芸術大学デザイン学科長の喜多俊之先生、グラフィックデザイナーで大阪芸術大学デザイン学科教授でもある三木健先生を
ゲストにお迎えして講演やトークセッションが行われました。
たくさんの写真や動画を交えつつ行われた講義は
分かりやすく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

odf002.jpgまたフォーラムのオープニングには特別演奏会として、
バリトン歌手で大阪芸術大学演奏学科長の三原剛先生と
ピアニストで演奏学科准教授の高久理恵先生によるコンサートも開かれました。

このデザインフォーラムの様子は
後日、大阪芸大テレビでご紹介しますのでお楽しみに!


2012年5月28日

-夢とイズムを詰め込んで-   これが、ボクたち家具研スタイル!

芸大坂の桜が咲きほころぶ4月。大阪芸術大学図書館では、デザイン学科の学生たちが創作活動する家具研究会の作品展、「Sara connesso」を開催しました。
家具研究会(以下、家具研)が手作りした椅子や照明の作品展は今回で2度目ですが、より作り手のこだわりと誇りが伝わる独創的な作品が芸大生たちの話題になり、当初予定していた会期を延長して、今も多くの方に堪能して頂いています。
来館者のように椅子に座ったり、照明を眺めたりできないのが残念ですが、自由で、魅力的な彼らの作品(一部、抜粋)を本ブログで、ご紹介します。

 語り合い、ぶつかり合って…
それは一枚のスケッチから始まります。メンバーひとりひとりが持つ斬新な発想をデザインにしていき、互いに材質や色、座り心地など検討を重ね、加工し組み立て、何度も試作して作り上げた渾身の作品。図書館の閲覧室で、それらは圧倒的な存在感を放ち、アートに懸ける彼らの強烈な熱意を感じさせます。
作り手の個性が際立つ作品でありながら、見事に調和がとれているのは、家具研の仲間意識が高いということと、デザインに新たな可能性を見出そうとする姿勢が彼らに一貫してあるから…。数え切れないひらめきと失敗があって生まれた作品には、彼らの夢とイズムがいっぱい詰まっています。

kagu000.jpg「秘密基地」 芥川佳世 作 デザイン学科3回生

大人から子どもまで、皆がワクワクできる家具を作りたい。そんな思いから生まれたソファー。子どもの頃の探究心が一気に呼び覚まされますよね。楽しさあふれるフォルムに惹きつけられ、誰もがつい座ってしまいます。中にはゆったりくつろぐ人もいて、リラックス度は抜群!
制作した芥川さんのユニークなところは、”秘密基地”を家の中に持ち込むという発想です。座ると、瞬く間に空想の世界が広がっていくような…。新しいのに、どこか懐かしい作品です。

 

kagu002.jpg次にご紹介するのは、竹の素材を生かした座椅子とスツール。伝統とモダンのバランスが見事です。
竹の微妙なしなりが程よいクッションになって、竹のもつ風合いを肌で感じることができます。「竹雲」の座面は座布団から、「竹林」は文字通り竹林からイメージして作ったそうです。椅子が人の暮らしに寄り添う感じがいいですね。家具が、上質な日常を作り出すツールになることを実感しました。

「竹雲」

kagu001.jpg「竹林」
坂上直樹 作 デザイン学科4回生

kagu004.jpg両サイドの肘掛の間に身体が沈み込んで、そのフィット感が妙に心地いいんです。包まれた時の安堵感や和み感と言えばいいでしょうか。一度座るとまた、座りたくなります。座る人の価値観が見えるソファーかも。

「HAZAMA」 小川拓郎作 デザイン学科4回生

 

 日常を楽しむ   
家具は単にその機能を果たすだけではなく、生活を彩り、精神性においても影響を及ぼすことを彼らは作品を通して表現してくれました。加えて、家具研が本展のコンセプトに挙げている「作品を囲んで人と人とがつながり、感動を共有すること」を、図書館を利用しに来られた方々に体感してもらえたと思います。
椅子に座って愉しげに友と語る学生や、柔らかな光を放つ照明器具の前で佇む人など、連日、館内ではいろいろなアートシーンが見られました。図書館を思い思いに楽しんで頂いているのが家具研はもちろん、館員である私たちも実感できて嬉しい限りです。
作品展が本学で学ぶ未来のアーティストたちを触発し、インスピレーションや覚醒、あるいは進化していくヒントを与えてくれたと思います。家具研のメンバーひとりひとりが持つ家具づくリの夢を、語り合い、発見していく中で、より昇華させた作品。彼らの情熱は、ものづくりに関わるすべての人の原点であると私は思います。「使う人が喜んでくれる家具」をつくること。彼らを突き動かす原動力です。

奇抜なデザインばかり強調して一方的に迫ってくるような家具は、一時珍しがられても、やがては飽きられます。もちろん、一脚の椅子を作るにはたくさんの知識と確かな技法が必要です。でもそれだけで、人を感動させる作品が創り出せるでしょうか。彼らの作品を体感した方なら、きっと答えはNoでしょう。作り手の思いや夢が伝わるからこそ、観た人のこころにいつまでも残るのです。
家具研はこれからも様々なことにチャレンジして現在の状況を打破していくでしょう。夢の実現を目指す彼らの今後の活動にご期待ください。
※ 作品展は7月末まで開催中です。まだご覧でない方はぜひご鑑賞ください。

 -プチ紹介-
 家具研究会を代表して、「秘密基地」の制作者 芥川佳世さんに今後の活動などを聞いてみました。

 ◆ 「家具研」で今後、やってみたいことは何ですか?

 - 「例えばどこかで場所を借りて、自分たちで企画したイベントに向けて家具を作るなど、発表のやり方、作品の表現の仕方などを考えられる研究会にしていきたいです。」

◆ あなたが大切にしていること(大事に思っているもの)を教えて下さい。

 - 「常にポジティブでいることです。アイデアが出なかったり、プレゼンで失敗したり、課題で追い詰められたりした時に、ネガティブになってしまうと絶対に悪い方向に進んでしまいます。反省するにしても、ポジティブに反省することが大切だと思います。」

kagu003.jpg家具研のメンバーについては、彼らが発行したマガジン『KAGU』(必見です!)で、その横顔を紹介しています。ディープな一面がうかがえて、面白いですヨ^о^

大阪芸術大学図書館はアーティストを志す学生の皆さんに、可能性や未来を拓く力をつけてもらえるよう、
身近に芸術作品にふれることができる<アート・ライブラリー>としての役割を果たしていきたく思っています。
また学内外の方々にも、学術情報の提供はもとより、本学の教員や学生の作品を展示、貴重資料の公開など、利用者のニーズを鑑みながら情報を発信していきますので、どうぞこれからもご注目ください!
 

投稿:大阪芸術大学図書館


2012年5月25日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

0525tv002.jpgこんにちは。
今日は朝からの雨です。みなさん傘を忘れていませんか?
もうすぐ梅雨に入りますね。
この時期は髪の毛が湿気を含んで大変なことになります。
朝起きて鏡を見ると……!!!!
最近いろんなシャンプーを試しているのですが、この間から使っているものは毛がサラサラになって上手く括れません。
サラサラになりすぎるのも困りものですね…。
誰かお勧めのシャンプーがあったら教えて下さい!
 

0525tv001.jpgさて、今週の芸大テレビは芸大女子駅伝部が参加した第89回関西学生陸上競技対校選手権大会の模様からお伝えします!
10日に行われた女子10000メートル決勝には、大阪芸術大学女子駅伝部からデザイン学科の酒井優美さん、芸術計画学科の林田詩緒里さん、初等芸術教育学科の飯田奏さんの3名が出場しました!
全国でもレベルの高いこの大会で、みんな大健闘しました!

0525tv000.jpg続いてはOUAシアターのコーナー。
以前にもご紹介した大阪美術専門学校の卒業生、篠原健太さんのアニメーションです。
前回は砂を使ったアニメーションでしたが、今回はまた違った味の可愛らしいものになっています。
ぜひご覧下さい!

「大阪芸大テレビ」は毎週金曜、深夜12時35分からサンテレビで放送中!
その他の局でも好評放送中です!
皆さん是非ご覧下さい!!

<<オンエア情報>>

5月25日(金)
奈良テレビ放送 21:30から
サンテレビジョン 24:35から

5月26日(土)
テレビ和歌山 22:45から