2015年2月12日

卒展準備中&【初等芸術教育学科】卒業論文発表会!

突如、大阪芸術大学のキャンパスには、謎の赤い看板がいたるところに設置されました。
どうやらこれは、14日(土)から始まる「平成26年度 大阪芸術大学卒業制作展」の立て看板のよう。
F」はFine Artsで美術学科、「D」はDesignでデザイン学科、展示場所が複数ある場合は後ろに番号がついているようです。

すでに、あちこちで卒業制作作品の展示準備が始まりました。

こちらは優秀作品展を行う芸術情報センターの様子。
各学科から絵画、写真、彫刻、漫画などさまざまなジャンルの作品が寄せられています。

キャラクター造形学科の棟でも、看板の準備が進められていました。


お祭りの準備を見ているみたいで、とてもワクワクします。
卒展が始まったら、色んな学科を回って取材してみたいと思います。

卒展が始まる前から、卒業研究や論文を発表している学科もあります。
初等芸術教育学科では、10日(火)と11日(水・祝)の2日間、卒業論文発表会が行われました。

初等芸術教育学科は2010年に開設して、次の春で6年目に突入します。
初等教育と芸術療法の2コースがあり、幼稚園・小学校教諭1種免許状の取得や、芸術療法士、芸術を通じて子どもと関わる仕事を目指す学生たちが集う学科です。
各教科の指導法や教育論のほかに、芸術大学というフィールドを活かした造形や音楽、身体表現などの授業も豊富です。

発表時間は一人につき5分。
パワーポイントでのプレゼンテーションに加えて、絵本の読み聞かせを交えたり、発表を聞いている側が参加できるようアトラクションを用意していたりと、見せ方や伝え方は学生によって多種多様。
春から幼稚園や小学校の先生になる人も多いからか、どの学生も教室の前に立って堂々とわかりやすくはっきりと話している姿が印象的でした。

大学で研究してきた分野の論文発表と聞くと、畏まったイメージがありますよね。
今まで学生たち一人ひとりが熱心に研究を重ねて得た内容だけに、「なんだかとても難しいことを論じられるのでは?」と感じる人もいるかも知れません。
でも、この発表会では、5分という時間を使ってそれぞれの学生が得意とする形で論文を”表現”していました。
5分間のプレゼンテーションというよりは、パフォーマンス、ミュージカル、寸劇…テーマパークのアトラクションに参加している時のような、ワクワク、ドキドキが止まらない感じです。
誰にでもわかる説明に変え、発表を聞いている側を楽しませる工夫ができるのは、教育だけではなく芸術を学んだ学生たちならではです。

初等芸術教育学科では、「自分の気持ちを伝える力」と「相手の気持ちを汲み取る力」の双方を養うことができる授業に取り組んでいます。
そんな特色をうかがい知ることのできる発表会でした。

投稿:島田(OUA-TV)