2018年12月25日

増田明美先生「スポーツから始まる男女共同参画」

Merry Christmas
今年は12月24日が振替休日で、いつもよりクリスマス・イヴを楽しんだ方も多いのではないでしょうか?
ところで、この「イヴ」の意味、みなさんご存知ですか?
多くの方が「イヴ」=「前夜」と勘違いしてしまいがちだと思うのですが、「イヴ」とは「evening(夜、晩)」の同義の古語「even」から来ています。
そして、ユダヤ暦およびそれを継承する教会暦では、日没を日付の変わり目にしています。
つまりクリスマスとは、一般の暦で12月24日の日没から25日の日没までとなり、クリスマス・イヴは歴としたクリスマス当日の夜のことなんです!
クリスマスは25日より24日の夜の方が盛り上がる理由に、納得ですね!
 

さて、今日のブログは、先日もご紹介しました「学内人権週間」について。
12月12日(水)には、教養課程教授の増田明美先生による公開講座が開かれました!


増田先生は、元女子マラソン・陸上競技長距離走選手で、1982年にマラソンで日本最高記録を更新、1984年にはロサンゼルスオリンピックにも出場されました。
現在はスポーツジャーナリストとしての執筆活動、マラソンや駅伝中継の解説に携わるほか、テレビ番組のナレーションなど多方面で活躍されています!
そして大阪芸術大学では、講義を通してスポーツの価値やあり方を学生たちに伝えてくださっています。

 

今回のタイトルは「スポーツから始まる男女共同参画」。

冒頭で「このタイトルを聞いてみなさんがイメージするのはなんですか?」と問われた増田先生。
しばらくして学生から「オリンピック」との声が上がりました。

現在のオリンピックは、どの競技にも男子と女子両方が参加できる種目が用意されています
しかしこれは2016年のリオデジャネイロ大会のことで、歴史を紐解くとスポーツに女性が参加するのはとても大変なことでした。

紀元前776年に始まった古代オリンピックは、選手のみならず、観客も男性しか入ることができませんでした。
女性が参加できるようになったのは、近代オリンピックの第2回 1900年のパリ大会からのことです。
しかしまだ「女性が肌をさらけ出してスポーツをする姿は、はしたない」という考えがあり、白い目で見られることも少なくなかったそうです。

そんな考えを変えたと言われているのが、1928年に日本人女性で初めてメダルを獲得した人見絹枝さんという陸上選手です。
大会当日は気温が高く、他の選手はゴール後に大の字になって仰向けに倒れたそうですが、人見さんだけは小さくうつ伏せに倒れたとのこと。
その姿が新聞で「さすが大和撫子、倒れる姿も美しい」と賞賛され、スポーツをする女性に対して、世間のイメージが変わったのだそうですよ!

 

「スポーツにどれだけ女性が参加しているのかを見ると、その国の成熟度がわかる」と増田先生はおっしゃいます。

また、増田先生は、発展途上国の支援活動にも積極的に参加されています。
今回、先生が訪れた国についても紹介していただきました。
男女格差の激しい国では、女性がサッカーチームをつくったことで、男性が女性を応援するようになり、関係が変わっていったそうです。
また別の国では現地の子どもたちとなかなか打ち解けられなかったそうですが、「一緒に走ろう」と提案して実行したところ、全員が笑顔になったとのこと!

こんな風に、スポーツには女性の自尊感情を芽生えさせたり、他者との心の距離を縮める力があることを、今回の講座で伝えてくださいました!

増田先生、貴重なお話をありがとうございました!!


 

大阪芸術大学のスポーツと言えば…やはり10月の全日本大学女子駅伝で8位入賞したことが、最近のニュースでは大きいですね!
今月30日(日)には、2018富士山女子駅伝にも本学の女子駅伝部が出場します!!
フジテレビ系列でテレビ中継も行いますので、みなさん応援よろしくお願いいたします!

 

投稿:島田(学生課)