2025年10月27日

生駒「高山竹あかり」幻想的な世界をお楽しみください

私の地元、奈良県生駒市の高山竹林園で行われている「高山竹あかり」に、今年も行って来ました。
今年は10月11日(土)、12日(日)の2日間行われました。

高山竹林園は、生駒高山の地の伝統ある竹製品(茶せんなどの茶道具)をPRするとともに地場産業の一層の振興を図るために作られた施設になっています。

この「高山竹あかり」会場には、本学工芸学科教授の長谷川 政弘先生(金属造形作家)がデザインした竹の造形物が数多く展示されています
私が訪れた時に、長谷川先生が会場におられて作品制作の秘話も聞くことができました。

今年の夏の暑さが続く中、この「高山竹あかり」を境にして、本格的な秋になり涼しくなってくれることを願うばかりです。

来年もぜひこの「高山竹あかり」に行きたいと思います。


↑EXPOになっています。

 

(報告 就職課 川村 良広)


2024年11月13日

大阪芸術大学 大学院生によるグリーティテング・コンサートVol.5

大阪芸術大学 大学院生によるグリーティテング・コンサートVol.5が心斎橋に位置するヤマハミュージック大阪なんば店2Fサロンにて開催されました。
出演は博士課程前期及び後期の院生たち8名です。



会場となるサロンは楽器売り場の隣にあります。
鍵盤の模型などもあり、眺めているだけでも興味深いのですが、やはり圧巻なのは並んでいる楽器の数々です。
この写真では、アップライトピアノが数え切れないほど、横にずら〜っと。
このような光景はなかなか見られるものではありません。


さて、今回の演奏会では、声楽、ピアノ、トランペットを専門とする院生たちがそれぞれの個性、持ち味を活かしたプログラムを組み上げていました。

 

曲の表情、内容を繊細かつ大胆に表現し、院生ならではの技術、音楽性を存分に発揮した聞き応えのある演奏会となりました。

 

音の響きにもこだわり、どうしたら美しい音をホール全体に届けることが出来るのか、と試行錯誤も繰り返しました。

 

大学院生たちは表現することに貪欲です。
ヤマハサロンの美しい響き、素晴らしいCFXフルコンサートグランドピアノの響きは、院生たちに表現することへの大きな刺激となったと感じられます。

 

音楽の魅力を存分に客席と分かち合うことが叶った、充実の2時間のグリーティング・コンサートでした。

 

投稿:演奏学科合同研究室(文責:仲道祐子教授)


2024年11月11日

演奏学科・音楽学科の学生によるAUTUMN CONCERT


 
 
爽やかな秋晴れに恵まれた11月4日、ヤマハミュージック大阪なんば店2階サロンにて、大阪芸術大学 演奏学科・音楽学科の学生によるオータムコンサートが開催されました。
8月のオーディションで選抜されたピアノコースと音楽教育コースの学生計8名が日頃の成果を披露しました。
  

 
素晴らしい楽器やホールの響き、お客様の存在は、奏者にとって新たなインスピレーションの源です。まろやかで奥深い響きが美しいヤマハコンサートグランドピアノCFX、サロンならではのアットホームな空間、温かな眼差しと拍手で見守るお客様のもと、それぞれに新たな学びと喜びが得られた1日となりました。

 
 
お客様も奏者との距離が近いことで音楽の細やかな表情の変化や奏者の息遣いを肌で感じられたことでしょう。
会場にいる全ての人にとって音楽がより身近に、より深い存在になっていくような、芸術の秋にふさわしい1日となりました。

ヤマハミュージック大阪なんば店
大阪府大阪市西区南堀江1-2-13
 
 
(報告 演奏学科合同研究室)


2024年10月7日

第40回東川町国際写真フェスティバル GAKKOTENに出展してきました

今年も8月1日を皮切りに、北海道の中央部に位置する「写真の町・東川町」にて「東川町国際写真フェスティバル(通称・東川町フォトフェスタ)」が開催されました。

メイン会場のひとつ 東川賞受賞作家展がおこなわれた「写真の町文化ギャラリー」

東川町は1985年に「写真の町宣言」を行い、毎年、国内や海外で活躍する写真家に対して東川賞を授与し、その作品展を中心に様々な企画を開催しています。今年は記念すべき第40回目という節目の年ということもあり、第一線で活躍する写真家や評論家、ギャラリストをはじめ、カメラメーカーなどの写真関係者、内外の写真ファンが押し寄せていました。

東川賞授賞式 国内作家賞・石川真生さんほか内外4名の写真家が選ばれた

そんな中、大阪芸術大学写真学科は全国の写真学科、コースを有する大学、専門学校が出展する“GAKKOTEN”に出展、写真学科から7名の学生が選抜で作品展示を行いました。

せんとぴゅあ会場で行われた野外展示“GAKKOTEN”

“GAKKOTEN”は元小学校をリノベートした文化施設「せんとぴゅあ」の芝生広場で開催、本校を含め7校の学生、生徒の作品が一堂に会しました。年々参加校も増加したことで展示作品の密度が上がり、とても見応えのあるものとなりました。

出展した学生、生徒の作品から特に優秀と認められた8作品が選出され、公式ホームページにて講評されています。本校からは秋野公希さんの「新島〜錦江湾に浮かぶ 奇跡の島〜」が見事、掲載されました。

全国からの数々の出展作品から選出された本校3年生 秋野公希さん
「新島〜錦江湾に浮かぶ奇跡の島〜」

全国高等学校写真選手権大会(通称・写真甲子園)の授賞式

東川町フォトフェスタには同じく毎年開催されている「全国高等学校写真選手権大会(通称・写真甲子園)」が同時期に行われ、全国604の参加校から予選を勝ち抜いた高校写真部の生徒も多く訪れる大イベントです。過去に写真甲子園に出場し、本校に入学した学生がGAKKOTENで再び東川町を再訪するという一幕も見られました。

「受賞作家を祝う集い」に参加した坂口博紀教授と卒業生、在学生

「東川賞受賞作家展」の展示会場を専門家指導のもと、1から作り上げる展示ワークショップに参加したボランティアももちろんその魅力の虜となっていました。
本校からもGAKKOTENに選出された秋野公希さんと卒業生1名がボランティア(通称フォトフェスタふれんど)に参加し、活躍してくれていました。さらに喜ばしいのは、前回、前々回と東川町に訪れた在学生が個々に再訪し、イベントを楽しむ姿を見ることができたことです。

「受賞作家フォーラム」の様子。海外作家賞ヴァサンタ・ヨガナンタンを囲んで。

東川賞受賞作家作品展を全国から集まった「フォトふれ」のメンバーが設営

今回大活躍だった秋野公希さんが、参加しての感想を寄せてくれました。
「フォトふれは、同期や先輩から聞いていたとおり連日深夜まで作業が続く大変なものでした。しかし、メンバーと共に設営し完成させた作品展を見たときの達成感は、計り知れないものがありました。写真の道を志す同年代の方々には、ぜひ参加をお勧めしたいプログラムです。
GAKKOTENでは、2年連続で私の作品がレビュー選出され光栄に思います。そして、当校から出展したメンバー全員の作品を、現地で丁寧に展示して下さった写真学科の坂口先生、林先生に、心よりお礼を申し上げます。」

「インディペンデンス展・合評の集い」の様子。ゲスト講師から作品の講評を受ける出展者。

 

東川町フォトフェスタの魅力を肌で感じた学生がどんどん増えて、次の世代に繋いでいってくれることを願っています。町づくりとしても魅力のある東川町。北海道へお越しの際は是非訪れてみてください。

GAKKOTEN公式ホームページ https://photo-town.jp/topics/14544
 

写真学科 客員教授
林 直


2023年12月6日

「木津川アート2023」に写真学科1年生が大活躍


木津川アート ポスターイメージ

去る10月11日と11月1日、写真学科1年生の学外撮影実習は京都府木津川市を訪れました。
木津川市では2010年から地域芸術祭「木津川アート」が開催されています。
今回の撮影実習は「木津川アート」開催前の平常の木津川市、作品展示が完了し、開催日を迎えようとするタイミングに、まちの様子の変化を肌で感じ、撮影してきました。

 10月11日 第一回 撮影実習風景 / 11月1日 第二回 撮影実習風景 (作品を覗き込む様子)

今回の木津川アート開催エリアは最寄駅から徒歩30分という立地だったため、市役所が駅と現地を2台のバスで行き帰りを送迎してくれるというありがたいご協力をいただきました。


バスで全員の送迎をしていただきました

2度の実習を助けてもらったお礼に「木津川アート」開催期間中、会場当番の「みまもり隊」として参加することに、各自土日や祝日のタイミングの良い日を選んでイベント開催の内側からアーティストや来場者と交流を持つ機会になりました。

会期中 みまもり隊体験の様子 / 会期中 みまもり隊体験の様子(写真学科卒業生と共に)
 

木津川アートの会場では全国から集まった15組のアーティストとその展示が繰り広げられ、地域の住民のほか遠方からの来場者で賑わいました。
17日間の開催中、15,000人を超える来場者数となったそうです。

旧ボタン工場 笹岡敬 / 旧ボタン工場 児玉幸子
 

本学からもキュレーターと出展アーティストとしてアートサイエンス学科の安藤英由樹教授、同じく林智子客員教授が、プロデューサーとして、写真学科の林直客員教授が参加されていました。

関西光量子科学研究所 安藤英由樹(本学アートサイエンス学科教授) / Lier幡 林智子(本学アートサイエンス学科客員教授)
 

学生の皆さんが覗き込んでいたのはこの展覧会のために撮り下ろされた木津川市の風景写真、エリアのあちこちに点在した様々な表現の作品に触れるたび、広いアート表現の中に存在する、それぞれ自らの立ち位置を確認しているようでした。

関西光量子科学研究所 吹雪大樹&テクマク / 上人ケ平公園 奥中章人
 

木津川アートの開催期間は終了しましたが、その模様は公式ホームページやSNSでご覧いただくことができます。
木津川アート公式ホームページ https://kizugawa-art.com

 

(報告 写真学科合同研究室  文責 林直客員教授)