本日は新入生ガイダンス2日目です。 一日中、座って話を聞いているだけというのは疲れますね。おまけにこの陽気ではついウトウトということもあるかもしれませんが、しっかりきいて大事な話はメモしましょう。
図書館の利用案内、学生部のガイダンスに続いて、就職部企画の講演会が行われました。本日はその講演会の様子をお伝えします。入学したばかりなのに、もう就職ガイダンス?と困惑された新入生もいたのではないでしょうか?講師の先生は、日ごろ企業の採用活動も行われていたり、ハローワークで就職活動の支援などをされている「キャリアカウンセラー」の方でした。
講演スタート直後、「さぁ、皆さん私とジャンケンしましょう。では、後出しでいいので私に勝ってください。では・・・」とジャンケン大会が始まりました。その後「次は、後出しでいいので私に負けてください。では・・・」と再びジャンケン大会。
「どうですか皆さん、後出しで勝つのと、後出しで負けるのはどちらか簡単でしたか?」と会場の新入生に問いかけます。「『後出しで負ける』というにはいわば『非日常』。ジャンケンを負けるためにやることは少ないので難しく感じてしまうのです。今からお話する内容が少し難しく感じるのも、この『負けるジャンケン』と同じです。基本的なルールは簡単だけど普段とは違うので少し難しく感じるだけです。」と、そんな講演の始まりでした。ガイダンスの主な内容は次のようなものでした。
●コミュニケーション力は鍛えられる 人の話を聞くときに「話す人の顔を見る」「メモをとる」「うなずく」これらは「コミュニケーション」です。コミュニケーションを難しいと感じる人は多い。でも特別なことではなく、例えば授業を受けるときなど、日常生活の中でのコミュニケーションを大切にすることでその力は伸びます。是非、4年間やってみよう。そうすれば社会から求められる人物像のひとつの条件をクリアすることができます。 ●クセになっちゃった 授業中、「寝ている人」「遅刻してくる人」「おしゃべりする人」っていますよね。「就職活動だからいつもとは違いますよ。絶対遅刻も居眠りもしませんよ。」っていう学生は多いですが、実際は違います。就職活動で参加した説明会でも居眠りする人、遅刻してくる人は必ずいます。これはこの人たちがクセになっちゃたんです。急にはやっぱり変われない。ですから皆さん日常の授業ででよいクセをつけるようにしていきましょう。よく就職活動中学生がよく「憧れの会社に入る特別な方法はありませんか?」と質問してきますが「ありません」と答えています。日常生活を大切にすることで、夢に一歩近づけるんだと思います。
●将来の選択肢を増やそう 今、社会で問題になっているのが「7・5・3」。これは中学卒業、高校卒業、大学卒業で就職した方が離職するまでの年数を示しているそうです。大学を卒業し就職した人が3年経つ前に辞めてしまうことが多いといとうことです。それはなぜか?人生の中の狭い範囲の選択肢からしか職業を選ばなかったのがその大きな原因のひとつになっていると考えられています。これから自分の夢を実現するプランニングするために社会の様々な情報を集めて身に付けていきましょう。 ●就活する先輩の悩み 就職活動をする60%以上の人が「就職活動って結構お金かかるんだなぁ」という悩みを持っているそうです。50%の方が「エントリーシートがうまく書けない」という悩みを持っているそうです。エントリーシートには「自己アピール」「学生時代に頑張ったこと」を書かせる場合がほとんどです。「学生時代はバイトばっかりしてた」「クラブも入ってなかったので何もしていなかった」というのはちょっとさびしいですよね。採用試験の中で「アルバイトの話」「高校時代の話」ばかりをする人がいたらどうなるか?正社員としての採用はせず、採用するにしてもアルバイトとしてだったり、高校時代の話ばかりをする人を採用するぐらいなら、高校卒業者を採用します、と講師先生の見解ではそうなのだそうです。
まとめると『目標をもって、意識して日常生活を大切に過ごしてほしい。学生生活を自分の手で充実させてほしい。』そんなお話でした。
というわけで、お花見日和のよいお天気のなか本日もクラブ・サークルの新入生の勧誘は続いています。
そんな中、明日の入学式にご出席いただく、ケンブリッジ大学ゴンビル&キーズカレッジ学長クリストファー・ハム卿ご夫妻が御来校されました。クラブ勧誘が続く天の川通りで、学生の熱気にすこし驚かれているようすでしたが、学生と触れ合う様子はとても微笑ましい光景でした。
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