2017年11月30日

バドミントン部 OB戦 開催されました!!

毎年恒例となったバトミントン部のOB戦が、11月19日(日)に総合体育館第一アリーナで開催されました。当日は、バドミントン部の先輩方をお招きして、在校生とともに試合を行い、交流を深めました。


先輩方は、久しぶりに芸大に戻って来られて、在校生当時のことを思い出しながらプレーされていた様子です。また、家族連れで参加された方もあり、小さな子どもたちもラケットを持って、お父さんお母さんと一緒にバドミントンを楽しんでいる様子がほのぼのとしていました。

 

バドミントンの試合結果だけではなく、このような先輩と後輩が、人と人とが親睦を深めることも大切です。これからも、このようなOB戦を続け親睦を深めていきたいと思っています。

 

報告者:バドミントン部顧問 川村(就職課)


2017年11月28日

今年のダ・ヴィンチ大賞は…?

世紀のダ・ヴィンチを探せ!高校生アートコンペティション2017」の結果をご報告します!!

このコンペティションは、ルネッサンスの巨匠 レオナルド・ダ・ヴィンチに続く21世紀のダ・ヴィンチを探そうと、大阪芸術大学グループが2007年度から開催しているものです。
高校生を対象として開催され、11回目となる今年は、46都道府県より421校から2326点の作品が寄せられました。

11月26日(日)、その授賞式が行われました!


入選>77名から順に発表され、<特別賞>16名、<優秀賞>14名、<審査委員長賞>2名、

 

そして<銅賞>、<銀賞>、<金賞>…


最後に、<ダ・ヴィンチ大賞>が発表されました!!

 

受賞したのは、広島県立府中高等学校の瀬良勇太さんが制作した【放送分野】の作品「島は”毒ガス島”だった~大久野島の毒ガス製造~」です!


授賞式でなかなか名前が呼ばれず、大変な賞を受賞するのかも知れないとドキドキされていたという瀬良さん。
受賞した感想を伺うと、「純粋に嬉しく、自分の自信にも繋がりました。(大阪芸大に入学したら)プロの先生方にこれからもご教授いただきたいです。」と謙虚なコメントをいただきました。

瀬良さんが制作したのは、広島県にある大久野島という島を題材に取り上げた作品です。
この島は別名「ウサギ島」とも呼ばれる島で、島のあちこちにウサギが生息していて現在は多くの観光客で賑わっていますが、戦時中は島の中で大日本帝国陸軍によって秘密裏に毒ガスが製造されていました。
瀬良さんは、「広島県民の中でも、毒ガス製造のことを知らない人が多いです。広島に住んでいる身として、この事実を伝えなければいけないと思い制作しました。」と話されました。
撮影はもちろん、編集や、ナレーションも1人で行ったそうです。


 

芸術情報センター1階展示ホールでは、ダ・ヴィンチ大賞をはじめ、入賞作品が一堂に展示されています!!

 

どの作品も、10代の若い感性が光るものばかり!!

 

みなさんもぜひ、ご覧になってください♪

 
 

「世紀のダ・ヴィンチを探せ!高校生アートコンペティション2017」展覧会
日時:2017年11月27日(月)~12月9日(土)
開館時間:10:00~16:00(日・祝休館)
場所:大阪芸術大学芸術情報センター1階展示ホール
主催: 大阪芸術大学グループ

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年11月27日

ラジオ「大阪芸大スカイキャンパス」

昨日 11月26日(日)は、「世紀のダ・ヴィンチを探せ! 高校生アートコンペティション2017」の授賞式が行われました!
受賞された高校生のみなさん、おめでとうございます!!
授賞式の模様や、今年のダ・ヴィンチ大賞の作品、また展覧会の様子など取材してきましたので、明日のブログにて紹介させていただきますね★
 

さて、今日は、大阪芸術大学グループのラジオ番組「大阪芸大スカイキャンパス」の放送日です!

パーソナリティは大阪芸術大学副学長の塚本英邦先生。
さらに、本学映像計画学科(現・映像学科)出身の人気映画監督で映像学科教授の田中光敏先生と、舞台芸術学科出身の演出家で劇団「南河内万歳一座」座長・舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生が、交替で出演されます。
そして、毎回さまざまなジャンルで活躍する大阪芸大グループ出身の著名な卒業生たちを月替りでゲストに招き、楽しいトークを繰り広げます!!
第一線に名を馳せるクリエイターたちのリアルな声を聴くことができる番組内容となっています!

今日のゲストは、先週に引き続き、映像計画学科(現:映像学科)出身で映画監督や脚本家として活躍されている、株式会社ガイナックス代表取締役社長の山賀博之さんです!

 

大阪芸術大学在学中、上京してガイナックスを設立された山賀さん!
今回は、東京でまずどんな活動を始められたのか、どんなアニメーションをつくられたのかなど、お聞きします。
ちなみに、”ガイナックスってどういう意味?”ということについても、語られるかも知れませんよ♪
今夜の放送も、お聞き逃しなく!!
 

「大阪芸大スカイキャンパス」
11月27日(月)20:30~21:00 オンエア
ラジオ大阪(OBC)1314

 

投稿:島田(企画広報部事務室)


2017年11月24日

さて、今週の大阪芸大テレビは?

キャンパス内のイチョウの葉が、とても綺麗です!!
地面に落ちた葉は、まるで黄色い絨毯のよう!

 

私が見ている間にもぱらぱらと葉が落ちていましたので、学生のみなさんは今のうちに黄葉を楽しんでくださいね!

 

さて、今週の「大阪芸大テレビ」は、国際交流の話題を3つお伝えします!
まず1つ目は、「日中交流作品展」の模様からご紹介!!
この作品展は、大阪芸術大学が姉妹校提携を結んでいる中国・上海美術学院との国際交流の一環として行っているもので、今回で26回目を迎えます。
番組では、展示作品はもちろん、初日のオープニング式典や作品鑑賞会の様子もたっぷりとご紹介いたします♪

 

続いて、イタリア ミラノにあるレオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館の館長 フィオレンツォ・ガッリさんを招いた講演会の話題です!
この講演会は、ガッリさんの知人で、デザイン学科教授 藝術研究所所長の喜多俊之先生の呼びかけで実現されました。
「クリエイティブの力」をテーマに進められ、レオナルド・ダ・ヴィンチが手がけた作品にまつわるエピソードや、研究者としても活躍したダ・ヴィンチの一面についても語られました。

 

そして3つ目は、デザイン学科の学生を対象に開かれた特別講義「香港のグラフィックデザイナー エリック・チャンのブランディングとタイポグラフィ」の模様をご紹介!!
今回の講義のため、香港からお越しになったエリック・チャンさんは、グラフィックデザイナーやコーポレートアイデンティティコンサルタントとして活躍されています。
講義では、チャンさんがこれまでに手がけられた広告作品やイベントのビジュアル、プロダクトなどが紹介されました!

 

最後に、平成28年度 大阪芸術大学卒業制作展の優秀作品を紹介します!
今回は、工芸学科の学長賞を受賞した、正元嶺至さんの作品「CURIOSITY」!
「好奇心」という意味のこの作品は、鉄を素材に点付けして組み立てられています。
正元さんの作品に対する想いなど、ぜひ番組でご覧ください♪

 

「大阪芸大テレビ」は奈良テレビ放送、テレビ和歌山、サンテレビジョンで放送中!
みなさんぜひご覧ください!!

<<オンエア情報>>
11月25日(土)
奈良テレビ放送 18:15から
テレビ和歌山 22:30から
11月26日(日)
サンテレビジョン 22:30から


2017年11月23日

チームラボ 猪子寿之先生 授業!

アートサイエンス学科には、「スーパークリエイター特論」という授業があります。
この授業では、アートサイエンス分野において国内および海外で活躍しているスーパークリエイターを招聘して、その芸術活動、作品、構想に関する特別講義をオムニバス形式の授業として展開しています。
これまでにも、クリエイティブディレクターの原野守弘先生や、アルスエレクトロニカ アーティスティック・ディレクターのゲルフリート・ストッカー先生などに授業を担当していただきました!
 

10月27日(金)には、アートサイエンス学科客員教授 チームラボ代表の猪子寿之先生がお越しになりました!!
チームラボについてはこのブログでも何度かご紹介させていただく機会がありましたが、デジタルアートを中心に幅広い作品を手がけている“ウルトラテクノロジスト集団”です。

授業では、猪子先生がこれまでに手がけられた作品が紹介され、ものづくりに対する考え方を教えていただきました。
チームラボの作品は、空間そのものをアートにしてしまったり、身体ごとアートの世界に没入できるような表現がたくさんあります。
これには、猪子先生の「人と作品の境界線をなくしたい」という想いが込められています。

私が特に印象的だったのは、「歴史で名が残るのはサイエンティストとアーティストがほとんどで、今、私たちが見ている世界は、数々の芸術作品の積み重ねでできている」という話です。

例えとして紹介されたのが、雨の絵です。
みなさんは、雨を描いてと言われたら、どう表現しますか?
多くの人はこのように線で雨を描くのではないでしょうか。

でも、人間の目で雨の形を捉えることは実はとても難しいです。
ですから昔の画家は、傘を差している人物や、水溜りができて濡れた地面を用いることで、雨が降っていることを表していたのだそうです。
そして世界で初めて雨を線で描いたのは、浮世絵師の歌川広重だと言われています。
彼は、それまで誰も可視化できなかった”雨が線のように降っている“ということに気づいて、新しい視点で雨を描写したのです。

つまり、私たちが雨を線で描くのは、実際の雨を見て認識したのではなく、線で描かれた雨の絵を見てきたことで「雨は線で表現するものだ」という価値観を持ったからだと考えられるのです。
雨だけではなく、今の私たちが持っている美の概念の多くは、数々のアーティストが提示してきた価値観なのかも知れませんね。

 

猪子先生がめざされるのは、そういった「みんなの価値観を変える」表現だそうです!
今回の猪子先生の授業も、多くの学生に新しい価値観をもたらしたのではないかと思います。

猪子先生、素敵なお話をありがとうございました!!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)