突然ですが、みなさんは「真田幸村」という人物、ご存知ですよね?
歴史上の人物として学校の授業で習うだけでなく、小説や漫画の登場人物としても度々描かれている幸村。
今年1月からは、彼を主人公にしたNHK大河ドラマ「真田丸」の放送もスタートし、ますます多くの人に愛されるキャラクターとして定着しています。
真田幸村の本名は「真田信繁」といい、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将です。
大坂夏の陣において、3500の兵を率いて徳川家康の本陣まで攻め込んだ勇敢な武者振りの話が、江戸幕府や諸大名家の各史料に記録され、そこから軍記物や講談、草双紙(絵本)などが創作されました。
さらに明治時代から大正時代に講談文庫本が幅広く読まれるようになり、”宿敵家康に果敢に挑む英雄的武将”というイメージで、庶民に広く知られるようになったそうですよ。
今年は、そんな真田幸村を題材にした公演に、本学舞台芸術学科3年生の学生たちが挑みます!
タイトルは「真田風雲録」!
劇作家の福田善之さんが作られた作品で、1962年に初演され、1963年には映画化もされました。
真田幸村と真田十勇士の活躍とその死が描かれており、「カッコよく死にてぇ」を合言葉に、敗北を覚悟しながらも大坂へ向かう幸村たち、若者たちの傑作青春群像劇です!!
昨日19日(火)放課後、公演に向けた顔寄せ(顔合わせ)が行われました。
※演劇用語で、初稽古の前に関係者が集まることを「顔寄せ」と言います。
「舞台人なら顔合わせではなく、顔寄せという言葉を使いましょう!」と学科長の浜畑賢吉先生が学生たちにおっしゃっていましたよ。
教室には、オーディションでキャストに選ばれた学生たち数十名が集まりました。
また、今回演出を担当される舞台芸術学科教授の内藤裕敬先生をはじめ、衣装や大道具、小道具、舞台監督などの各スタッフも集結!
内藤先生からは、学生たちに向けて、
「初めての取り組みということもあり、決まっていないことも多いが、やりがいのある公演として大切なイベントになるよう、これからみんなで作っていきましょう!」
というメッセージが送られました。
さあ、今日から稽古がスタートします!!
出演される学生のみなさん、これから約3ヶ月間、本番に向けてがんばってくださいね。
また、稽古の様子も追っていきたいと思います。
大阪芸術大学舞台芸術学科 特別公演
「真田風雲録」
7月14日(木)、15日(金)公演予定
※今後どんどん情報公開していきます!
投稿:島田(企画広報部事務室)