2007年9月23日

私的広告考察+「食堂を楽しくしようキャンペーン」?!

(1)→私ごとですが、趣味でCMを収集しております。わが家のパソコンでテレビが録画できるようになってからですからコレクター暦6年というところでしょうか。資生堂の美しいCMやゆるキャラの癒しCMなど広いジャンルをカバーしています。結構レアなCMも収集しています。

シナリオやカット割の研究、マーケティングの事とかいろいろ勉強になることも多いんですよ。
CMを捕獲するために、素人なりに考えるわけです。やみくもに録画してもほしいCMはそんなに簡単に録れません。狙って録画予約していきます。

スポンサー側にも「ターゲット」という考え方があります。出勤前のOLをターゲットにした化粧品のCMが「めざまし」の枠で多く流れたり、子供向けのおもちゃはアニメ番組の枠だったりと広告の打ち方にも訳があることが見えてきます。

最近、CM広告の価値が変わってきたように感じています。というのも、同じような趣味を持っている人が結構多いということ、こんな趣味の場合目当てが番組そのものではないことがその理由です。

通常、良い番組を制作して高い視聴率を目指すことで広告主から高い広告料をいただくことができます。しかし最近では広告そのものの質が高くなり、話題性の高いものが増えています。
Yahoo!動画サイトでもPR企画として話題になっているCMをコンテンツとした「CMミュージアム」なるサイトがあります。これは「CM」という検索キーワードの使用率が高い証拠なのだと思います。それだけCMに対する関心が増していることを示しているんでしょう。

(2)→特にお気に入りのタレントが起用されているCMなどは、それが放映される番組枠をスポンサーであるメーカーに問い合わせてでも視聴したり録画したりすることが日常茶飯事に行われています(結構親切に教えてくれます)。また、提供しているスポンサーの企業名を番組表の形にして掲載している雑誌もあります。ネット上の情報も速いですし波及率も高いようです。

こんな状況下、CMを目当てにした視聴者によって高い視聴率を得る番組があるかもしれない、そうなれば「おいおぃ、逆でしょ」。そんな勝手な考察です。わざわざ広告費を払って視聴率を上げてあげても企業側にはメリットがあるんでしょうけどね、なぁんて。

さて広告といえば、現在、「広告の企画と表現」]という授業の課題ポスター展を行っています。総合体育館・第2食堂にて。『食堂を楽しくしようキャンペーン‐2食に笑顔というメニューが増えました!‐』がテーマになっているそうです。将来、広告の価値を変えてしまうようなクリエイターがこの授業の履修者から生まれるのか、どうか、お昼休みに覗いてみてはいかがでしょう?

※ちなみに広告費はいただいておりません。
  この記事も広告じゃありません(ホント)。


2007年9月23日

音のイメージを膨らませる = 耳を開く

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920日に行われたサウンドアーティストevala先生の特別講演会「耳を開く」(大学院芸術研究科デザイン主催)を受講した在校生に講演会の様子をレポートしていただきました。
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 サウンドアーティストという業種と、ポスターに興味を持ち、会場に行くと、立ち見席が出るくらい人がいっぱいでした。

 内容はデザイン学科というよりかは音楽系の学科の学生が興味を持ちそうな話で、少し専門的で難しかったのですが、後半にはホンダの海外のCMを紹介していて(内容は2分ほどの長いCMで、車が走ったりする映像はごくごく普通です。しかしそのCMは効果音や音入れは全く行っておらず、30名ほどの合唱団が映像に合わせて声で音入れをしているCMです。車の映像と合唱団の様子は交互に写しだされ、車の走行音、カーブの音、窓が開く音、車内のBGM、雨が降ってきた音などすべてを人の声で表現しており、とても驚きました。)そんな広告のお話もされていたときはとても興味深かったです。

 最後にはエバラさんが生演奏をしてくださり、真っ暗な会場に鳴り響く音は、デザインなどの視覚的な要素とは異なり、耳から入る壮大な音に、頭の中で音のイメージを膨らませることのできる「音」のもつパワーをあらためて感じました。

 自分の思いを伝えるために、視覚的な方法だけではなく、聴覚を使う方法もあるんだなぁと、1時間半の間に会場で流されたたくさんの曲を聴きながら思いました。

 

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