2009年7月24日

蝉の鳴き声が響くキャンパスに・・・

 

 朝、芸大に来ると、もう割れんばかりにキャンパス内にセミの鳴き声が響いています。どこにいるのかと探してみたんですが、キャンパス内の木はみんな背が高いのでなかなか見つけることが出来ません。この夏休みの目標に「キャンパス内でセミの写真を撮る!!」を掲げて、学内の隅々まで歩き回ろうと思います!!
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  さて先日、14号館にて大阪芸術大学管弦楽団の『学内定期演奏会』が開催されました♪♪

 F.メンデルスゾーンの交響曲第3番作品56『スコットランド』、J.シベリウスのカレリア組曲などが演奏されました♪♪

 
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 さらに、碇健雄さん(大学院2年)がクラリネットでソリストとして出演。W.A.モーツァルトの『クラリネットと管弦楽のための協奏曲』の演奏が披露されました。
 そんなオーケストラと演奏した碇健雄さん(大学院2年)にお話を聞きました。
 
>>オーケストラをバックにした演奏は緊張しませんか?
「今回は、エネルギーがかなり要りましたね。演奏中は言葉では伝えられないので、音のニュアンスで伝えなければいけません」
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>>大学院ではどんな勉強をするのですか?
「基本的に個人レッスンが多いけど、よく言われるのが“100回の練習より1回の本番”。本番を経験することで課題を見つけて、また練習しています。」
 
>>管弦打を専攻している院生が4人いるそうですが、ライバル意識はありますか?
「それがなんと偶然楽器がバラバラなので、そこまでライバル意識はありませんが、お互いに意識はしていると思います」
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 また、3号館ホールでは『Lunch Time Concert』が開催されました。

 メンバーは大学院生と学部生の計6名。普段声楽の勉強をしていて、ミュージカル曲が好きなんだそうですが、学校ではクラシックがメインで、なかなかミュージカル曲は習えなくて発表する場もなかったそうです。そこで、自主企画のコンサートを開催して、ミュージカル曲を思いっきり歌おうと、このLunch Time Concertを企画しました。
 
0907245.JPG コンサートが終わってすぐ、皆さんにお話を伺いました☆★

>>お疲れ様でした!コンサートを終えてどうでしたか?
「自主企画のコンサートは難しいと改めて実感しました。連絡を取って練習日程を調整するのが大変でした。
 
>>クラシックとミュージカルとでは歌い方は違うんですか?
「声の出し方がやっぱり違います。クラシックのままで歌うとミュージカルの良さが出なくて…。クラシックは自分の声の良さをどれだけ綺麗に出せるかを求められますが、ミュージカルは楽しさとかまた違ったものが求められるので、その点も難しいです。」 
0907246.JPG>>ピアノも違いますか?
「クラシックみたいに弾くとリズムが重くなってしまうので、なるべく軽く弾いたんですけど…、わかりましたか?(笑)実は、ピアノは中学3年生で友達に教えて貰って、1年ぐらい一人で勉強して、高校1年生の冬に習い始めて…」
 
えっ、そうなんですか?ワタシもピアノの勉強しようかな?
 
>>皆さんは普段の授業ってどんな内容なんですか?
「大学院は個人レッスンばかりというイメージがありますが、そうでもなくて自分が勉強したいことができることがいいです。」

 「学部はとにかくオペラの授業が大変!アンサンブルとか合わせるのがなかなか…“来週までに”と言われると授業外で集まって必死に練習しています。授業は練習の場ではなくいわば発表会!授業で練習していてはいけないとよく言われます。」

 
今後は11月に学内でコンサートを予定していて、学園祭では「フィガロの結婚」のハイライト上映が予定されています。
 
芸大の近くを流れる石川で、よく楽器の練習をしている学生がいるそうです♪♪晴れた日に散歩に出掛けると、美しい音色が聞こえるかもしれませんよ!