2017年4月25日

映像学科卒業生 足立慎吾さんにインタビュー!

みなさん、突然ですが…現在公開中の映画「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール」はご覧になりましたか?
「ソードアート・オンライン」とは、小説家 川原礫さんによるライトノベル。
VR(バーチャルリアリティ)技術を用いたオンラインゲームの仮想世界を舞台に物語が描かれ、日本だけでなく海外でも高い人気があります!
2012年にテレビアニメ化され、2014年に続編となる第2期を放送。
そして、今年2月に公開された劇場版は、週末動員ランキングで初登場第1位(2/18-2/19)を記録し、公開17日目での観客動員数100万人突破!
深夜アニメの映画化作品の最速記録を更新しています。

そんな今大人気の「ソードアート・オンライン」には、本学の卒業生も制作スタッフとして参加しているんですよ!!
キャラクターデザイン・総作画監督を務めるのは、映像学科卒業生の足立慎吾さん!
足立さんは、「機動戦艦ナデシコ」で動画を担当し、「ロックマン エグゼ」では作画監督、「WORKING!!」でキャラクターデザインなどを担当されるなど、これまで数々のアニメ作品に携わっていらっしゃいます。


先日、足立さんが大阪芸術大学にお越しになりました!!
これは、お話を聞かなくちゃ!!ということで、取材させていただきました。

●大阪芸大ではどんな学生生活を過ごされましたか?
当時の映像学科の課題は、16ミリのフィルムを使用する決まりになっていました。
紙に描いた絵をカメラで撮影してアニメーションを作ろうと思うと、16ミリだとどうしても紙の質感が写ってしまうんです。
8ミリなら最適だったのですが、学科の課題としては使えないので、授業外でアニメーションを作ったりしていました。

※フィルムの幅が広いほど、鮮明に写ります。ちなみに映画で広く使われる代表的な規格は35ミリ。
 現在でも、映像学科では16ミリのフィルムカメラを使った実習も行われています!

●アニメーターになったきっかけは?
大学の先輩である石原満さんに誘われたのがきっかけで、アニメ制作会社「XEBEC(ジーベック)」に入社。
そこで「ロックマン エグゼ」のキャラクターデザインなどを手がけることになりました。

●「ソードアート・オンライン」ではどんなことを担当されたのですか?
原案をもとに、キャラクターの外見やイメージをアニメーション用にデザインしています。
アニメの制作には多くの人が携わるので、作家によって設定がぶれないように統一する必要があるんです。
また、映像だけでなく、広報用のポスターなどのキービジュアルもデザインしています。
公開までの時期に合わせてポスターデザインも変えていて、このポスター(写真に写っているもの)は、4番目のデザインなんです。
劇場に足を運んでもらうためには、どんなイメージが良いか考えてデザインしています。

●大阪芸大に入ってよかったことは?
色んな人にこの大学で出会えたことです。
例えば、「ソードアート・オンライン」では、ゲームを操作する時の画面(UI=ユーザインターフェイス)が表示されるんですが、
最初に出た案が、近未来のゲームにしては古くさい印象だったんです。
そこで、UIのシステムや動きのアイディアを、「テイルズシリーズ」に長く携わっていたゲームデザイナーである大阪芸大の同級生に相談しました。
本職のゲーム屋さんが考える未来のRPGのUIのイメージとはどんなものなのかと相談し、それがアイコンデザインやフォントデザインに活かされています。
在学中に出会った友人が卒業後いろんなスキルを身に着けた後、再集結して仕事の相談ができたりするのは助かりますし、嬉しいですね。

●大阪芸大で学ぶ学生、これから大阪芸大に入学しようという若者へのメッセージ
「大学でイラストを学びたい」という方もいると思いますが、イラストは独学でもしっかり描いていけば上達すると思うんです。
ですから、大学でしか学べないことを吸収してもらえたらな、と思います。
例えば、デッサンをきちんと教えてもらうとか、プロ並みの機材や施設を活用するとか…
そういう経験を踏まえた上で、イラストを描くことに繋げてみるのはどうでしょうか。

足立さん、ありがとうございました!!
これからの活躍にも期待しています!

 

投稿:島田(企画広報部事務室)