日・EUデザインコンペティション2008の入賞者の発表が去る10月31日、東京で行われました。今回の日・EUデザインコンペティションのテーマは「子どもためのデザイン」でした。
今回このコンぺティションで、ヨーロッパ人デザイナーのクラウディオ・コルッチ氏よって、本学デザイン学科4年生の佐藤慶太さんの作品が特別賞として選ばれましたっ!スゴイっ!
佐藤慶太さんの作品は9月に学内で開催されていた「展Factory」でも展示されていた「BAPPIN」という名前の商品です。
そのときはアイデアを盗まれてはいけないと思い、ブログに写真は掲載しませんでした。今回の受賞報告を取り上げることができてホントに良かったです。作品は使うときだけ針が自然に出る押しピンです。子供だけでなく大人まで、使う人にやさしい利便性と安全性を兼ね備えた素敵なデザインの商品です。今回のコンペに出品するにあたり「PLUS」にリネームされました。
このデザインコンペティションは、日本においてヨーロッパとそのデザイン文化、またはデザインを学ぶ機会について認識を高めることを目指して行われているそうで、与えられる賞に特長があります。「このコンペティションのユニークな点は賞金ではなく入賞者に『経験』を授与するところにあり、最優秀作品受賞者が自身で自由に賞を選べることである」 (欧州連合のニュース、審査委員長の倉方雅行氏のコメントより) >>>欧州連合-駐日欧州委員会代表部 ニュース
近年の日・EUデザインコンペティションでは、2006年にデザイン学科卒業の吉田智史さんがグランプリを受賞しました。そのときの吉田智史さんの作品「0.00」は、捨てることの意識を新たにさせるためのプラスティック製の底が丸いゴミ箱でした。吉田智史さんは受賞の際、ヘルシンキ芸術デザイン大学への短期留学とフィンランド航空の往復航空券を選ばれたそうです。この賞は当時最終選考に残った人たちに最も人気があった賞なのだそうです。
今回、佐藤慶太さんには、宿泊とエールフランスの往復航空券を含む、東京およびパリのクラウディオ・コルッチ・デザインでの3ヵ月間の研修が授与されました。これからもプロダクトデザイナーとしての人生をおくる佐藤さんにとって大きな意味を持つフランス研修となるでしょう。4月から就職が決まっている佐藤慶太さん。大きな卒業旅行となりそうですね。
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