2011年5月9日

キャンパス見学会改め、オープンキャンパス開催!!

こんにちは!ゲイブロくんです!
ここでちょっとお知らせ。

geidai000.jpg来る、2011年5月29日(日)
大阪芸術大学のオープンキャンパスが開かれます!
開催時間はAM11:00からPM4:00まで。もちろん入場無料です!
来て下さった皆さんには、素敵な大阪芸大オリジナルグッズをプレゼント!
アンケートに答えてゲットしちゃいましょう!!

個別相談会や進路説明会はもちろん、各学科の体験実習や模擬授業、施設見学も行っているので、
「大阪芸術大学に行きたい!」「大阪芸術大学に興味がある」と思っている方は是非参加して、
この日は一日芸大生になってアートに触れてみて下さい!!
自分の知らない、アートの世界が見つかるかもしれませんよ!
みなさん是非お越しください!

くわしい情報はこちら>>>
http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/shingaku/kengakukai/


2011年5月8日

本学卒業生 山下敦弘監督 最新作試写会のご案内

5月28日(土)に公開されます映画『マイ・バック・ページ』(主演 妻夫木聡、松山ケンイチ)の
先行試写会を本校映画館にて開催します。

日程:5月25日(水)
場所:本校映画館(7号館1階)
 

上記作品は、本校映像学科卒業生である山下敦弘監督の最新作です。
 

当日は特別講師として山下監督のトークショーも予定しています。
詳細はGW明けにアップする予定ですので、ご期待下さい。
 

山下敦弘監督主な作品: どんてん生活(1999年)
        リンダ リンダ リンダ(2005年)
                 天然コケッコー(2007年)

 

投稿:小森茉季(映像学科)


2011年5月2日

Painting+2011 キュービックギャラリー

350img000.jpg4月18日から5月2日までPainting+2011展が行なわれました。今回の企画展のコンセプトをギャラリーオーナーである今林幹生さん(芸術計画学科86卒)の文章を引用させて頂きます。

 

painting001.jpgCUBIC GALLERYは、この4月で開廊16周年を迎えます。
阪神大震災後・サリン事件で、ちまたが騒々しい年に始まりました。

 

painting002.jpg今年のざわめきは、あの時と、とても似ているようで、
あえて、16周年展としてギャラリーの常連作家と新人作家に集まってもらい、次への一歩を踏み込むべく、新たな気持ちで展示したいと思っています。

 

painting003.jpg参加作家
車サエ 藤見知佳 玉利タマリ 天岸藍子 長井奈津子
福山敬之 高木義隆 藤本裕紀 荒川望 柚口康二 
松尾藤代 浅野真一 田中洋喜  か ぱ

painting004.jpg 今林さんは卒業後、大手画廊に就職をしました。その中でイサムノグチ展など数多くの経験を積み独立しキュービックギャラリーを設立しました。現在では,本大学の卒業生も数多くアーティストとしてアート界に輩出しています。

 

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

 

キュービックギャラリー    http://cubicgall.exblog.jp/

 


2011年5月1日

堤展子展 ギャラリー白

tutumi002.jpg堤展子さん(工芸学科82卒)の個展が4月18日から23日まで行なわれました。

tutumi000.jpg今回は、子供とイカやコイをイメージした陶器の作品です。イカやコイと戯れる小さな子供の様子に、ほのぼのとした牧歌的イメージや昔話に出てくるような場面を思い出します。

 

tuitumi000.jpg子供の成長を願う土着の人形のようでもありました。私がこの作品たちを民衆的風景に見えたり牧歌的なものに感じるのは、元気で無邪気な裸の子供たちが、植物や動物たちと楽しそうに遊んでいるからです。

 

tutumi001.jpgしかし、なぜイカなのでしょうか。コイと子供の関係は節句や物語としても知られています。食物は豊作の喜びとして理解できますが、この巨大イカと子供の遊戯には意外な面白さは感じても、しっくり腑に落ちるものではありませんでした。

 

tutumi004.jpgそこで作品が持つ物語性より造形性に注目してみると面白い事に気がつきました。イカも子供の陶器作品にも作者の手の痕跡がイメージとなっていました。手足の短い幼児体型の子供は、作者の手の内から制作される形を大事にしている事が分かります。特にイカの目より上部にある胴には作者の手の握りしめた痕跡がそのままイメージの表面となっているようでした。

制作方法を追体験し想像してみると、まず子供を制作するには大きさの関係で指を丹念に動かし体の部位を、そして表情を作らなくてはいけません。イカやコイにも指先の作業はありますが、それ以上に手の内で作られていることが作品の重要な要素になっていると思います。作者の手のひらの内から作品が生まれてくるようでした。

 会場には子供たちの至福の世界が作られていました。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

ギャラリー白 http://galleryhaku.com/


2011年4月30日

HOT展 2011 Part4 GALLERY H.O.T

上村和夫先生(大阪芸術大学元教授)と卒業生を含むグループ展が4月4日から16日まで行なわれました。卒業生出品者は中田憲男さん(美術学科02卒)、丸山陽子さん(芸術制作研究科終了05)、井上真希さん(芸術制作研究科終了06)です。

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uemura03.jpg このグループ展での特徴は領域間の越境が見られることです。丸山さんの作品は、日本画の顔料を使用し半抽象的なイメージで構成されており、画面には着色した紙をはり作品にレリーフ的ふくらみを作っています。日本画の顔料を使用しながら日本画という意識を超えて作品があります。色彩の薄くなったところには顔料の粒が漂い、鮮やかな色相の中にも物質性を感じる瞬間があります。また横に長く延ばされたキャンバスは、移動しながら物語を見るような絵巻物の展示のようでもありました。

uemura02.jpg井上さんの作品は3つに分けら
れた画面に、後ろ姿の少女のセンチメンタルな心を表すような作品でした。イメージの構成はどれも絵画的な構図ではなく、写真の被写体の構成であるようで絵画のフレームの外の世界と交信させるような表現方法になっています。この3つの視点により観者はこの世界を立体的に感ずる事ができます。

uemura01.jpg 中田さんの作品は水平線を遠くに捉え茫洋とした海と空が描かれています。海と空は正面から捉えられ、それ以外情景を映し出すものは無くただただ観者の視線は表現された波に漂い、視点が定まる事はありません。

uemura00.jpg 上村和夫先生の作品は白い画面にグレーでイメージを作られているようです。しかし近づくとグレーの色に見えたものは数字が規則正しく描かれています。先生は「イメージと記号の関係」の絵画の探求をされていたと思います。イメージと記号と云えばネオダダのジャスパー・ジョーンズを思い浮かべますが、彼の作品は、標的や国旗等絵画からイリュージョンを消し、物質化する事にあったと思います。しかし、先生の作品は物質性は消去され、絵画の平坦性を強く感じられます。背景の喪失によりイメージは浮き上がるものですが、イメージを構成している数字がそれを押しとどめているようです。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室