こんにちは!ラジオ大阪OBC1314にて毎週木曜日に絶賛放送中の大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-にてアシスタントを務めている加藤万梨子です!
やっと涼しくなってきたかと思ったらまたムシっとした暑さに戻ったりと、コロコロと気温が変わる日が続いていますね。みなさんこの温度差に体調を崩されたりしていませんか?今日の放送では、この残暑も吹き飛ばしてくれる様な元気なアーティストをふた組お招きしました!
それではさっそく今日の聴き所をご紹介させていただきます!
今回はなんと『夏の特別企画!』としまして、大阪芸大「音楽学科」ポピュラー音楽コースで学ぶアーティストをふた組お招きしてトーク祭をお送りしちゃいますよ!
まず一組目のアーティストは、昨年末に地上波で放送されている「大阪芸大テレビ」のオープニングテーマ曲に抜擢されたロックバンドの『FREAK!(フリーク)』です!
FREAK!はとにかく、爽やかな三人組!リスナーさんからもリクエストがとっても多いバンドでもあります!リスナーさんからの「FREAK!の曲をもっと聴きたい!」という声にお答えして、今回、ニューシングルを引っさげてやっとスタジオに来てくれました!
メディキャンでも、何度も曲をオンエアーさせていただいているので、聴いたことがある!という方も多いかもしれませんが、ボーカルのKeiさんの声とエモーショナルなサウンド、そして叙情的な歌詞が関西各地のライブハウスでたちまち噂になり、いまでは月に何本もライブを重ねるほどの人気バンドに。スタジオで、塚本先生とFREAK!の曲を聴いていると、いつも「心地良い声」と思わず言ってしまいます!とにかく一度彼等の音楽に触れてみていただきたいです!
今日の放送では、FREAK!の結成秘話から、今現在どんな活動をしているのかなどのお話をしてくれます!ファンの方も、今までの放送でお聞きいただいて気になっていたという方も必聴です!
さあ、そしてふた組目は、こちらもリスナーさんからのリクエストが大変多い女性ボーカリスト「knashy mood(ナッシームード)」さんです!
なんと彼女は、東京都下で最大のボーカルオーディション「meets the voice(ミーツザボイス)」で、なんと最優秀賞を獲得したというツワモノなんですよ!幼い頃からピアノを弾いていたというknashy moodさん。ピアノとボーカルのみというシンプルなスタイルでも、彼女の透き通る様な声はすぅ?っと心に沁みて来るんです。
その声の持ち主にお会いしてみたい!と思っていただけに、今回スタジオに来てくださってとても嬉しかったです。思っていた通りの可愛らしい方で、オーディションやライブて沢山のお客さんの前で堂々と歌っているにもかかわらず、今回スタジオで話すにあたってはとっても緊張されていて、収録が終わったと同時に「緊張したぁ?!」と顔を隠しておっしゃる姿に、スタジオの空気がとても和らぎました(^_^)
今日の放送では、knashy moodさんの名前の由来から、ミーツザボイスで最優秀賞を獲得された時のお話、音楽との出逢いのお話などをしてくださいます!本当に、大阪芸大の学生さんのレベルの高さを感じさせていただきました。ポピュラー音楽コースに興味があるという学生さんも必聴です!
今週、はトークスペシャルでお送りしますので、アートシーンウォッチングはお休みです!
さあそして、今日のプレゼントは今回のゲスト「knashy mood」さんからいただきました!knashy moodさんが最優秀賞を獲得したボーカルコンテスト「Meets the voice」のオムニバスアルバムを、
なんとサイン入りで一名様に差し上げます!
プレゼントの応募方法は、今日の放送でチェックしてくださいね!
さあ、今日の放送はラジオ大阪(OBC1314)にて深夜24時から1時間アート情報満載でお送りします!
もちろん、ラジオドラマ劇場「テアトル山田」のコーナーもありますので、今日の放送もぜひ聴いてくださいね!


講習では、人口呼吸のやり方やAEDの操作方法を学びます。
AEDにはいくつか種類があるそうで、電流が流れるパットが左右方向が決まっているものや、そうでないものがあるそうです。
今回は奈良田さんの作品を見ます。雑木林を小高いところから見下ろしたようなアングルで描かれた風景画には、少し奇妙な印象を受けます。それは、画面を構成している樹木とそれ以外の空間に際立った特徴があるからです。樹木とそれを取り囲む空間は一般的には異なる質を有しています。
樹木は物質であり、それを取り囲むものはその物質が存在しないということでの空です。風景絵画は、そのように認識され描かれる場合もありますが、その物質と空間の質をどのように捕らえ画面に構築していくかは一人一人のアーティストのテーマとなる場合も多いのです。
奈良田さんの作品は、画面上部に赤茶色を基調とした暗い色彩が施され、中央から下の空間は、青から白に近い色により鈍いながら明るい色調で構成されています。樹木は暗く空間は明るく描くことで、イメージと空間(図と地)の関係が反転します。物質としての樹木は空間のように平坦で安定し画面奥に引き下がり、イメージを支えるべき空間は、あたかも物質のように画面より手前に感じます。これがこの作品に奇妙さを感じさせた技法です。さらに作品に目を近づけると樹木は平面的筆使いを行い、空間には短い筆致で運動を感じるように描かれています。筆の静動においても動的空間と静的イメージの対応で、この作品の特殊性が増長されているようです。
絵画は、世界を単に切り取るのではなくアーティストと世界の独自な繋がりを見せるものです。そこには、作り手を超えて現れる解釈不能で魅力的なイメージがあり、それが作品の質を高めることもあります。
6月29日から7月9日まで池田高弘さん(美術学科07卒)の個展が行われました。
チョコレートパウダーをメディウムに混ぜ顔料として使うことで、視覚体験である絵画から味覚の体験を視覚的に行なおうとしているのがこのアーティストの試みです。
ドロッピング技法や小さな円のドット描写、等間隔のラインや模様などはスイーツのデコレーションからの引用であり、抽象絵画からではありません。スイーツの制作にあたりそのデザインの視覚体験が即座に味覚体験に変換できるように、スイーツ制作者はそのためのいろいろ工夫が行われています。池田さんはその視覚体験を絵画として再構構成しています。
作品の細部を見てみます。画面からこんもりと浮き出たイメージから観者が触りたくなるような気分になります。レリーフは触覚の機能を揺さぶり(例えば壁にある凹凸には触れたくなる気分)身体感覚へと広がり味覚の機能も働きだすと思います。
明星さんはある一定の地域でねぎ調査を行い、それを写真と地図等を使用し作品として発表してこられました。今回は展覧会期間中にレクチャー「境界線上の“ねぎ地図”的考察」も行なわれました。
作品は、印画紙ロール幅110センチを使用し、プランターに栽培してあるねぎを撮影しそれを印画紙に焼き付け、筒状に構成し内側からライトを忍ばせ灯籠のようなものに見える作品が展示してありました。
「ねぎ地図とは何だろう」考える学生もいると思いますので簡単に説明します。時々、自宅前になにげにプランターに植えられたねぎを見ることがあります。観賞用でもなく食用にとも思いにくいこのねぎの存在を明星さんは、30年ほど前からアートフィールドワークとして調査を行ってきました。ある一定の地域を決めそのような場面を写真で記録し、その調査した地域の地図とともに展示していました。そのような制作形態から、一般の人たちの日常的行為「プランタンにねぎを植える」から、その背景にある物語を明星さんと地域の人たちで紡ぎ出す作業を続けておられます。