皆さんこんにちは!
今回は、大阪芸術大学図書館からの投稿ブログです!
図書館はあなたの好きな場所ですか。
むしょうに本が読みたくなった時や、何となく疲れたかなって時、ボクは図書館に行くことにしています。
閲覧室の一角(そこはボクの好きな場所)に座って、のんびり風景写真や好きな画集をめくっていると、しだいに心が落ち着いてきます。
あなたもそんな場所がありますか?
どんな場所でもいいんです。好きなことに集中できるっていうか、アイデアがひらめいたり、もやもやとした考えがひとつにまとまったり…。なあーんか、ほっとできる場所。
今、世界はさまざまな問題を抱えながら、巨大な情報体が何であるかを探るように絶えず拡がり、変容し続けているようにボクには見えます。よりよく生きるためにはどう進んでいけばいいのだろう。混沌とする世界の入り口に立つボクたちに、未知への探求心は失わないで!って、エールを送ってくれている場所。それが芸大の図書館です。
1ミリずつ、近づいてくる。 新時代の図書館は、「本を読む・借りる」、「何かを調べる」ところといった、これまで誰もが図書館に対して持っているイメージを完全に超えています。百聞は一見に如かず!芸大図書館に一歩入ると、”読書抜き”でも、図書館が楽しめます。
たとえば、閲覧室。日本の伝統工芸を現代の生活の中で楽しく使ってもらおうと学生がデザインした、竹素材の鞄や椅子が展示されていたり(思わずボクは、座っちゃってました)、学習室に隣接する壁には院生が撮った、闇に浮かび上がるトンネルの写真が掛けられていたりと(抑制されたモノクロームの世界に吸い込まれそうになりました)、学科や専門は違っても芸術を学ぶ同志として、大いにボクは刺激を受けています。
図書館が本の提供だけに終わらず、学生と図書館を結びつけるために「学科のおすすめ図書」やカテゴリー検索、貴重資料の紹介など、いろいろ工夫を重ねていることがわかります。どうですか、図書館が少しずつボクたち利用者に近づいているような印象をもちませんか。
こんなHome madeな図書館を学生の視点から提案する人がいました。様々なジャンルのデザインを手がける近澤優衣さん。彼女は今年3月に本学の博士課程(前期)芸術制作デザイン領域を修了しましたが、在学中から、図書館と学生のコミュニケーションを図るには、どういうアプローチをしたらいいかを考えていたらしく、そこからコミュニケーション自体をデザインにするという発想が生まれました。発想はやがて、修了制作の作品となり、
「図書館で、できること。 図書館が、できること。」- 大学図書館と学生のための双方向からのコミュニケーションデザイン – と題して学内外で発表した後、現在、図書館で展示しています。

図書館をモチーフにした展示は珍しく、デザインを学ぶ人をはじめ、図書館の仕事に就きたいと思っている人、もちろんボクのように本が好きな人など、多くの人に見てもらいたい、イチ押し!の内容になっています。が、どうしても見に来られない人のために、一部ですがここに紹介します。

近澤さん手作りの白い箱たち。新着図書を並べるもよし、芸大生が作ったオリジナルの作品を展示するもよし。実用的であるとともに、この箱が図書館員と利用者をつなぐコミュニケーション・ツールになることをねらいにしているそうです。

館内の案内(ピクトグラム)やお知らせも、伝える側の気持ちがこもったデザインになっています。思わず足をとめて、じっと見入っている学生が何人もいました。

ルービック・キューブを思わせる「SIGN BOX」。ポップなデザインで親しみが持てます。

近澤さんは、きっと図書館が好きなんだと思います。彼女が作った数々のデザインには芸大図書館への希望が素直に表現されていて、ボクにも何か図書館でできるんじゃないかってやる気が湧き上がってきます。
さる文化人が、図書館は大学の心臓部だと書いていましたが、そんなに堅苦しくなくても、近澤さんがデザインで表現したように、芸大図書館が人と人をつなぐ、うるおいのある場所になったらいいなと思います。そして、知性や感性を磨くためのヒントになる情報をこれからも発信し続けてほしいです。

図書館で、できること。 図書館が、できること。近澤さんの他にも、この思いをカタチにしようと集まった学生たちがいます。図書館サークル「LIBRARY DESIGN LAB.」のメンバーです。彼らの活動はまたいつか取り上げさせてもらいますが、図書館からのメッセージを館員の皆さんに代わってあなたに伝えます。
–情報の宝庫である図書館で「未知」を「既知」にしてください。芸大図書館はあなたの学びや創造力の素をこれからも提供していきます。–
もし、何をどう学んでいけばいいのかわからない時、こころが迷子になった時、図書館で過ごしてみてはどうでしょう。コミュニケーションのとり方なんて、考えているより図書館で夢を見つけてみようじゃないですか。
近澤優衣 Works
・ 『大阪芸術大学図書館利用案内』デザイン
・ 『やさしく読める図書館利用案内』デザイン 製作・著作:近畿視覚障害者情報サービス 研究協議会LLブック特別研究グループ・LL編集委員会
・ 富田林市「大阪金剛簾プロジェクト すだれ×アート」(2010年8月,2011年2月) ポスター・チラシデザイン
・ 障害者施設「四天王寺さんめい苑」イベント ポスター・パンフレットデザイン多数 他
※ 今回展示した作品は、「図書館総合展2011 ポスターセッション」
(於)パシフィコ横浜 に出展する予定です。
過去の図書館総合展 ポスターセッション出展作品は、コチラ→
写真2 – 7 撮影: 三田 周(写真学科2回生)
近澤 優衣 Chikazawa Yui デザイン制作展
2011年9月30日(金)- 11月12日(土)
(於)大阪芸術大学図書館2階閲覧室

会場に入った途端、奇妙な緊張感に襲われました。井上さんの作品は青い白を基調とした背景と、それに吸い込まれそうな同色の少女、その少女と寄り添うようにあるいは少女の体を乗っ取るように動物や昆虫が描かれています。はじめに受けた奇妙な緊張感とは、イメージの背景にある青みを帯びた白と何かに凍り付いたように見える少女が目に入ったからだと思います。
横を向いて座る少女と毅然として前を見つめる鹿では構成と描き方に大きな違いが見られます。まず、少女の座った状態と鹿の立ち姿の組み合わせは日常的なポーズの構成ではありません。何か明確な意志を観者に伝える為このようになっていると思われます。また、鹿は細かい描写を丹念に重ねています。しかし少女の服は白っぽく背景にとけ込むように描かれ、皮膚も青白く生気を感ずることはできません。また、画面中央に占める髪の黒さが彼女の頭部や身体から遊離し、それに鹿の体の一部を隠すことで、何か得体の知れない物体に感じます。
少女の無彩色の部分と有彩色の鹿の比較により、私たちには鹿のイメージの強さを感じ、背景と同色の少女には弱さを感じます。
しかし、それ以上にこの不自然なポーズ、少女と鹿の双方が、無関係のまま同じ空間にあるように感じます。どこからか切り取られた二つのイメージを張り合わされたコラージュ作品のように。作品からは、少女と鹿は折り合わない存在として私には見え、それが現代社会に生きる人間の様にも感じました。
また、折り合わないだけでなく、自然、動物、昆虫、植物など、私にとって親しみ深いものが実は他者であり無関係に存在するものです。その悲しみを、少女の描写から窺い知れたと思います。
キャンパス内では明日から開催される学園祭の準備が始まっています。
さて、今週の大阪芸大テレビ。
「美の刻・時空を越えて」と題したアートパフォーマンスでは、宇治川に浮かべられた舞台舟や源氏物語ミュージアムで、舞台芸術学科の学生らによって、大阪芸術大学オリジナルミュージカル「御時幻影」がダイジェストで上演されました。源氏物語誕生千年を記念して制作されたこの「御時幻影」。劇場ではなく、船の上でのパフォーマンスは新鮮さがあり、衣装も宇治の雰囲気にピッタリでした。
第1部では、放送学科アナウンスコースの学生らを中心に、詩の群読や舞台仕立ての朗読劇などが行われました。
最後にお伝えするのが、大阪芸大グループで活躍する学生たちをご紹介する「キラリ☆芸大生」のコーナーです。
今回のゲストは、先週に引き続き大阪芸術大学「写真学科」ご出身のフォトグラファー「宮田昌彦さん」です!
今週は、プロフィールで紹介しました宮田さんがお出しになられた写真集「刀匠 河内國平という生き方」が出来るまでのお話しを詳しくしていただきます!そして、宮田さんは大阪の夏の風物詩とも言える「岸和田だんじり」の撮影もされているんです!どちらの撮影も今日明日で出来るものでは無く、現場に何度も何度も足を運んでお互いの信頼関係を築かなければ始まらないのだそうです。
そこで、先週と今週の2週に渡って「大阪芸術大学」の学園祭にスポットを当てました!「大阪芸術大学 学生自治会 学園祭実行委員会」の広報局局長「西谷紬さん」と、一般企画局OBの「白髪翔太」くんにお越しいただいて、学園祭の見どころをたっぷり紹介していただきます!
今日は、ゲストにお越しいただきましたフォトグラファーの宮田昌彦さんがお撮りになられた写真集「刀匠 河内國平という生き方」を3名様にさしあげます!今回、この写真集に宮田さんのサインと、さらには河内國平さんからも一冊ずつそれぞれにお言葉とサインをいただいていますので、世界に一冊だけの貴重品ですよ!
今回、金属工芸コース3回生の長谷川組18名と、グラフィック・ビジュアル・情報コース田村組24名のコラボにより、今年も実現した展示会は、2011年10月17日から22日の5日間10号館一階エレベーターホールにより行われました。


