2011年8月26日

今週の大阪芸大テレビは?

tv85000.jpgこんにちは!

8月もあと一週間ほどになりました。
まだまだ暑いですが、朝と夜は涼しくなって「もうすぐ秋が来るよー」って教えてくれている気がしますね。
大学内にも、赤とんぼが飛び始めています。セミの鳴き声も少なくなったかなーとも思います。
これからは、ツクツクボウシが鳴きはじめる季節。あの声を聞くと何か癒されますね!

 

 

tv85001.jpgさて、今週の大阪芸大テレビ。

今回まず初めは、大阪芸術大学キャラクター造形学科で行われたシンボルキャラクターコンペの話題です!
コンペは、今年度の入学生のシンボルキャラクターを決めるもので、2005年に始まり、毎年開催されています。
学科の教員による最終審査を経て優秀作品が決定されます。
選ばれた作品の表彰式が学科の授業の中で行われ、会場に集まった学生たちが見守る中、各賞の表彰が行われました。
今年度、見事グランプリに輝いたのは、小見山美波さんの作品「パレッタ」です。
グランプリに輝いた作品は、ぜひ番組でチェックしてみて下さい!

 

tv85002.jpg続いては大阪芸術大学グループの先生たちを紹介するコーナ「Teachers(ティーチャーズ)」です!
このコーナーでは、様々な芸術分野の第一線で活躍する先生方の大学での授業の様子や、アーティストとして活躍されている姿にスポットをあてます!
今回は、音楽学科教授のMALTA(マルタ)先生にスポットをあてます!
MALTA先生が演奏する曲は、音楽を心から愛する、そんな情熱がひしひしと伝わってきます!
ぜひ番組で素晴らしい演奏をチェックして下さいね!

 

tv85003.jpg最後はキャラリー展の話題です。
阪芸術大学のキャンパスには学生たちが自由に企画し展示が出来るギャラリースペースがあります。
そこでは毎週、様々な展覧会が開催されています。
今回はデザイン学科の学生達による作品展の模様をお送りします。
学生の個性溢れる素晴らしい作品ばかりです。お楽しみに!!

 

 

大阪芸大テレビは毎週金曜、深夜12:35分からサンテレビで放送中。
その他の局でも放送中です!
今回も見どころ満載、是非皆さんチェックしてくださいね!!

オンエア情報

8月26日金曜日
奈良テレビ放送 22:30から 
サンテレビジョン 24:35から
北陸朝日放送 25:20から

8月27日土曜日
テレビ和歌山 23:00から

 


2011年8月25日

大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-

こんにちは!ラジオ大阪OBC1314にて毎週木曜日に絶賛放送中の大阪芸大メディアキャンパス-開け!アートの扉-にてアシスタントを務めている加藤万梨子です!

やっと涼しくなってきたかと思ったらまたムシっとした暑さに戻ったりと、コロコロと気温が変わる日が続いていますね。みなさんこの温度差に体調を崩されたりしていませんか?今日の放送では、この残暑も吹き飛ばしてくれる様な元気なアーティストをふた組お招きしました!

 

それではさっそく今日の聴き所をご紹介させていただきます!

今回はなんと『夏の特別企画!』としまして、大阪芸大「音楽学科」ポピュラー音楽コースで学ぶアーティストをふた組お招きしてトーク祭をお送りしちゃいますよ!

rajio0826001.jpgまず一組目のアーティストは、昨年末に地上波で放送されている「大阪芸大テレビ」のオープニングテーマ曲に抜擢されたロックバンドの『FREAK!(フリーク)』です!

FREAK!はとにかく、爽やかな三人組!リスナーさんからもリクエストがとっても多いバンドでもあります!リスナーさんからの「FREAK!の曲をもっと聴きたい!」という声にお答えして、今回、ニューシングルを引っさげてやっとスタジオに来てくれました!

 

rajio0826000.jpgメディキャンでも、何度も曲をオンエアーさせていただいているので、聴いたことがある!という方も多いかもしれませんが、ボーカルのKeiさんの声とエモーショナルなサウンド、そして叙情的な歌詞が関西各地のライブハウスでたちまち噂になり、いまでは月に何本もライブを重ねるほどの人気バンドに。スタジオで、塚本先生とFREAK!の曲を聴いていると、いつも「心地良い声」と思わず言ってしまいます!とにかく一度彼等の音楽に触れてみていただきたいです!

今日の放送では、FREAK!の結成秘話から、今現在どんな活動をしているのかなどのお話をしてくれます!ファンの方も、今までの放送でお聞きいただいて気になっていたという方も必聴です!

 

 

rajio0826004.jpgさあ、そしてふた組目は、こちらもリスナーさんからのリクエストが大変多い女性ボーカリスト「knashy mood(ナッシームード)」さんです!

なんと彼女は、東京都下で最大のボーカルオーディション「meets the voice(ミーツザボイス)」で、なんと最優秀賞を獲得したというツワモノなんですよ!幼い頃からピアノを弾いていたというknashy moodさん。ピアノとボーカルのみというシンプルなスタイルでも、彼女の透き通る様な声はすぅ?っと心に沁みて来るんです。

 

rajio0826006.jpgその声の持ち主にお会いしてみたい!と思っていただけに、今回スタジオに来てくださってとても嬉しかったです。思っていた通りの可愛らしい方で、オーディションやライブて沢山のお客さんの前で堂々と歌っているにもかかわらず、今回スタジオで話すにあたってはとっても緊張されていて、収録が終わったと同時に「緊張したぁ?!」と顔を隠しておっしゃる姿に、スタジオの空気がとても和らぎました(^_^)

今日の放送では、knashy moodさんの名前の由来から、ミーツザボイスで最優秀賞を獲得された時のお話、音楽との出逢いのお話などをしてくださいます!本当に、大阪芸大の学生さんのレベルの高さを感じさせていただきました。ポピュラー音楽コースに興味があるという学生さんも必聴です!

 

今週、はトークスペシャルでお送りしますので、アートシーンウォッチングはお休みです!

rajio0826007.jpgさあそして、今日のプレゼントは今回のゲスト「knashy mood」さんからいただきました!knashy moodさんが最優秀賞を獲得したボーカルコンテスト「Meets the voice」のオムニバスアルバムを、
なんとサイン入りで一名様に差し上げます!

プレゼントの応募方法は、今日の放送でチェックしてくださいね!

さあ、今日の放送はラジオ大阪(OBC1314)にて深夜24時から1時間アート情報満載でお送りします!

もちろん、ラジオドラマ劇場「テアトル山田」のコーナーもありますので、今日の放送もぜひ聴いてくださいね!


2011年8月24日

救命講習

kyuumei001.jpgこんにちは、ゲイブロ君です!

先日大阪芸術大学で救命講習が行われました。
参加したのは大学の教員、職員、そして体育系サークルがメインの学生達です。

 

kyuumei003.jpg講習では、人口呼吸のやり方やAEDの操作方法を学びます。
AEDは大阪芸術大学キャンパス内にも設置されていますが、実際使うとなった時にすぐ使えるかは分かりません。
講習を受けることで、適切な対応が出来るようになるのです。

 

kyuumei002.jpgAEDにはいくつか種類があるそうで、電流が流れるパットが左右方向が決まっているものや、そうでないものがあるそうです。
しかし、操作方法はどれも良く似ているので、音声ガイダンスに従って操作すればだれでも使えるとのことです。
また、子供用の電流が弱いパットもあるみたいなのですが、これは大人には使えないそうなので注意しないといけなところですね!

この時期、熱中症などによりAEDを使う場面に合うかもしれません。
このときに、きちんとした知識があれば助けることが出来ます。
皆さんも、救命処置について学んでみてはいかかでしょうか?


2011年8月22日

Worldmaking Exhibition of 5 versions 2kw gallery

world000.jpg  7月11日から23日までグループ展が行われました。その参加者に田中秀介さん(美術学科09卒)、中川雅文さん(美術学科97卒)、梅原彩香さん(美術学科09卒)、奈良田晃治さん(美術学科09卒)が参加されていました。

 

world001.jpg 今回は奈良田さんの作品を見ます。雑木林を小高いところから見下ろしたようなアングルで描かれた風景画には、少し奇妙な印象を受けます。それは、画面を構成している樹木とそれ以外の空間に際立った特徴があるからです。樹木とそれを取り囲む空間は一般的には異なる質を有しています。

world002.jpg樹木は物質であり、それを取り囲むものはその物質が存在しないということでの空です。風景絵画は、そのように認識され描かれる場合もありますが、その物質と空間の質をどのように捕らえ画面に構築していくかは一人一人のアーティストのテーマとなる場合も多いのです。

 
world003.jpg奈良田さんの作品は、画面上部に赤茶色を基調とした暗い色彩が施され、中央から下の空間は、青から白に近い色により鈍いながら明るい色調で構成されています。樹木は暗く空間は明るく描くことで、イメージと空間(図と地)の関係が反転します。物質としての樹木は空間のように平坦で安定し画面奥に引き下がり、イメージを支えるべき空間は、あたかも物質のように画面より手前に感じます。これがこの作品に奇妙さを感じさせた技法です。さらに作品に目を近づけると樹木は平面的筆使いを行い、空間には短い筆致で運動を感じるように描かれています。筆の静動においても動的空間と静的イメージの対応で、この作品の特殊性が増長されているようです。
 

world004.jpg絵画は、世界を単に切り取るのではなくアーティストと世界の独自な繋がりを見せるものです。そこには、作り手を超えて現れる解釈不能で魅力的なイメージがあり、それが作品の質を高めることもあります。

報告 加藤隆明教養課程講師 協力 芸術計画学科研究室

 


2011年8月21日

池田高弘個展 2kw gallery

ikrda000.jpg6月29日から7月9日まで池田高弘さん(美術学科07卒)の個展が行われました。
今回は平面のみに絞った作品になっていました。前回同様、チョコレートパウダーを顔料に使用し、市販の絵具と併用し制作に用いられていました。

 

 

ikrda001.jpgチョコレートパウダーをメディウムに混ぜ顔料として使うことで、視覚体験である絵画から味覚の体験を視覚的に行なおうとしているのがこのアーティストの試みです。

 

ikrda002.jpgドロッピング技法や小さな円のドット描写、等間隔のラインや模様などはスイーツのデコレーションからの引用であり、抽象絵画からではありません。スイーツの制作にあたりそのデザインの視覚体験が即座に味覚体験に変換できるように、スイーツ制作者はそのためのいろいろ工夫が行われています。池田さんはその視覚体験を絵画として再構構成しています。

 

 

作品の細部を見てみます。画面からこんもりと浮き出たイメージから観者が触りたくなるような気分になります。レリーフは触覚の機能を揺さぶり(例えば壁にある凹凸には触れたくなる気分)身体感覚へと広がり味覚の機能も働きだすと思います。
作品の色調は一様に鈍く抑えられています。アーティストは数多くのチョコレートスイーツを検証してのこのような色調を選択しているのでしょう。
日常品を芸術に主題として取り入れたポップアーティスト達がいますが、スイーツ文化がポップカルチャー的要素を内包しているのかもしれません。

 

報告 加藤隆明教養課程講師  協力 芸術計画学科研究室