2008年3月14日

いつも一歩上を目指して・・・ ?OVER OVER?

OVER OVER 赤土浩介 展

OVER OVER 赤土浩介 展

OVER OVER 赤土浩介 展

OVER OVER 赤土浩介 展

OVER OVER 赤土浩介 展

OVER OVER 赤土浩介 展

OVER OVER 赤土浩介 展

OVER OVER 赤土浩介 展

西天満のGallery wks.で、315日(土)まで開催中のOVER OVER 赤土浩介展 ?SHAKUDO kosuke exhibition?」に行ってきました。

1975年生まれの赤土さんは短期大学部デザイン美術学科から本学・美術学科に編入した後、大学院芸術制作研究科を2000年に修了されました。その後、短期大学部の副手をしながら本学・通信教育部で教員免許を取得し、2005年からは、同志社国際中学高等学校で美術の非常勤講師を務めておられます。

今回の展覧会は、タイトルをOVER OVERに決めたところからスタートしたそうです。OVER OVERに込められた思いを赤土さんは熱く語ってくれました。
「自分の限界や目標をここまでとは、決めたくない。いつもそこから一歩上を目指して自らを超えていきたい。」そんな思いがあるそうです。

赤土さんの世界には、不思議な魅力があります。見る度に絵の印象が変わる気がします。近くで見たとき、遠くから見たとき、また見る角度によって、新たな発見もあったりします。最初は、シンボリックに感じる☆型や淡くきれいな色彩に目が奪われがちですが、じっくり見ていると色んな形や色を重ねた深い色彩が心に沁み込んで来ます。見ていてあきない、見ているほどにだんだん愛着が湧いてきて好きになる。そんな魅力の作品たちです。

 

アクリル絵具で色を重ねた上にパステルで自由に描かれたライン、そのせいもあってか「とても楽しく自由に描かれている印象を受けます。まるで、自分探しをしながら描いているような・・・」そんな感想も聞こえてきました。「カッコイイ!」と言っていた若者もいました。

赤土さんは、短期大学部のときは平面を、本学美術学科・大学院時代は立体やインスタレーションでの発表を行っておられました。その後、また平面での制作を始められたことについて、その思いを聞いてみました。
「平面は二次元の世界なので、三次元の立体の方がより色々な表現ができるのではないかと思い、立体に取り組んでみました。しかしその中で、立体だと大きなものを表現するには大きく作成しなければなりませんが、平面だと小さな画面でも大きなものを表現できるので、平面での方が自分としての表現の可能性が大きいことに気が付きました。」

 

Gallery wksは、西天満のマンションの11階にありますが、部屋を出ると右側からはHEPFIVEの赤い観覧車が見え、左側からは中央公会堂を眺めることができます。そんな景色も楽しみながら是非、皆さんもOVER OVER赤土浩介展足を運び、赤土さんの暖かくも不思議な世界観をじっくり堪能してください。

OVER OVER 赤土浩介展
?SHAKUDO kosuke exhibition?
 3月3日(月)→315日(土)
 11:00
19:00
 日曜休廊/土曜・最終日は17:00まで

Gallery wks.
http://www.sky.sannet.ne.jp/works/

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2008年3月13日

日仏交流150周年記念 スペシャルイベント

日仏交流150周年記念 スペシャルイベント
去る34日、『日仏交流150周年記念・京都パリ姉妹都市盟約締結50周年記念スペシャルイベント』がフランスのルーヴル美術館で催されました。
このイベントに招待されていた舞台芸術学科の一行が37日、無事帰国いたしました。

日仏交流150周年記念 スペシャルイベント

このイベントは『ルーヴル美術館における「京都・大阪」関西の伝統美』と題されたもので、人形浄瑠璃文楽が披露されたり、「風神雷神図屏風」をはじめとする国宝や重要文化財などの展示の他、日本料理人、神田川俊郎氏プロデュースによるビッフェも企画された日本の芸術と関西の文化も触れることができる画期的な催しだったようです。

日仏交流150周年記念 スペシャルイベント
ナポレオンホールでは、京都の着物や帯の展示、文楽人形や三味線の展示の他、裏千家による茶道の実演や、リュート奏者のコンサートがあったり、日本の焼酎によるスペシャルカクテルを飲むことができたりと、盛りだくさんな企画の中、大阪芸術大学・舞台芸術学科舞踊コースよるバレエ「Harmonic Garden」も披露されました。
[構成・振付:堀内 充先生、衣裳デザイン:倉岡 智一先生]

国と国とを繋ぐ国際的なイベントに招かれ、芸術や文化の拠点ルーヴルでバレエを披露できるとはなんとも名誉なことです。10名の舞踊生たちも非常に良い経験になったことだろうと思います。

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2008年3月12日

オーディション開催!

伴奏要員オーディション

伴奏要員オーディション

伴奏要員オーディション

ここ最近すっかり暖かくなり、日中過ごしやすくなりましたね。この冬はここ大阪でもよく雪が降りました。

さて、今日は芸術劇場の舞台に設置されたピアノを使用して昨日行われた「伴奏要員オーディション」の様子をご紹介しましょう。伴奏要員とは、本学の音楽系2学科(音楽・演奏)、大学院の授業でピアノ伴奏を担当する方のことです。オーディションは「初見視奏 ?歌唱にあわせた演奏?指揮にあわせた演奏?面接」という流れで行われていました。歌唱も指揮も実際に本学の教授が担当しています。学内でのオーディションでありながらも、一般的な試験と同様の緊張感が終始漂っていました。

毎年、このような形で伴奏要員が選ばれているとは全く知りませんでした。卒業後、学生時代に自分たちがお世話になった伴奏要員になり、後輩へ恩返しをするようなこの仕組み、とてもいいですよね。今後も是非、続けてほしい取り組みです。

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2008年3月11日

「アジカン」のCDジャケット

先日、ふと見たTV番組のエンタメ情報コーナーで「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の新曲について紹介されていました。その情報では、本学芸術学部デザイン学科出身の中村佑介さんが今回も関わったとのこと。

中村佑介さんは、ずっと「アジカン」のCDジャケットの制作を手掛けています。今回のジャケットデザインももちろんですが、近日中に発売される「映像作品集4巻」中の中澤一登監督によるアニメーションクリップは、中村佑介さんによるジャケットイラストが随所に散りばめられた注目作らしいのです。とても話題になっているとか。
あのノスタルジックでカラフルな色使いの中村佑介さんのイラストが動画となって観られるなんて!きっとすごくキレイな作品に違いありません!観たぁーい!

そうそう、話は少し変わりますが、一昨年のことです、たまたま立ち寄った本屋さんの棚に並んでいた一冊の本に目が留まったことがありました。早速手に取り、真っ先に表紙裏を見ました。そう!私が気になったのは本の内容ではなく(失礼)、「表紙デザイン」。
やっぱり!そこには、『装画・中村佑介』の文字が。。。!(ちなみにその本を紹介すると『夜は短し歩けよ乙女森見登美彦著です。第20回山本周五郎賞受賞・2007年本屋大賞2位の素晴らしい著書です。) 中村佑介さんは、この他にも赤川次郎の「改版ベストセレクション」のシリーズ(角川文庫)などの表紙デザインもされています。

素直に嬉しいです。本学出身のOBの皆さんが活躍をしている姿を観たり、作品を目にしたり、話を聞いたりすると本当に嬉しいです!
他には、こんな事もありました。ある日雑貨屋に行った時、何気なくキャラクターコーナーを見ていたら。。。そこで、またもや発見!本学芸術学部デザイン学科出身の立本倫子さん(コロボックル)のあのかわいい絵本『アニーのちいさな汽車』をモチーフにデザインされたクリアケースがそこに並べられていたのです。
(もちろん迷わず買いました。でもまだ使わず大切に置いています。)

本学出身のOBの皆さんが、造形やメディア、音楽といった分野やそのほかのいろいろな分野で活躍している。そんな姿に触れる時、とても嬉しくて、感激します。
そして、届くかどうかは別として、本当に心の底からエールを送ります。
皆さん頑張ってください!!

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2008年3月10日

大阪芸術大学 第29回オペラ公演 『魔笛』

先週土曜日、アルカイックホールで行われた「大阪芸術大学 第29回 オペラ公演 -魔笛-」。

今回のブログは、大学院・芸術制作専攻(器楽)の矢野実加さんからこのオペラ公演の感想を投稿いただきました。

矢野さんは、3月2日のブログで紹介いたしました「音楽の花束」という大学院・1年次生のコンサートに出演されていた方です。
投稿、どうもありがとうございました。

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第29回オペラ公演 「魔笛」

行ってきました「魔笛」!!
毎年3月に行われている学外オペラ公演ですが、今年は舞台芸術学科の協力を得て、例年とは一味違う舞台に仕上がっていました。

何より驚かされたのが、王子タミーノを襲う「大蛇」!!一般的には巨大なかぶりもの()で登場しますが、今回は舞台芸術学科舞踊コースの三名が銀の全身タイツでクルクルと激しく舞う事によって表現されていました。色んなアプローチの仕方があるんだな、と目からウロコでした!

タミーノの魔笛の音で集まってきた動物達も舞踊コースの四名で演じられ、洗練された印象を受けました。そして「魔笛」はジングシュピール(歌芝居)なので曲間では演劇の要素もありますが、今年度はコミカルなキャラクター性がよく引き出されていてとても楽しめました。特にモノスタトスの手下が生き生きとしていてよかったです
セットの美しさもすばらしく、夜の女王の登場では舞台上方から舞台下方のオーケストラピットの内部までが星のきらめきに包まれ、それはまさに夢の世界!!あまりの美しさにため息が出ました。

もちろん、演出だけでなく演奏もすばらしかったです。夜の女王の娘パミーナは1幕、2幕どちらも透明感のある歌声で魅力的でした。夜の女王の侍女、童子それぞれのハーモニーも美しく、パパゲーノ、タミーノをはじめとする男性陣もステキな歌声でした。合唱もまとまりがよく、出演者全員が一丸となって舞台を作り上げる姿勢には感動しました!!

音楽系学科だけではなく、他学科と協力し合えるのが大阪芸大の魅力。今後もどんなステキなイベントが行われるのか目が離せません

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