コクヨデザインアワードの説明会が本日お昼休み、学内で行われました。 2007年の応募件数は1723件だったそうで、応募数は6年連続右肩上がりです。「2005」からは海外からも応募を募っており、例年およそ1割が外国からの応募となっているそうです。 本日のお話では通常、一般には公開されない審査の様子についてもお話いただくことができました。「内緒の話」的な前フリがあると人って話にひきつけられますよね。ちょっとだけ紹介しますと、まず応募があったアイデアからグッと一気に2桁台(数字は伏せておきます)まで作品数を絞り込む過程があり、それは「社内審査」と呼ばれています。審査基準に則って審査され、既に世の中に同様の商品があるものや新しいアイデアでないもののないものなどを取り除くような作業。日ごろから商品開発に携わっている担当者による「篩い」(ふるい)をかけるわけです。その後、デザインの世界で活躍されている5人の審査員の方により約1ヶ月をかけて厳正に審査されます。(審査委員長・山中俊治氏をはじめ、佐藤ナオキ氏、柴田文江氏、水野学氏、石橋勝利氏。どの方も一流デザイナーの方々です。) エントリー:2008年4月1日→5月31日 作品提出:2008年4月1日→6月30日(当日必着) アワードの中では毎回10の提案が賞に選ばれます。これまでの6回の中で合計60の提案が出たことになりますが、コスト面や市場調査の結果から実際に商品化できる提案は少ないのだそうです。ですから、今回応募していただける方にはデザイナーとしての視点のほかに、生産者(製造する)側の視点でも十分にアイデアを追及してもらいたい、とそんなメッセージもあわせてご説明いただきました。 |