2009年1月15日

舞台芸術学科1年生 公開授業 1st-STAGE 

本日、20号館ホールでは舞台芸術学科の1年生達のファーストステージが公開授業として行われました。保護者の方らしき姿もあり、学内外の方々で会場は満席でした。
舞台芸術学科 公開授業 1年生 ファーストステージ 1st stage
全コース発表が順番に行われました。まず13:30からは演技演出コースの1年生による『走れメロスVI 2008 VERSION』でした。20号館ホールは広いステージではありませんが、その空間を有効に使って演出がなされ、メロスの行く手を阻むシーンの表情が刻々と変わります。緊張感のある初々しい舞台でした。
舞台芸術学科 公開授業 1年生 ファーストステージ 1st stage

14:10からは舞踊コースのファーストステージでした。代表の方の挨拶では「最初の頃はこのファーストステージができるかどうか大変不安でした。コースの仲間といろいろ揉めた事もありました。はじめ子供っぽかった踊りですが、小西達子先生の指導で良いものになりました。・・・」
舞台芸術学科 公開授業 1年生 ファーストステージ 1st stage
おもちゃ箱から舞踊生が次々に登場して、楽しいステージになりました。照明の効果もあり華やかなステージでした。
舞台芸術学科 公開授業 1年生 ファーストステージ 1st stage

15:30からはミュージカルコース生による『ある青春』。ダァダッ、ダダッ、ダァダッ、ダダッ・・・、リズムに乗って歌い踊るシーンもありまし、格闘シーンもありました。
舞台芸術学科 公開授業 1年生 ファーストステージ 1st stage 
色々な作品に触れる中で、時代背景や外国の国民性や習慣、衣裳の着こなしなどを学んでゆくんだなぁと思いました。技術的なことだけでなくミュージカル俳優として必要な知識や教養を様々なミュージカル作品を通じてこれからたくさん学んでいくんだなぁ、とこれからの成長を想像するのした。
舞台芸術学科 公開授業 1年生 ファーストステージ 1st stage 
表現側コースのファーストステージを支えているはもちろん舞台美術コース、舞台音響効果コース、舞台照明コースの1年生達。華やかなステージの影でコチラもガンバっていました。写真撮影を試みましたが、真っ暗でやはり何も写りませんでした。華やかな部分だけに光が当たる、それは仕方ないことかも知れませんが、制作側コースの方々の頑張る姿もしっかり見ましたよ。

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ

 


2009年1月14日

特別講義「音楽料理法 Part.II」

朝は小雨で冷たい朝となりました。お昼前に雨は止み、晴れ間もありましたが気温は上がらず寒い一日でした。今週のお天気はぐずつく日もあるようですが、センター試験のある週末はなんとか晴れて温かい日になってほしいものです。

さて本日は14号館ホールで演奏学科の特別講義が行われていました。指揮者・小松一彦先生による『音楽料理法 Part.II–演奏解釈』という講義です。ちょっと行ってみたくなる講座名です。会場に伺ったとき演奏学科4年生の鈴木貴子さんによる声楽の独唱が行われていました。
音楽料理法 小松一彦 演奏解釈
V.
ベッリーニ:「カプレーティ家とモンテッキ家」よりジュリェッタ “ああ、幾度か”
伴奏:山崎 はるか さん

独唱の後、小松先生がこの楽曲のポイントとなる部分を実際に歌ってみたりしながら細かく解説していきます。音楽音痴の私には理解できない部分の方が多かったのですが、興味深い授業であることに変わりはありませんでした。楽曲をどのように解釈してそれをどう演奏に生かせばいいのかを指導するわけですが、やはり言葉による指導部分が大きいのは言うまでもありません。微妙なニュアンスを如何に伝えるのか、という部分。これは感心するばかりでした。
音楽料理法 小松一彦 演奏解釈
ピアノ伴奏に方への指示も「・・・指先から水が滴り落ちるように(鍵盤へのタッチのニュアンス)・・・」だったり、歌に関しても「・・・そこに向かってあなたの思いを乗せていって・・・、舞い降りるように・・・」などなど、本当に「イメージの世界」です。「あなたは今、声楽をしているんだから。もっともっと感情移入して・・・」。外国語の楽曲ですので解釈には言語の壁があります。この講義では右脳を存分に使って演奏の解釈をすすめるやりとりが続きました。
緻密な音程コントロールのコツと演奏解釈に基づく感情移入のポイントなど演奏の「奥の深?い感じ」をあらためて感じた授業でした。

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ


2009年1月13日

大学院作品展(造形系) 公開審査のお知らせ

現在、学内では「大学院作品展–博士課程後期(造形系)」が開催されています。この作品展も学位(博士)を取るための公開審査が行われる予定になっています。
大学院作品展 造形系
芸坂を上がると芸術情報センター前に展示されている木の造形物がすぐ目を惹きます。以前、ブログでも紹介したことのある尾崎実哉さんの作品です。写真の左側が『天の浮橋』、右側が『さ昇り』という作品です。尾崎さんの作品は「遺物・遺跡に刻印された古代の記憶をモチーフにした木の立体造形」です。
大学院作品展 造形系
情報センターに入っても尾崎さんの作品が各所に展示されており、その作品たちに導かれるように展示ホールの会場へと入っていきます。コチラの会場には石川知さんの絵画が展示されています。石川さんの作品は「絵画における「無意識の具象化について」」という研究テーマです。どの作品も怖い夢に出てきそうな強烈なインパクトをもった作品ばかりです。写真の一番手前の作品は『天竜』という作品。
大学院作品展 造形系
それとパイプオルガン前で着々と準備が進められているのは門脇光美さんの作品です。本格的な音響と照明の設備を持ち込み、壁面に映像を映し出して舞台が制作されています。
大学院作品展 造形系
アートホールの回廊部分には写真作品と屏風のようにして制作されたグラフィックデザインが展示されています。
大学院作品展 造形系

いつもなら昭和期の日本を代表するグラフィックデザイナー早川良雄さんのタペストリーが吊られているワイヤーにも今回のために制作されたものに替えられています。門脇さんの作品は「マンネリズムの見直しを通して見出された美」というテーマに基づくもので、出来上がった舞台で身体表現(舞踊)によるパフォーマンスも含めてアートホール全体の空間が審査されます。“デザイン”という研究領域の作品発表としては特異なものになる予定です。どなたでも自由に見ることができますので皆様是非アートホールにお越しください。
大学院作品展 造形系
この3名の方の公開審査は明日114日(水)。いずれも芸術情報センターにて行われます。
門脇光美さん 13:00? (アートホール及び回廊部分)
尾崎実哉さん 13:30? (エントランス及び展示ホール)
石川知さん  14:00? (展示ホール)

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ


2009年1月10日

Pa-ssage(1月号)更新しました。

第3弾となるPa-ssage」(1月号)、更新しました。今回はついにあの方。大学院 芸術制作専攻(デザイン研究領域)中谷吉英さんのインタビューです。そう、記憶にもあたらしい昨年12月に行われた「-TEN- FINAL in図書館」の総合プロデュースを担当された人物です。
Pa-ssage 中谷吉英 千木良庄子 EartH
入試課でも大変お世話になっている中谷さん。ここ数年のキャンパス見学会など、イベントが非常に活気付いてきたのも中谷吉英さんのおかげです。秋には大阪芸術大学ブログの1周年イベントを企画してくれたのもこの方です。私、個人としては「Student of the Year 2009」を差し上げたいと思うほど、すばらしいセンスと愛嬌を備えた素敵な大学院生です。

インタビューの中では芸術学部、大学院の6年の間に企画された展覧会イベントの足跡を辿りながら、中谷吉英さんのモチベーションの秘密へ迫ります。学内、学外を問わず活躍されている中谷さんの大学生活はどんなものだったのか?皆さん興味ありますよね?
>>>中谷吉英さんがデザインされた「Cupuc」

質問の中には、Q.もし今の繋がりや経験を持ったまま、もう一度大学2年生に戻るとしたら何をやりますか?』という興味深いものもあります。そしてPa-ssageの核となる『後輩へのメッセージ』も必読です。
Pa-ssage 中谷吉英 千木良庄子 neri
前回に引き続きインタビュワーは中谷玲子さん。写真を霞末侑作さん。紙面の構成を宮崎リサさんが担当してくださいました。中谷吉英さんが大学院を修了する前にこの「Pa-ssage」企画で取り上げてもらえることができて本当に良かったです。制作担当のEartHの皆さんどうもありがとうございます。
>>>Web
マガジン「Pa-ssage」は「受験生のための情報サイト」からご覧ください。
Pa-ssage 中谷吉英 千木良庄子 neri

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ

 


2009年1月9日

UTADAMA

本日14号館ホールにて、冬の寒さを吹っ飛ばすホットなコンサート「第二回UTADAMAコンサート」が開かれました。
UTADAMA もず唱平 久ぼたなお子 QU-E
UTADAMAは芸術計画学科のもず唱平先生が受け持つ「言語意味研究」の授業の一環です。この授業は学生が自ら作詞した曲を作品として完成させ、それを世間に評価してもらうまでのプロセスを学んでいます。講義受講生(約80人)の学生が作詞した中から10曲を選曲し、芸大の卒業生でプロとして活躍するデュオユニット「QU?E」とシンガーソングライターの久ぼたなお子さんが作曲を手がけています。
>>>大阪日日新聞web版(2009年1月6日付)

UTADAMAとは?言葉にはコトダマが宿り、その言葉をメロディーに乗せたとき、ウタダマが生まれる。歌詞はどんなプロセスを経て、人に感動を与えることができるのか?それを検証したい。(学生手作りのチラシより) コンサートの構成・演出、司会、照明、音響などすべて学生が行います。
UTADAMA もず唱平 久ぼたなお子 QU-E
いよいよコンサートスタート!!久ぼたなお子さんが桃色の袴姿にアコースティックギターを抱えて登場しました。高校の時に弓道をしていた影響と曲のイメージに合わせたそうです。しっとりと力強い歌声とアコースティックギターの音色が会場に響きました。やはりUTADAMAということで、受付でもらった作品集(学生の詞)をめくり、コトダマを見つつコンサートを楽しむ観客が目立ちました。再会、別れをテーマにした歌詞が切なく、袴のせいかレトロな印象を受けました。
UTADAMA もず唱平 久ぼたなお子 QU-E
次はQUーEが登場!!ユニット名はクエと読むそうです。ヴォーカルのTOMYさんのソウルフルな歌声とSASAGUさんのピアノに観客は聴き入りました。歌詞に耳を傾けると、学生の日常生活でふっと生まれた気持ちや、疑問、恋愛がテーマの歌詞は非常にリアルで、自分を偽らずストレートに表現していて、とても感動しました。
UTADAMA もず唱平 久ぼたなお子 QU-E
自ら作詞した曲を舞台に立ち表現した学生もいました。よりいっそう歌詞に込められたUTADAMAが伝わってきたように思いました。14号館ホールはあったかい雰囲気に包まれました。
>>>UTADMA blog

大阪芸術大学ホームページ
大阪芸術大学ブログトップへ