2009年2月20日

天保山へお越しください。

サントリーミュージアムでは大阪芸術大学グループの卒業・修了作品展が開催されています。今週月曜日(16日)までは大学院芸術研究科の修了作品展でした。その後、搬出搬入の作業を終え、いよいよ本日より大阪芸術大学グループ3校の卒業制作選抜展のスタートです。
芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
会場入り口はエレベーターで5階まで上がったところなのですが、作品展示は2階のエントランスのところから始まっていました。
芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
こんな風に期間限定で風景がいつもと違う感じってなんかいいですよね。

芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
夕方17時を過ぎてから会場に到着したので、混雑はなく会場全体にはゆったりした時間が流れているようでした。大阪美術専門学校の作品はブログでいくつか見ていましたが、短期大学部の作品もあわせて同時に3校分の作品が見られるのは良いチャンスです。
芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
すべての作品ではなく“選抜展”なので、ボリュームはそこまで大きくありませんが、それでもサントリーミュージアム・ギャラリーの4階・5階の2フロアを使っての展示は、急いで見て廻っても1時間はかかります。
芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
終了時間の18時までわずか時間しかなかったので、ゆっくり見ているわけには行かないのですが、ついつい見入ってしまってなかなか前に進めませんでした。

学内で行われていた卒展では「いつでも見れるから・・・」と思っていて、結局ゆっくり見ることができなかった芸術情報センターに展示されていた作品。こうして学外であらめて見ることになるとまた違って見えてきます。順路や展示の方法、天井の高さももちろん違いますので、違って見えるのは当然なのですが、“価値が上がった”ような印象があります。絵を額に入れるとさらによく見えるのと似たような感覚です。
芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
「会場に足を運ぶ」という能動的な動きも作用しているようには思いますが、いや、見る側の問題ではなく、もともと価値の高い作品ばかりです。
芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
順路の途中、短期大学部と専門学校の立体作品は海の見える展示スペースに置かれています。日が沈みかける眩しい空を取り込んでとても気持ちの良い展示空間でした。

OUA-TVも取材に来られていたそうですので、お昼間の展示会場の盛況ぶりは後日映像で見ていただけると思います。今日行って見て、少しもの寂しくなる夕方の時間帯もオススメだと思いました。展示室を一人で貸しきったように贅沢な時間を過ごすこともできましたし。それにしても、日が長くなってきたなぁ。(↓17時10分ごろの空)。
芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
同じ会場で、様々なジャンルの作品が見れるだけでもお得感があります。最後まで飽きずに鑑賞することができますよ。是非この週末、天保山へお越しください。

●大阪芸術大学グループ2008年度 卒業作品展
 芸術学部・短期大学部・大阪美術専門学校(卒業作品選抜展)
 220日〔金〕→26日〔木〕 11:0018:00
 会場:サントリミュージアム[天保山]

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2009年2月19日

梅の花

キャンパス内に咲く、山茶花(さざんか)の元気がなくなる一方で、梅の花が咲き始めました!!
冬の寒さもあと少しなんだなぁと感じさせられます。白い梅の木はキャンパスの大通りではなく、裏通りの隠れたところに咲いているので、探してみてはいかがでしょう。
学内で見つけた梅の花 

お松さんとお梅さん

満開が楽しみです

今日も寒い中、12号館下のピロティでは学生たちがダンスの練習に励んでいました。
舞台芸術学科ミュージカルコースの学生たちで、自主公演に向けての練習だそうです。
くるくる回ったり、足をあげてジャンプしたり、思いっきり踊って気持ち良さそうでした。
ダンスの練習風景、これぞ青春!!

また、文化クラブハウス付近ではサークル活動中の学生を発見。
なにやらダンボールで制作中・・・。ロボットでしょうか?
何を作っているかはサークル内の機密とのこと。
ダンボールを使って制作する学生たち

皆で集まって、わいわいがやがやと創作するのは実に楽しそうです。
あーでもない!こーでもない!と行き詰まった時は、芸大内を散歩しましょう!!
新しい発見があるはず。そして何よりネイチャーパワーに癒されますよ。
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2009年2月18日

人は支えあって生きている

数日前は4月並みの暖かさだったのに、昨日から一転、雪の舞うような寒さが戻ってきました。学内は在校生の人気も少なく、割合ひっそりしています。それでもあちらこちらで活動する在校生を目にします。入試課の窓からよく見える12号館下のピロティでは、早くも新入生歓迎祭の練習でしょうか、ダンスの練習が続けられています。ダンスの練習は20号館のピロティ下などでも見かけることができました。寒いのに楽しそうです。若い。

この時期、学内で在校生の姿を見かけないと思ったら、学外で在校生の展覧会やらコンサートが結構たくさん企画されています。きっとそっちに行ってるんだな。今日は音楽系のイベントで、ドレミの広場の柱にあったコンサート情報をちょっとご紹介します。

●第17回 ダンツァサクソフォンアンサンブル演奏会
 227日(金) 阿倍野区民センター・小ホール
 17:30開場 18:00開演 入場無料

VERSO Clarinet Ensemble 19th Concert
 228日(土) 南港サンセットホール(ATCITM10階)
 14:30開場 15:00開演 入場無料

●フルート・オーボエ・ファゴット専攻生によるコンサート
 33日(火)) 阿倍野区民センター・小ホール
 12:30開場 13:00開演 入場無料

全てに足を運べそうにありませんが、ポスターやDMで知ると皆さん頑張っているんだなと元気をもらえます。サントリーミュージアムでは、卒業制作展(学外展)の搬入も今日から始まったようです。コチラも是非どうぞ!
●2008年度卒業制作展(卒業制作選抜展)
 220日〔金〕→226日〔木〕
 11時→18時 入場無料
 会場:サントリーミュージアム[天保山]
 (地下鉄中央線「大阪港」駅下車1番出口 徒歩5分)

今日はひっそりした学内に、ひっそりと展示されている作品をご紹介します。21号館3階の廊下に設置されている「iN.Gallery」では、『人は支えあって生きている』という作品が展示されています。
人は支えあって生きている
iN.Gallery」はもともと大学院(彫刻専攻)の方の作品を展示するスペースとして作られたものだそうで、「大学院」の「院」から「iN」を名前にしたのだそうです。

卒業制作展 阿見優介
今展示されているのは現在4年生の方の作品だそうで、卒業制作展では11号館の玄関先に展示してあった作品を制作した阿見さんのものだそうです。

円錐形に整形した木材に透明の樹脂でひとまわり大きい相似形を重ねた作品。これを樹脂の色を替えてグラデーションになるように展示しています。
人は支えあって生きている
タイトルの意味を自分なりに考えてみました。真正面からの写真ではわかりませんが、透明の樹脂の中にもうひとつ木材の円錐形の像が見えるのです。支えてくれる人はココにいたんですね。どんな人にも心の支えとなるような存在がある、それぞれが一人で生きているように見えても。そんなことを感じました。実際、阿見さんの意図は、そうなのかどうかわかりませんが・・・。

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2009年2月17日

ヨーロッパ国際セミナーに出発しました!

おとといの日曜日のこと。ヨーロッパ国際セミナーの一行が関西国際空港よりイタリア・ローマに向け出発しました。今回出発したのは大阪芸術大学、通信教育部、短期大学部の在校生32名です。
ヨーロッパ国際セミナー ミラノ工科大学 
一行は空路でローマ到着後、乗り継いでミラノへ。この国際セミナーの主な目的はミラノ工科大学でのPoliDesign協会の研修で昨日からすでに始まっています。研修は5日間予定されていて、研修の合間に観光ができるそうです。いいですねぇ、「芸術の都」での2週間。ちなにみ「芸術の都」はパリだけではありません。
ヨーロッパ国際セミナー ミラノ工科大学
一行はちょうど本日、『最後の晩餐』を見に行くのだとか。「今頃」?いや「これから」?イタリアと日本の時差は8時間。ブログを書いている今が16時ならばイタリアは朝の8時ということになります。おはようございます!

5日間の研修の後はヴェニス→フィレンツェ、再びローマというルートで観光と自主研修が予定されているそうです。ローマの観光だけでも見どころいっぱいなはず。写真を撮って「見たつもり」にならず、せっかくなのでスケッチするなんてのもいいんじゃないでしょうか?本当は出発する前に『映画「ローマの休日」を全員で見る会』、なんかがあれば面白いと思います。「真実の口」のシーンなんかいいですよねぇ。日本に帰ってきたら観光の復習を兼ねて是非、是非チェックしてみてください。
帰国の予定は31日です。

●昨年の様子
→ ヨーロッパ国際セミナー報告(ミラノ編)
→ ヨーロッパ国際セミナー報告(ベニス編)
→ ヨーロッパ国際セミナー報告(フィレンツェ・ボローニャ編)
→ ヨーロッパ国際セミナー報告(ローマ編)

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2009年2月16日

卒業制作搬出

10日間におよぶ卒業制作展も学内展示は日曜日で終わってしまいました。

10日ほど前、開始日に向かって準備に追われていた学生たちが、今日は自分たちの手で搬出と後片付けに励んでいます。

多くの方に観ていただいた作品たちが、学生のもとへと帰っていきます。  作品を取り外す瞬間。

脚立に登って金具をはずしている人、抱えきれない作品を台車で運んでいる人、床面のテープを剥がしている人、それぞれの卒展が終わりました。それぞれが集まり大切な作品をそぉーっと壁際に寄せて、皆で力を合わせて展示パネルの解体をしています。皆で集まって作業をするのはこれで最後です。

パネルの解体作業の様子

 

台車で運ばれる作品

卒業制作という芸大生にとっての大イベント。一から立ち上げ華々しく幕を開け、自分たちで閉じていく。この時期にやった事、あった事、作品、きっと将来一人一人のどこかに刻み込まれて残っていくことでしょう。

 

 トラックにパネルを運び出す学生たち。

 

また、所をかえてサントリーミュージアムという大舞台を飾る作品たちは観に来られた方に何かを語りかけることでしょう。

学内展示を見逃した方はぜひサントリーミュージアムにお越し下さい。

この後、大阪芸術大学グループ2008年度卒業・修了作品展(学外展)が開催されます!!

 

大阪芸術大学グループ2008年度卒業・修了作品展

芸術学部/短期大学部/大阪美術専門学校(卒業選抜作品展)

/20(金)?2/26(木)

サントリーミュージアム[天保山]

11時?18時 入場無料です。

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